近本は盗塁王か?
そもそもの話:
(中司)新聞にセリーグの個人タイトルが載っています。
(菅原)Wikipediaによると、1967年、赤手袋の柴田勲の盗塁は70!大谷も顔色なし。
(下村)小生、野球中継はまったく見ませんが「球辞苑」という番組はよく見ています。素人にはこれがとても面白い。この番組によると野球選手は頭が良くないと務まらないということがよくわかります。対戦相手の全選手のクセやどのような時にどのような動きをするかなどを記憶する力、相手の心理状態を読み取る推理力など。 囲碁や将棋の棋士は対戦したときの布石などをすべて覚えていると聞きますが、これとまったく同じなのですね。
昨日は大谷の完敗、ダルビッシュの完勝でしたが、ニュースでも紹介されていた通り、ダルビッシュは投球ごとに投げる球種はもちろん、間合いの取り方、球速の緩急などありとあらゆることに頭脳を巡らせて投球していたとのことです。
過去の「球辞苑」によると、例えば3ボール・2トライクでフルカウントになったときにどのような球を投げるか。対する打者の過去のフルカウント時の対応を思い起こして球種や球速を決めていると。「球辞苑」ではこれをキャッチャー場合、併殺を狙う場合のショートやセカンドの場合、併殺されそうになった選手の場合など各球団の各選手のノウハウが披露されており、過去の数値データとつき合わせながら紹介されています。もっとも企業秘密的なこともありますから、すべての手の内を晒すようなしゃべりはないでしょうが・・・。
因みにかつて100mを10秒台で走る陸上選手をピンチランナーに起用したことがありましたが、ある解説者は早く走れるだけではダメだ、陸上競技は「用意、スタート」のシグナルがあるからスタートを切るのは簡単、野球では投手のクセや投球フォームなどを頭に入れて自分でスタート時点を決めなくてはならないから難しさがまったく違うと。野球も奥が深いですね。
(保屋野)貴兄から野球談議が聞けるとは・・・幅広い関心に感心。盗塁に関して、改めてネットで調べました。メジャーでは、リッキー・ヘンダーソンが1406でトップ(シーズンでは130で2位。1位は1887年ニコルの138)日本では福本の1065がトップ(シーズンでも106とトップ)
日本のプロ野球は、盗塁はもちろんですが、ホームランも少なく、非力なバッターが目立ちます。大昔の、西鉄「豊田・大下・中西」、巨人「王・長嶋」、阪神「バース・掛布」の時代が懐かしい。このままだと、第二の(魅力ない)「男子ゴルフ」となってしまうのでは。なお、シモさんの「100m10秒台の選手」とは飯島のことだと思いますが、確かに100mを10秒で走る彼が成功しなかったのが不思議です。
(安田)近本以前の盗塁王最低盗塁数は、
大リーグの昨年辺りの規約変更も盗塁数の増加に関係していると、数カ月前にテレビで解説を見た記憶があります。ピッチャーが投球までの15秒以内のピッチロック、牽制球は2回まで、それと塁ベースのサイズが少し大きくなったこと。この3つ共にランナーには有利に働いているようです。
塁ベースのサイズが大きくなれば、塁間の距離も若干とは言え短くなる上に、塁に身体が触れる面積も広くなるので走りやすいのでは・・。イチロー選手が現在大リーグで活躍していたら、多分、大谷選手にシーズン盗塁数の日本人記録は破られず、もっと記録を延ばせたのではとも思います。
田中一村という画家のこと (普通部OB 船津於菟彦)
千葉市立美術館が開館15周年記念 特別展 田中一村 新たなる全貌」 2010年8月21日[土] – 9月26日[日]を見て凄い画家いるもんだと思い強い印象を受
田中 一村(たなか いっそん、1908年7月22日 – 1977年9月11日)は、栃木県栃木にて木彫家の父田中稲邨の
父は彫刻家の田中彌吉(号は稲村)。若くして南画(水墨画)に才
1926年 – 東京市港区の芝中学校を卒業し東京美術学校(現・東京芸術大
• 1931年 – それまで描いていた南画と訣別。自らの心のままに描いた日本画『
• 1938年 – 親戚の川村幾三を頼って、千葉県の千葉寺町に移る。
• 1947年 – 『白い花』が川端龍子主催の第19回青龍社展に入選。この時、初
支援者から依頼を承ければお寺の天井画とか襖絵に情熱を注ぎ描き
昭和33年(1958)12月、50歳の一村は、姉喜美子と別れ
自らの覚悟の甘さを認識することになった一村は、昭和36年(1
