本年掉尾を飾る企画! などと銘打ってよく行われる企画だが、愛好会メンバーの投票によって、”自分が好きな” という定義で、今まで見たすべてのエーガの中から、best10 の選出を行った。だから2020年度、というのは誤解を招きやすい。要は 2020年12月現在で自分の映画遍歴のなかから選んだ私のベストテン、というべきだろう。とりあえず、まず結果は下記の通り。
1.ローマの休日
2.カサブランカ
3.第三の男
4.シェーン
6.アラビアのロレンス
7.ニューシネマパラダイス
8.駅馬車
9.我が谷は緑なりき
10.荒野の決闘
以下、11位ショーシャンクの空に、12位グレンミラー物語、13位リオ・ブラボー、14位スティング、15位戦艦ポチョムキン と続く。投票の仕方にばらつきがあり、10票入れた人、1票しか入れない人、などあって、数字上の正当性には問題はあるのだが、ま、余興と思ってそのままとする。
投票総数は148票、これが合計102のタイトルに分散したので、8票を獲得したのは2本、以下7票、5票、4票が1本、2票は3本、あとはすべて投票者ご本人だけという見事な分散というか散乱ぶりであり、わが愛好会の趣味嗜好が見事に表れているようである。票数が少なく、有意性のある結果が出にくいので、投票数で差が出ないときには、1位を10点、10位を1点、11位以下という前提の投票は0.5点という係数で加重計算した数値を使った。同時に行った男優、女優の人気投票は下記の通りだが、作品に比べて投票数の絶対数が少なく、加重点の影響が作品に比べて大きく出ているようだ。
1.ポール・ニューマン 1.オードリー・ヘプバーン
2.ゲイリー・クーパー 2.キャサリン・ヘプバーン
3.グレゴリー・ペック 3.ジェニファ・ジョーンズ
4.ジョン・ウエイン 4.イングリッド・バーグマン
6.スティーブ・マクイーン 6.シャーリイ・マクレーン
7.ジェイムズ・スチュアート 7.フランソア・アルヌール
8.ジェラール・フィリップ 8.ジューン・アリスン
9.ヘンリー・フォンダ 9.ダイアン・キートン
10.ケヴィン・コスナー 10.高峰秀子
この結果を見てやや不思議なのは、愛好会メンバーすべてが高校時代にあらわれた、かのジェイムズ・ディーンが俳優のカテゴリにもないし、出演作品が一つも選ばれていないことだ。メンバーの傾向として非常に面白い。