コロナ情報-船曳先輩ご投稿補足資料です (44 木村弘之亮)

船曳さんのご投稿に関して参考までにご覧ください。
20201031日フランス国立保健所の報道
 
16,157,847 実施したPCR検査数
 1,343,823 (8.3パーセント) PCR検査による陽性者数
14,814,024 (91.7パーセント) PCR検査による陰性者数
出典:フランス国立保健所」
フランスでの陽性率は8.3%です。フランスにおけるPCR検査は健康保険で100パーセント無料。
 
PCR検査を受けうる順序は、次のとおり
専門のテストセンターができていますがプライオリティは症状のでている人、医者の処方箋を持っている一人、急がない病人は後回し。以上、閑人会テカさんからの伝聞です。ただし、訳語の間違いがあれば、それは小職の責め。
 
前記の陽性者数は、無症状者数を含んでおり、又、重症患者以外の患者をも含んでいます。感染者数に関する国外報道には、この点にご留意ください。
状況は、独仏ともに類似しています。日本では、陽性率も実効再生産率も、議論されなくなったのでしょうか。
 
日本でもPCR検査を無料で受診できるようにすれば、感染者数は激増することは、必定です。新型コロナ感染症の防止のための対策と、オリンピック+国民経済政策との衡量!!!悩ましい限りです。
3月末にドイツ連邦議会は7本ほどの法律を成立させ、他方、日本国会は対策法の一部改正をしただけです。協力金等の給付は法律ではなく、事務連絡だけです。
国会議員さん頑張って!
行政法学者はじめ、法律家は何一つ内閣や知事さんに提言もしませんでした、例外は小職だけか?? 協力金やマスクを受け取りましたか?
(編集子注)上記にあるドイツでの立法については木村さんが講演されたときの資料をご送付いただいて、手元に保管してある。ご興味ある向きは木村さんあて詳細をお問い合わせいただきたい。
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(中司ー浅野三郎)
同期で テカ さん、というのは誰ですか?
(浅野ー中司)
Yumi Ono Dubois 旧名 小野ユミさんです。
日本に滞在していたフランス人と結婚してフランスで生活しています。
長いことJALパリ支店に勤務していましたけど、現在は夫婦ともリタイヤ。
在フランスは40数年になるそうです。同期のZoom会でも常連です。

”エーガ” から ”ジャズ” か?

(安田)
ジャズの聖地といわれる岩手県一関市の「ベイシー」の50周年特別番組、BSで放映されました。店主菅原正二とは長年懇意にしていて、何10回と入り浸ったところです。僕の勤めていた会社の音響製品を使用しています。

(相川) 10月初めに映画館で見ました。(アップリンク渋谷~東京劇場上映はここだけか) これも奇遇と言うのかな。
昭和にはやったジャズ喫茶、ジャズライブを未だにがんばってやっている店主菅原さんが 友人と日本のジャズ評論や演奏の歴史を語る。 由井正一と言う懐かしい名前も登場。カウントベーシーにほれ込んで店名に。店で演奏もしている。 渡辺貞夫、坂田昭の演奏もよかった。小澤征爾もジャズを語る。 ややマニアックですが、ジャズに関心ある人にはお薦めです。

(安田)映画館で観た方がKWVにおられるとは嬉しいことです。僕も渋谷で映画観ました。5年前から始まった映画作成の過程も知っています。監督も知り合いです。業界ではシーラカンスのような粋な天才と努力が合わさったような魅力的な達人です。ジャズが主ですがクラシックの造詣も半端でなくLPの所蔵も数千枚に及びます。クラシックのみ数時間聴いたこともあります。1942年生まれ。相川さんと同年齢かも。ベイシーでのショット写真お送りします。

注: 鈴木京香は仙台出身で遠くない一関市には高校時代から通っていて菅原さんとは長年の友人。


(小田)主人も早大出身者が始め、タモリ等が出入りしていた事を知っているとかで、一緒に観ました。
ずっと知らなかった”JBL”が分かりました!  娘が忘年会でipodを当て、それに小さなJBLと書いてあるスピーカーを付けて私にくれました。今は650曲位入っていて、炊飯器やお塩の入れ物の横で楽しませてくれます。ベイシーの菅原さんは”車の中では音楽は聴かない”とおっしゃいましたが、先日納品された車のCD機器は助手席の下!もうCDの時代でもなくなってきたのですね。又、使った針は、家2軒買える位とは凄いです ね!