生涯を賭して何の悔いもない制作をなし得た満足と自負が、一村が
一村は孤高な人で生涯掛けて自らの画風を次々求め続け、54歳で染色工場で働き、繪の材料や高級な画材-絵具-などを購入して「魂の絵画」描き、戦時は
今回の大回顧展は神童と称された7〜8歳の時の絵から晩年の繪ま
エーガ愛好会 (285)ガンズ・アンド・キラーズ (34 小泉幾多郎)
新聞TV案内10月9日(水)BS12欄に、「ガンズ・アンド・
開巻すると現在は妻ルース(クリーク・ヌッペ)と娘ブルック(ラ
ラ・アームストロング)と共に雑貨店を営みながら平穏な暮らしを
20年後穏やかな暮らしをしているブリッグス一家へそのジェームズ・マカリス
コルトンは娘に自分の過去を語り、娘は過去と自分自身の
り深くする。最終対決では、ジェームズと彼の手下たちが、ブルッ
最新の西部劇としての特色は何かあるか。冒頭の銃撃戦、最後の決
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ニコラス・ケイジ のことです
カリフォルニア州ロングビーチ生まれ。父オーガスト・コッポラはイタリア系で大学教授兼作家、母ジョイ・フォーゲルザングはドイツ系のバレエ・ダンサー。兄(マーク・コッポラ、クリストファー・コッポラ)がおり、クリストファーは映画監督をしている。父方の祖父は作曲家のカーマイン・コッポラ、祖母は女優のイタリア・ペニーニ。叔父に映画監督のフランシス・フォード・コッポラ、叔母に女優のタリア・シャイア、いとこにソフィア・コッポラ、ロマン・コッポラがいる。
ビバリーヒルズ高校中退。日本語学校に通っていた経験があるため、日本語がある程度話せる。映画でもしばしば披露する他、来日時には日本語で挨拶することもある。
日本人プレイヤーの活躍がうれしいです (44 安田耕太郎)
先日のドジャーズvsパドレス戦、日本人投手2人(ダルは半分ペルシャ人ですが)
さて、次は明後日からナ・リーグの優勝決定シリーズ、
(船津)菅原さん
麻薬の売人とは良く言ってくれた。何やら眼がぎらぎらしていて近
ワールドシリーズみたさに就職先をきめたOBから (36 大塚文雄)
今10月12日の昼前です。
つい先ほどまでテレビに釘付けで、Los Angeles Dodgers(以下「Dodgers」)がショナルリーグチャンピオンシップシリーズに進出するのを観戦していました。次の相手はNew York Mets(以下「Mets」)です。勝った方がWorld Series出場です。7戦4勝先取方式、日本時間の試合予定は10月/14,15,17,18,19,21,22です。大谷選手がいるDodgersに勝って欲しい思いと、長年のファンであるMetsに勝って欲しい思いが交錯していて、しばらくの間、落ち着かない気持ちの日々が続きます。
野球少年だった僕の夢は「大人になったらWorld Seriesを見に行く」ことでした。「英語でタンカを切れる人を求む」という求人広告を出したことがあるソニーの新卒募集に応募し、首尾よく採用されました。1961年4月入社式で覚えているのは、「これでアメリカに行く近道に立った」という思いです。当時の日本は外貨規制が厳しくて、個人の海外観光旅行は論外でした。
1967年夏にソニーアメリカに赴任し、当時としては長い7年間をニューヨークで過ごしました。New York Yankees球場に近いところに住みたかったけれど、職場に遠いので、Mets球場まで電車で10分の安アパートに住むことにしました。GiantsとDodgersがカルフォルニアに移ったためにYankeesだけの寂しくなったNew York市の反対側にMets球団が1962年に創設さていました。初年度勝率2割5分という超弱小球団で、その後も万年下位に低迷です。しかし、何度もShea Stadiumに通っているあいだにいつしかファンになり、”Let’s go Mets”に声を合わせるようになりました。創設8年目の1969年の前半もこれまで通りでした。ところが、夏場にトム・シーバー、クーズマン、ノーラン・ライアンを中心とする投手陣が強力になり、あれよあれよという間にトップに躍り出て、そのままリーグ優勝をしてしまいました。創立8年後の快挙で、”Miracle Mets”がファンの合言葉がになりました。
(注)「思いもしないことが起きた」というMiracleであり、「奇跡を起こした」というMiracleではありません。
