「ウインチェスター銃’78」のアンソニー・マン監督、ヘンリー
冒頭、いかにも人生に陰のありそうな賞金稼ぎの男(ヘンリー・フの夫を失った母親(ベッツイ・パーマー)の家に泊めてもらうことになる。未熟な保
脇役陣も好演で、保安官パーキンスの恋人メアリー・ウエブスター
(菅原) 何気なくテレビを見ていたら、H.フォンダが出ていたので、爆睡
一言で言えば、全体にシマリガなくて面白くなかった。特に、フォ
(編集子)セーブ劇の根底には勧善懲悪、正義の追求、というテーマがあるから、必ず善玉と悪玉が存在しなければならない。作品にもよるが、まず、こいつがクレジットされれば悪いやつ、という悪玉専門がいて、それなりに親近感を覚える。その代表はまず、ブライアン・ドンレヴィだろう。数本主演を務めた(つまり善玉を演じた)作品もあるが、なんといってもクーパーとはりあった ボージェスト の軍曹の悪玉ぶりがまず思い浮かぶ。西部劇では例えば 大平原 に 落日の決闘 (いずれも対する善玉はジョエル・マクリー), 西部魂 (ランドルフ・スコット)なんかも良かった。胸に輝く星 にに出てくるネヴィル・ブランド、これも
その御面相から言っても悪役専門。小生が見た範囲では トラトラトラ で日本海軍の特殊潜航艇の攻撃をいち早く察知して上官に報告するがこの無能な将校に無視されてしまう下士官の役くらいしか善玉役ではお目にかかっていない。そのほか何度も見ているが、覚えている範囲では 勇者のみ ガンファイター がある。ヴァン・クリーフは 真昼の決闘 で悪玉陣の端役でデビュー、リバティバランスを撃った男 ではウエインに一撃で酒場の窓にたたきつけられる役でこの時は多少なりともセリフがあったし、OK牧場の決闘 でも憎たらしい役を好演。その後マカロニウエスタンで善玉とは言えないが言って
みれば非悪玉の大佐役で登場した。悪役、といえばよく出てきたのがヴィクター・ジョリイ、アーネスト・ボーグナイン、それと主演級では アンソニー・クインなどがいたっけ。日活エーガで言えばお定まりの阿部徹、といった感じだった。スターもいいが悪役にもファンがあっていいようだが。
(菅原)2月12日の貴ブロッグから可なり時間が経ったが、西部劇の悪役として、今朝、その名前をやっと思い出した。ジャジャーン、ヘンリー・シルヴァ。正にあの顔は忘れ難い。どうでも良いことだが、思い出しただけで良しとするか。
(編集子)流石先輩、感謝。そうそう、いた、いた!