HPのチビ太さんは、主人の話では、大学時代軽音楽部でテナーサックスを吹いており、ラジオに出たり、大橋巨泉に誉められたりしたことがあるそうです。彼もちょっと、ジャズな生き方してきたのかも?

(小泉)後藤さぶちゃん、安田さんから懐かしのSPレコード中心のメールをいただき、若き頃が思い出されます。確かにエーガではありませんが、相川さんが観たのも映画ベイシーの筈。最近は、「パバロッティ太陽の歌声」やメトロポリタンオペラの映画やらも。

何といってもレコード解説の元祖である、あらえびすの話が、レコードを論ずるなら、事始めのようなもので、懐かしい感じがいたします。小生の時代は、サブちゃんよりもレコードに目覚めたのが。少々遅れたか?SPレコードはそれほど買わないうちにLPの時代に入り。当時は高価だったこともあり、そのうちカセットテープに録音することを覚え、ラジオから録音しては、聴いておりました。当時は、FMfanとか、週刊FMなんていう音楽番組の曲名から演奏者を全て克明に時間別に記録する週刊誌が発行されていて、その曲名を切り取り、録音したカセットケースに入れて楽しんだ記憶があります。

野口久光氏と菅原正二様との関係やら、喫茶ベイシーへあれだけの有名人が通っておられるとは驚きでした。野口久光氏と菅原正二様との関係やら種々の資料も有難うございます。

(編集子)今度はジャズフリークのためのグループができるかな?相川さん、”ゆい” さんは ”油井” じゃなかったけ? 小生は本格物はあまり知らず、昔のラジオ関東の深夜番組 ”ポートヨコハマ シーサイドイン” だとかかの ”皆様のお相手をいたしますパイロットは” なんてJALの宣伝番組のポピュラーどまり。引退後数年ほど、銀座スイングの会員になったりしましたがそこまで。現在は自作の6代目のアンプ(安田くん、12AT7 のパラプッシュ、というやつをでっちあげて悦に入ってます。。。がCDプレーヤーがいかれてしまって、参っています。もう単独のマシンでは売っていないようですね)でそこそこ、やっているのが現状。

 

“グレートヒマラヤトレイル”  (41 相川正汎 44 安田耕太郎)

(相川) BSの グレート ヒマラヤ トレイルの 「カンチェンジュンガ」編 見ました。

カンチェンジュンガは ヒマラヤ山脈の(8000m級の)東端、世界3位の8586m。避暑地ダージリンの丘から撮られた写真が19C中頃ヨーロッパで広まり、世界最高峰と見られていた時代があったらしいです。

右はカンチェンジュンガ4峰。左から西峰(ヤルンカン) 主峰 中央峰 南峰。 西峰の左にカンバチェンが入ると5峰に(共に内田良平の「ヒマラヤ50峰」から無断転写させてもらいました)。

5峰のピークからなる山隗で、3峰は8500m級。全部を一望できる映像を見せるのが今回の狙い。その為には6000mのピークまで登る必要があり、雪山氷河登攀に汗をかいていました。360度カメラ やドローンを使うと 視点が広がっておもしろいです。朝焼け・夕焼けも撮れて狙いは成功。 なかなか見られない姿を 楽しめました。1955年にイギリス隊が初登頂. 神聖な山の最高点を踏むことは 遠慮したらしいです。