ワールドシリーズではボルティモア・オリオールズを4勝1敗で破り、創立初のChampionになってしまいました。右翼手ロン・スオボダの超ダイビングキャッチに代表されるいくつものMiracle playがあり、”Miraclle Mets”が広く認識されるようになりました。いまでは日本のテレビでも、”Miraclle Mets”と呼ばれていますが、Miracle Metsの本当の意味を知っている者にとってはこそばゆい思いです。
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参考までに、MLBのリーグ編成とPlayoffシステムを要約しておきます。
MLBのリーグ編成:MLBには全部で30チーム(球団)があり、アメリカンリーグとナショナルリーグに15チームずつ所属している。各リーグは5球団ごとの3地域に分かれています。
Playoffの仕組(両リーグ同じ):次の4ステージがあります。
1.第一ステージ:WCS(ワイルドカードシリーズ)3戦2勝先取チームが次へ。
2.第二ステージ:DS(ディビジョンシリーズ) 5戦3勝先取チームが次へ。
3.第三ステージ:LCS(リーグチャンピオンシップシリーズ) 7戦4勝先取チームがWorld Seriesに出場する。
4.第四ステージWorld Series: 両リーグのPlayoff Championが試合をして、全30球団のPlayoff Championを決める。7戦4勝先取チームが優勝。
ワクチン接種について (普通部OB 篠原幸人)
今日あたりから急に「涼しい」を通り越して「寒く」なってきました。急な気候の変動は体調を崩す原因の一つです。
皆さんの中で65歳以上の方には、コロナやインフルエンザ(以下インフと略します)の予防接種のお誘いが来ているのではないですか? しかし60歳以上で特別な疾患がある方も除くと、他の方は全て有料ですし、地域によっては65歳以上でも一部自己負担という事もあります。先日、このワクチン接種の件につきご質問を受けました。
コロナの予防接種は従来のファイザーやモデルナに加えて、新しい「レプリコン(コスタイペ)」という、多少作用機序の異なる、少量でも効果が持続するとうたっている新ワクチンも出てきました。この「レプリコン」は米国と日本の会社の共同開発ですが、まだ承認を受けたのは世界でも日本だけという新参者です。 多分、副反応が今まで強くなかった方は今回もなるべくいま迄使用したことのあるワクチンを選んで打たれたらどうでしょうか。その際に受診する予定の病院・診療所に電話して、そこではどのワクチンを使用するかを確認してください。電話で訊けるはずです。新型ワクチンのみと言われたら、もう少し待った方が良いかもしれません。この新参者は意外に効果が良いかもしれませんが。
ファイザーかモデルナを以前にも使用して「ひどい」副反応がなかった方は今回も接種をお勧めします。私も職業上、罹ったら患者さんに迷惑をかけるし、目の前の患者さんがコロナ感染者かもしれないので、当然、打つ予定です。
その際の注意事項はインフの予防接種とは十分間隔をあけることです。接種する医院でも確認することが必要ですが、私は最低2週間はあけることにしています。インフの流行が11月中頃から3月までとすると、インフの予防注射を10月末から11月初めにするとして、もう時間はあまり残されていませんね。
本、がもたらすもの
ここ数年、自分の英語に関する知見を増やそうと思い、ミステリや冒険小説に絞って、ポケットブックを原書で読み続けてきた。それなりの効果があったと見えて、本来目的としてきたとおり、ボキャブラリもだいぶ増えてきたので、ここらで少し、”名作” というかクラシックなミステリ作品を読んでみようという気になった。
ミステリの大御所、といえば英国のアガサ・クリスティだが、同時代にアメリカで活躍した作家として、それも当時米国の知的活動の中心だったニューヨークを舞台に、東部のインテリ層に愛好されたヴァン・ダインとエラリー・クインがよく知られている。クリスティの人気は抜群で、翻訳書を本屋でみないことはないが、この二人は多少マニアックな人しか読まないらしく、あまりみかけない。その程度の知識でアマゾンを探したのだが、在庫されている作品は思ったより少なく、価格もものによっては1万円クラスのものもあるのに驚いた。だが考えてみれば僕らが生まれる前に書かれた作品だから新品を探すのが大変なのはやむを得ない。こういう時は ”中古 だが 保存状況よし”、の中から何冊かを購入しているが、今回もそうして注文しておいたものの4冊目、Greek Coffin Mysery (邦題:ギリシャ棺の謎)が昨晩届いた。驚いたことに体裁がポケットブックではなく、立派な装丁の、新品といってもいいような立派な ”本” なのですっかり気に入ってしまったのだが、その目次のページを開いてさらにうなってしまった。
