(コロナ騒ぎで身辺穏やかではないが、集中地になってしまった東京以外ではどんな具合か、東京以外での現況をお尋ねしている。本日までにご連絡いただいた分をとりあえず掲載、お願いしてある方々もそうだが、ご遠慮なく情報を頂ければ追加してご参考にした戴く心算である)
(宇都宮)55 宮城裕之
私は昨年3月までは東京に7年間通勤していましたが退職し、現在は3月より地元宇都宮の商社に転職、車通勤の生活です。宇都宮は新幹線で50分程度のため東京への通勤圏内で通勤している人も多いです。
宇都宮周辺には、工業団地も多く、日産、ホンダ、パナソニック、Sony, FANUC等の大企業が、宇都宮中心部からドーナツ状に広がっています。そのため基本的には車通勤の方が圧倒的に多いせいか、感染者の広がりは少ないようです。(SUBARUは、戦前からある企業のため、町の中心部からも近いため、私は基本的に徒歩での通勤でした。)
栃木県は感染者が10名程度まで増えましたが、当初は海外からの帰国者だけでしたが、だんだんと経路不明の患者が増えてきたようです。宇都宮周辺の企業も先週から、自宅待機・時差出勤等を行っているようで、車の往来がかなり減っており、朝はかなり車の数が減っているように感じます。
(鳥取県)39 石谷正樹
田舎工場の経営を卒業して昨年秋より老人ホームに入って家内と合流したばかりで、やっと老人ホームの生活に馴れたと思ったらこのコロナ騒ぎとなり、いささか泡を食っています。何しろ誰か一人でもコロナを持ち込んだら、60人の老人たちがひとたまりもなく全滅してしまうので、まさに皆が運命共同体です。当然ながら厳重な警戒態勢が敷かれ、家族の面会はもちろん入居者の出入りも規制されていて、事実上缶詰状態となっています。
身をもてあましたあげく、先日会社の緊急の用事があると言い訳して鳥取の工場に帰ってみました。鳥取県は今や日本では汚染されていない純白な5県のなかの一つです。それだけ人の往来が少ないということで自慢すべきことかどうか判りませんが、やはり残るべくして残った感はありあます。
狭い田舎町のことでもあり、また感染者がいないという気楽さもあって、帰ってみたら久しびりに会った連中と早速飲み会になりました。花粉症の男だけがマスクをしていました。飲み会やっても全然問題ないと云いながらも、誰もが異口同音に鳥取県の第1号にだけはなりたくないと云っていました。
これから世界が一体どうなるのかと不安もありますが、一方ではこれまで失敗しながらもやれるだけの事はやったという思いもあるので、コロナに罹っても心残りはないだろうと思います。ただこれから老人ホームに戻るのに、自分がウィルスを持ち込むことだけは絶対にあってはならないので、2週間自宅待機した後に健康チェックをしてもらってから帰館する予定にしています。
(山口県) 47 関谷誠
山口県方面の状況ですが、現時点(編集注:メール発信は26日)での感染者は5名、今までは九州方面に出かけていた下関在住の家族に限られていましたが、その後、フィリピン人の出張者、欧州留学帰りの学生とそれなりの広がりを見ていますが、感染源・接触がある程度把握されており、アンダーコントロール中か(カタカナを使うなか!)。我が町防府市内の日々にこれと云った変化はなく、マスクが手に入らないのかどうかは不明なれど、スーパーやショッピングモールでのマスク着用は限定的。トイレットペーパー問題が炎上した直後はドラッグストアーの広い駐車場が満車状態となり、御多分に漏れずパニックに陥ったが、現状では解消。マスクと消毒用アルコールだけはどの店も「入荷不明」との貼り紙。
義母が入所している特別養護老人ホームは今週から原則面会禁止と
なり、家内と過ごす時間もそれなりに増え、良し悪し!。
(ついでにブラジル)
今月で、通算17年過ごしたブラジルから戻り丸10年;5月で、春スキーでの重大遭難騒ぎから丸10年;7月で、家内の郷・山口県防府市に引っ込んで丸10年;
この間、自分と身の回りに悲喜こもごも多々ありましたが、この10年目の節目に昨今の全世界を席捲のコロナ禍、何と云いましょうか、言葉がありません!
私の第二の故郷とも云えるブラジルでの感染者が、知人からの情報では,本日時点(編集注:メール発信は26日)で、あっと云う間に日本を超え、2,500人近く(死者57)となり、都市部では60歳以上は原則外出禁止になったとのこと。オープンな空間とは云え浜辺や街角でビールを飲みながら政治だ、サッカーだと口角泡を飛ばしつつ濃厚接触を好む国民性、更なるオーバーシュートを陰ながら懸念する次第。