左端がジャヌーのたんこぶピークです。怪峰ぶりが良くわかります。

前回の ジャヌー7710mは 「怪峰」 と呼ばれる変な山。頂上部分が円筒形のように突き出た独特の形で 獅子の頭とかスフインクスとも言われるらしい。日本人の小西政継が 北壁からの初登頂、 頂上は2人立てるだけの狭さだったというのが不思議。カンチェンジュンガの一望映像でも 左端(東)に 一緒に写っていました。芸人イモトを モンブランやマナスルに登らせた貫田さんが BC班で 時々顔を出していました。彼は 新弥さんがまとめていたネパール支援のボランテイア活動のアドヴァイサーをしていた。(10年間の活動は2014年に終了) オランさんや堀川さんとも顔なじみです。歳とりましたね。

(安田)「カンチェンジュンガ」編観ました。それまでの3編も観ています。グレートヒマラヤトレイルをさらに西に進みK2まで達する番組があることを楽しみにしています。ジャヌー、ローチェ、マカルー、エヴェレスト、カンチュンジュンガ・・・・、ヒマラヤの凄さに圧倒されます。登山家・写真家の二人の行動にも魂消ます。ワンゲルの人達も行ったゴーキョ、カラパタールも登場していましたね。二人にとっては簡単な高尾山くらいの感じでした。

貫田さん本人もイモトと一緒にアイガー東南稜を頂上まで登っていました。南極の最高峰登頂も一緒でなかったかと記憶しています。いずれにしても、ドローンを駆使しての撮影は今まで見たことがない映像を提供してくれて、感嘆至極です。

KWV ワイン  (36 翠川幹夫)

KWV印の「ピノタージュ赤」は近所のスーパー「いなげや」で十数年前から買っています。
特に美味しいとは思わないが(数年前からKWV三田会の夏・冬の合宿にも持ち込んでいました)、慣れたので家では良く親しんでいます。

輸入業者は国分グループで、国分での取り扱いの切っ掛けは森田さんご自身だったそうです(数十年前の話でしょうが。)ね。

KWV 印の ジン て知ってた ?

40年来通っている床屋へ散髪に行った帰り、ほぼ3か月ぶりに旧居にいたころ通っていたバーへ顔を出した。2時間半、ほかに来客なし。ギョーカイの大変な苦境ぶりを実感。定番のジントニックなんか作ってもらってるうちに、カウンターに KWV のマークがあざやかなジンがあるのに気が付いた。南アフリカのブドウでつくった逸品だそうだ。隣に並んでいたビーフイータと比べてみて(写真ではわからないが、その瓶自体が革のベルトが巻いてあったり、大層なつくりでいかにも高価)これと比べて高いの?と聞いたら、ママいわく、”そりゃあ、もう” と。すでに自分で決めている定量は飲んでいたが、ままよとこれで作ってもらった。
酒の味を語るような資格は自分にはないが、ビーフイータやらボンベイやらスミルノフなどというなじみとは全く違った味だったことは確か。うまく表現できないが、なにかとても硬い、口の中になにかが突っ張った、というような感じ。酒の通の方のお話を聞いてみたい。
KWVというのは醸造元の名前かと思っていたが、南アフリカの言ってみれば農協みたいな団体だそうだ。国分商店、とママが言っているように、35年の森田さんが同社に勤務中KWVという販売元を発見して輸入され、それ以来、KWVのワインのほうはワンダー仲間ではよく知られるようになっている。”そりゃあもう” がいくらだったか、単価は聞き忘れたが、そんじょそこらの酒店にはないことは確か、というところで引き揚げた。帰路、足もふらつかず、電車でも眠くならず、快調。KWVにこだわってるうちに肝心の名前を忘れてしまったのでママにメール。返信を添付。
写真を添付しました。
クラックスランド 国分グループ本社株式会社が輸入元です。

 

コロナ対策について   (34 船曳孝彦)