各章の第一文字を順に並べるとそれが本のタイトルと著者の名前になるという誠にしゃれた仕掛けで、クイーンもののいわば ”売り” でもある、”読者への挑戦” の表明が裏表紙になっている。粋なつくりである。
実はエラリー・クインというのは従兄弟同士二人の筆名で、そのことはよく知られていたが、ヴァン・ダインは実は高名な文学評論家であったハンチントン・ライトという人のペンネームで、ライトはこのことは深く秘匿していた。読者の間でもその真相が話題になっていたらしいが、ある友人が(その手法はよく覚えていないが、たしか別名で手紙を送り、返信の筆跡をライト本人との私信のものを比較した、というのだったと思うが)秘密を暴き、沈黙代としてニューヨーク第一の高級料理店でディナーをおごらせた、ということが知られている。
クイーンが代表作となった 国名シリーズ10冊の題名を***** mystery ということにして人気をあおれば、ダインは彼の12作の題名を ***** murder case として対抗した、などといった裏話も楽しい。
ただ、クインの作品はものの2ページも読めば、3年かかって稼ぎ貯めたはずのボキャブラリではとてもすまされない big words やら表現やらがでてくるし、描かれている社会現象の違いや、会話そのものの現代との違いが歴然としてくる。だから今、同じニューヨークで話されるスタイルは全く違ってしまっているはずだ(そういう意味で、僕はセリフを現代語で話し、結果として現代の発想や感覚が反映されていくという、今放映中の大河ドラマ 光る君 なんてのは作為が先走りしていて、王朝時代の雰囲気というものを反映していないと思うので、みるのをやめてしまった)。
こういうトリビアというか、ファンの間で語り継がれ愛される、いわば 作品の余韻というかそういうものは、やはりそれが形に残り手元に置かれ、その存在を物理的に感じ、いわば愛情がこもってくる、本 というメディアによっているからだと思う。映像や音響による効果は事実を的確に、客観的に伝えるという意味では本よりもはるかに優れているだろうが、いわゆる行間を読む、というような知的動作を生むことは難しい。本で書かれた文章は著者そのもののものだが、映像化される過程では第三者の感覚によってその印象は当然、変わってくるだろう。
今回はたまたま米国発の話がきっかけだが、日本でも著者や編集者の中には工夫を重ねて ”本” への動機付けをはかっている人も多いはずだ。社会のありようがすべて ”アプリ” と グーグルで片付けられるようになりつつあるいま、行間を読み、余韻を楽しむ、そういう空間は本を読む、ということからでなければ生まれてこないような気がするのだがいかがであろうか。
“白い恋人たち” 補論 (大学クラスメート 飯田武昭)
マンシーニ論のなかで、ジャイさんの言う映画音楽ベスト1 “白い恋人たち” は自分も大好きな曲です。
想うに、この曲の良さの秘密の一部は先ず、ワルツ調の3拍子で特
フランシス・レイは安田さんのリストにもあるように、映画「男と
映画「白い恋人たち」(監督ジャン・クロード・ルルー
冬季オリンピック、スキー、映画という3つのキーワードと振り返
特に「黒い稲妻」と「白銀は招くよ」の挿入曲は “白い恋人たち”とは又違ったスキーの楽しさを思い出させる名曲
冬季オリンピックはコルチナ・ダンペッツオ(イタリア、1956
(編集子)”白い小屋” へ通っていた間、大野さんのコレクションを引っ張り出しては、”黒い稲妻” を繰り返し何回も見た。この映画が封切られたのは確か僕らが3年の時。東劇で見て、みんな、当時まだ日本になかったキルティングジャケットにあこがれたものだ。この映画のヒットシーンの、ザイラーが滑りながらアコーディオンをかき鳴らす場面に興奮した37年卒の福永浩介がウクレレを持って滑ろうとして大笑いになったのも楽しかった。陽気で誰にも好かれたコースケの思い出も蘇ってくるようだ。飯田兄、Vielen Dank !