首相が変わっても、やはりコロナ対策が大きく変わることはありませんでした。安倍首相がオリンピック待ちで後手後手となり、感染者が増加し、一斉休校、アベノマスクで不評を買い、PCR検査を増やすと盛んに宣伝していた(5月)ころ、厚生労働省は「検査を増やせば陽性者が増え、医療崩壊につながる」と検査抑制方針を崩さなかった内部資料が、民間団体(シンクタンク)の調査で分かりました。PCR検査で正確に判定できるのは陽性者の70%、陰性者の99%であるから、百万人都市で全例検査し、感染者が1000人いたと仮定すると、感染者300人は陰性の判定で健康だと誤解して出歩き、一方本当は未感染者であっても999,000人の1%(9,990人)が陽性と出て、病院なり指定施設なりに収容が必要となって医療崩壊につながるという理論でした。この偽陽性者を少なくするために、濃厚接触者や間違いなく感染患者と思われる人のみ検査を絞ったため、検査をしてもらえない人が多く出て社会問題化したのです。感染した人の調査では、約半数が無症状(毎度述べているが無症状というより未発症)感染者から感染したというデータもあります。

本来検査で100%などという検査はないし、健康な陰性であっても翌日に感染してしまうことだってありえます。それは再検査をどこまでやるかにかかってきます。プロ野球で感染者が出た球団では2,3日単位で再三検査をするところもでてきました。

確かにこのところ感染者が出たという話が身近になってきました。例の有効再生産数が1.0を前後し続けており、日本の数値はヨーロッパの数値より悪いのです。これが小さくならないと収束に向かいません。

死亡率は下がっているもののVirusの感染力は衰えていません。うつされない・うつさない対策をしっかり守る必要があります。そのためにも検査の重要性は大きいのです。検査の精度は上がって(90%以上)きていますし、唾液検査の成績が鼻咽頭ぬぐい液検査と全く遜色ないという論文も出てきています。まだ ‟希望” 検査が何万円という状態が続いています。抗原の簡易検査も出ていますし、PCR検査でも複数検体一括検査(プール式検査)なら、例え全国民を検査したと仮定しても、Go-To-○○に掛ける1兆3千万円の1/5で済むという提言(ノーベル賞受賞者本庶氏)もあります。

死亡率が減って来たのは、重症化予測できるマーカーを発見したり、重症管理医療が進歩したりしたためであり、弱毒化したのではないと警鐘が鳴らされています。私達高齢者は十分な注意が必要です。

常識外れのトランプ大統領が、未承認ワクチンと重症者対象薬を使って快復したと大見得を切っていますが、真相は如何なものでしょうか。政争の具にされてはかなわないと、お膝元のアメリカ製薬会社CEOから評価申請の提出は早くても11月末になると慎重論が出ています。

町中では多少緩んできているようにも見受けますが、マスク着用による感染抑制効果は、医療従事者を対象にした研究で証明されましたので、ヒト気のない場合を除いてマスクはやはり積極的に活用しましよう。三密については、世の中神経質になりすぎている場面と、密すぎるという場面が混在していると感じます。クラシック演奏会など復活して欲しいし、外野席がらがらのスタンドは虚しさを感じます。With Coronaの時代であっても、むやみに怖れることなく、適正に行動し、日本の文化、伝統を守りましょう。学校を始め、人と人とのコミュニケーションは大切です。 まだまだ先が見えて来ません。あと半年と目標を立てて踏ん張りましょう。

12月25日には世界的科学者であり我が畏友黒木登志夫氏著『コロナの科学』が中公新書から出版されます。私も期待しています。

五色温泉 宗川旅館の近況  (44 浅野三郎)

 

栗子山直下の発電所

3年ぶりに訪れた五色温泉・宗川旅館についてご報告します。

宗川旅館はこの10月一杯で正式な営業は終了するとの事です。ですが、今後も
宗川家は五色温泉の建物で生活を継続するので、KWVの方達は特別に宿泊
可能だそうです。ただし、浴衣や洗面道具等のサービスは無くなります。また、館主の宗川好一さんは鉢森山(栗子国際スキー場のあった)南尾根に建設中の風力発電設備(添付写真)の管理者として勤務することもあり、板谷駅や米沢駅, 福島駅への車での出迎えは出来ないとの事でした。

旧ゲレンデ前にも小さめの風力発電設備(滑川温泉所有?)が立っています。
また、数年後には鉢森山北尾根に十数か所の風力発電機が建設予定だそうです。
美人の大奥様も御御足が悪いそうですが、お元気そうでした。
板谷から五色に上る道は昨年の台風19号(?)で土砂崩れが数か所あり現在修復中ですが、通行可能です。

五色前の風力発電

詳細は下記へお問い合わせください。
五色温泉・宗川旅館 0238-34-2511

船曳さん、コロナ情報ありがとうございました

船曳先輩のご解説、情報、ありがとうございました。以下、反応のいくつかご紹介します。

(38 川島一郎)ジャイさん、ドテさんのコロナに関するレポート誠にありがとうございます。早速登望会の皆さんに紹介させていただきます。ところで私の住む横浜は今日も気温35度のようです。秋風が恋しい毎日です。

(50 家徳洋一)コロナ騒動も早半年近くになりますが、その影響もあって大変ご無沙汰しています。この間、私はマイルールを設定。行動範囲を東京都内に絞りゴルフ、ジム、月二回程度?のマルでの会食等、最低限のこれまでの生活パターンを維持すべく努めていますが、そろそろ限界?9月には北アルプスにチャレンジすべく準備を始めました。

(編集子注)マルは密にならないの? あんまり広くなかったような記憶があるけど!)
遺憾ながら客が激減しており〜〜。また一定のコロナ対策もこうじています。
いつも奥の一角でやりますので、他の客とは距離があり、参加メンバーに感染者がいない限りは比較的安全だと思っています

(37 加藤清治)

度々のコロナ情報恐れ入ります。神風が吹かず敵前逃亡とは情けない限りです。
(編集子注)これって、安倍さんのことだよね?

(38 岡田恵二郎)ドテ先輩の投稿文拝読しました。大変参考になります。

ありがとうございます。

9月から都立高校生相手のキャリア教育「出前授業」を再開します。取り敢えずは、2日と9日何れも2時間教壇に立ちます。本来ならグループワークで行うものを通常の机の配列で行います。

講師はマスク、フェースシールドを付け、手指消毒用アルコールスプレー及びアルコールウェットシートを持参し、首に携帯スピーカーをぶら下げての授業です。(アメリカではメタノールアルコールを使った手首消毒剤による被害が出始め、FDAが注意を喚起しています。Walmartや Targetも立ち入り検査が入ったそうです。)

(47 内藤茂順)高齢者がコロナ感染を恐れて自宅でじっとしているとフレイル(生活不活発病)になる危険が増します。家事や散歩など日常生活でやれることを続けて元気に暮らせるようにしたいです。
コロナの怖いところは過剰な行動制限によってADL(日常生活動作)が低下することです。デイサービスに行くことを止めたためADLが低下した人がたくさん居ます。ADLの低下は寝たきりに繋がります。病気や怪我によって寝たきりになるよりも過剰な行動制限が原因でなることが多いのです。例えば「尿漏れ」や「歯の手入れ不足」などが原因で寝たきりになるのです。
60歳を過ぎたら二人にひとりは尿漏れの悩みを持っています。他人に会ったときに尿漏れが起きて臭いが漏れたら嫌だとか春先は花粉症でくしゃみをすると尿漏れが起きるから自宅に居ようなどなど行動制限をすることが増え、筋力や気力が衰えていき結果として寝たきりになるのです。寝たきりになってしまうと、大した病気がある訳でも無いのに何が原因だったか全く分からなくなってしまいます。結局、歳のせいとされてしまいますが、本当はひとりで悩み、相談する相手がいなかったからなのです。
尿漏れは、二人にひとりはジャジャ漏れ、クシャミ一回5CC漏れることを知ること。このことを夫婦で共有すること。これができればあとは尿漏れパッドが寝たきり予防をしてくれます尿漏れパッドは30CCから100CC以上のものまであるので生活シーンに合わせて使い分けが出来ます。例えば花粉症でクシャミが出る時は、6クシャミまでなら30CCタイプ、それ以上なら60CCタイプにしておくとか、重い物を持ち上げる時の尿漏れ対策も日常は30CC、大掃除の時は60CC以上にするなど工夫すれば臭いを気にせず動くことが出来ます。因みに生理ナプキンはだいたい吸収量は約10CCで材質材料が尿漏れパッドとは違うので代用は出来ません。代用出来ると思って使ってみたらクシャミ2回で臭うようになったので、もう使わないなどとならないようにしたいです。
(編集子注)ネスケくんは介護専門企業に勤務、経験豊富。

エーガ愛好会 (6) 新・若草物語見てきました  (34 真木弓子)

同期アサ会一の文武両道で優しい小泉さんがミーハーの私にお声をお掛け下さったお蔭で、映画に精通していらっしゃって、他のあらゆる分野にも造詣が深い皆様のブログを何時も感心しつつ楽しく拝読させて頂いております。

皆様のお蔭で家でのお籠り生活も飽きず、教養も増し? TV放映の映画も隈なく再見。殆ど忘れていた場面が多くて我ながら驚きでしたが 返って新鮮に見られたとも思います。その中でオルコット原作「若草物語」もこざいましたが、今「ストーリー.オブ.マイライフ」を上映中で、早速見て参りました。

「若草物語」は10代の個性的な可愛い4人姉妹で童話の様に清らかで画面も明るく懐かしく感じられましたが、今回のLITTLE  WOMENはジョーが大人になってから始まり、回想で子供時代があって、人生の重みが胸に響きました。最後はジョーがベストセラー作家になり大成功のハッピーエンド。オルコットの自叙伝映画で、先の若草物語とは監督の視点が違いますし、主役のジョーは「ジューン.アリスン」に対して「シャーシャ.ロ―ナン」、つい最近TVで見たので つい比べてしまいましたが、主役の違い同様に、当然ですが全く別の作品です。

画面も最初は暗くて ハッピーエンドでパッと明るくなりました。映画批評通りに見応えのある映画でした。内容の違い以外で面白かったのは、女優陣は皆それなりに綺麗で納得ですが、男優主役のローリー(ティモシー.シャラメ)はまるでアニメの美青年で中性的な年下の男の子 の感じ、化粧、髪型ばかりでなく骨格も違っているのかしら?私の知らない俳優ばかりですが、古い顔立ちのマーチ伯母のメリル.ストリーブ は流石!貫禄がありました。

以上、外出自由になってから初めて渋谷に出た序に見ましたので、小泉さんからのお勧めもあり、私も敬服する皆様にもしお役に立つならばと思いまして、アップさせて頂きます。4姉妹の描写はより個性的で意志力が感じられて◎。衣装も素敵で女性向きの映画かな?これからご覧になる方もいらっしゃると思いますので詳細は遠慮致しました。

矢張り映画館の大画面は良いですね~、渋谷東宝シネマズは入場席は半分だけですので、私の両隣は空き、前後も空いていて、安心して見る事が出来ました。
でも映画館は大変ですね。よし!又 映画館の為にも貢献せねば!

“襲われた幌馬車” と 麻生発言

”襲われた幌馬車” は懐かしき西部劇のひとつで一昨日、BS3番での放映があった。まず、小泉幾多郎西部劇論から。

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 6月5日西部劇「襲われた幌馬車」が放映されたことでの感想。
1956年製作。大分昔に観たので殆んど忘れていた。リチャード・ウイドマーク主演。「悪の花園」「ゴーストタウンの決闘」「ワーロック」等、ゲーリ-・クーパー、ロバート・テイラー、ヘンリー・フォンダという名だたる俳優との共演で損な役回りが多かったが、これは「六番目の男(1956)ジョンスタージェス監督作品」と同様、完全なる主演者なので気持ちよさそうに演じていた。 冒頭、ライフル銃を構えたウイドマークが、川越しに狙いをつけ、一人を射殺する。その後3人と打ち合い、二人を殺す。連中の胸にバッチが見える。悪役ウイドマークかと思いきや、後で判るのだが、コマンチ族インディアンの妻と子を殺された
敵を討ったのだった。しかし最後の一人に捕まり、縛られたまま馬で引っ張られる等残虐行為を受けるが、モルモン教徒らしき幌馬車の一団と同行することになる。胸バッチの残虐行為は同行してもやまず、それがコマンチと勘違いしたのか、コマンチと同居してきたからなのか、よくわからなかったが、最近白人警察官が黒人を地面に押さえつけて殺害という事件を彷彿とさせた。
幌馬車を率いるリーダーの先妻がインディアンでその娘と白人の後妻の娘との葛藤とかもあり、人種問題も提起される。監督はあの歴史上はじめてインディアン側から描いた西部劇と言われた「折れた矢」の監督デルマー・デイヴィスである。その後アパッチ族の攻撃をウイドマークの戦略で無事切り抜け、最後は軍事裁判での将軍による大岡裁定で、めでたしめでたし。 ウイドマークのインディアンに似た風貌で、出来る限りセリフの少ない、またストイックな流れるようなアクション等主人公にぴったりと合ったこと、ロケ地が、アリゾナ州セドナのオーククリーク渓谷で、カセドラルロックといわれる聳え立つ赤い絶壁の岩山等がいつも背景に眺めることが出来、楽しむことが出来た
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小泉論評にもあるが、この映画で人種差別の問題が提起された。よくあるテーマなのだが、編集子が特に興味を持ったのは、小泉さんが ”大岡裁き” とかかれている裁判でのウイドマークの発言である。裁判長のもと将軍が、たぶん、経験の浅い将校に率いられた陸軍の小部隊がウイドマークの活躍で救われたことに対して恩義もあったのだろう、殺人の動機について、斟酌したいという気持ちを示したのに対し、ウイドマークはあえて自分ははっきり意識して、冷血に(cold  blooded) 殺人をしたのだから、縛り首で結構だ、と明言する。驚いた将軍との間で展開された議論で、ウイドマークは 将軍は南北戦争で大勢の敵を cold blooded で殺したではないか、と詰問する。将軍はそれは同胞を守るためだったのだ、だから合法だ、と答えるのだが、同胞とは何か、それは南軍、北軍などと言う前に同じアメリカ人のことではないのか。そのアメリカ人にコマンチ族ははいらないのか。法とは何だ。白人に法があるようにコマンチにも法がある。自分たちが勝手に作った法律だけを言うのは間違っているではないか。この展開に将軍も困ってしまい、結果としてウイドマークを彼に好意を持つ女性と彼を慕う少年に預ける、ということでハピーエンドになるのである。
映画の背景としてその将軍が南北戦争に参戦していたということになっているのだから、1867-8年、日本で言えば明治維新のころの話だろう。それから150年以上、4世代くらいまえのことだが、いまなお、米国は人種差別問題で解決を見いだせていないようだ。これはこのまま、単一民族、単一文化の日本ではどうしても理解できない歴史の汚点として残っていくのか。
そこへ今、全米で問題になっている暴力事件である。これのきっかけとなった警官の行為は、たぶん白人相手ならしなかっただろうと思っていたのだが、その後いくつかのニューズ画面で、白人の老人や女性に対して警官が警棒で女性を殴る、デモを利用した商店の略奪が黒人だけの犯行ではない、など、日本では想像もできない行為が報道されるのを見ると、これは単に人種差別だけの問題ではなく、アメリカ人全体の成熟度、一言でいえば民度、の問題なのではないかと思わざるを得ない。
民度、という単語の専門的な定義は知らないが、ここでは生活水準とか、教育程度だけの問題だけではない、個人と社会とのかかわりあいを含んで使っている。つまり、自己の尊厳、ということと同じ次元で、公徳心、公共精神、おもいやり、といったことだ。このことを先日、英会話のレッスンで説明したら、英国人のインストラクタはそれを SOCIAL OBEDIENCE という用語で理解した。その時はなるほど、と思ったのだが、OBEDIENCE には服従とか、何か強制されている、というニュアンスがある。これに加えて彼は、日本社会の根本にある SHAME という感覚、”恥の文化”( “菊と刀” のルース・ベネディクトがこう名づけたように覚えているが定かではない)が機能しているからだ、と言う。
たしかにわれわれは ”人様に迷惑をかけるのは恥” というしつけを、学校教育よりも早くから、家庭のなかでされてきた(少なくとも昭和人には。話が飛ぶが、昨今はこういうことまで学校の責任だとする風潮があるのは誠に残念)。この伏線が、たとえば東日本大震災の時にはいかんなく発揮されて、前回もどこかで触れたと思うが、救援にかけつけてくれた米軍指揮官を感動させたし、なによりもそれが顕著に表れたのが、今回のコロナ騒動での国民全体の行動だったと思うのだ。
例によって”日本モデル” には安倍首相の政治宣伝らしきニオイが漂っているのはたしかであるが、少なくとも今までは日本でのコロナ封じ込めの成功が欧州の人には理解できず、なにか統計上の問題があるのではとか単なる幸運なのだという論議が盛んである。山中博士のいうファクターエックスが特定できるのを僕らは待つしかないが、一つだけ確かなのは今回の騒動が科学的問題であると同時に社会の成熟度の問題でもあるということだ。”マスクをする“ ことが、発生はともかく蔓延を防ぐために有効なのは、懐疑的だったWHOも認めたようだが,”する” ”しない” は科学上の課題ではなく、個人の公共意識の問題である。ロックダウンもせず(もっともできなかったのは憲法上の問題でもあるようだが)、個人の意識と自制に頼った今回の政府対策が効果を上げたのは、何といっても、そういう意味での日本人、日本社会の民度の高さを立証したのだと思ってきた。
”日本モデル” があやしいものなのでは、あるいは単なる幸運なので、政府の対応が功を奏したのではない、もっと(また例によって)欧米のような科学的対応をしなければならない”という論調がある。原因追及のために世界と強調していくのはもちろんんそうあるべきだが、例えば、昨日報道されたフランスの例にあるように、”人混みを避ける“ ”マスクをするのが効果的だ” と公的に認めてもなおかつ、実行しない人間が多すぎるため、外出証明書の携帯とか、高額な罰金とか、そういうものがないと実行がむずかしい、という現実は一体何なんだろうか。”欧州のように” 論者がその文化の中心と崇め奉るフランスはパリの現実はどう考えたらいいのか。いくらワインの銘柄にくわしくともソルボンヌを出ていようとも、”人様に迷惑をかけない” 意識がなければ現実の社会で正義は成立しない。そういう意味で今回のコロナ対応の多くは、 ”恥の文化” であろうと SOCIAL OBEDIENCEだろうとかまわないが、日本の民度の高さ、文化の表れとして評価すべきものだと信じてきた。
そこへ、数日前の読売新聞は麻生副首相の発言として、”外国から日本だけ特別な薬を持ってるんじゃないか” などという問い合わせがある。それに対して日本の民度の高さのためだ、と言ってやったらその後そういう話はなくなった” という報道があった。小生、このおじさんはどうも好感が持てない政治家のひとりなのだが、今回の発言に限っては、タロー,よく言ってくれた、という感じを持った。だからといって現政権がいい、と言ってるわけじゃないんだが。