米国での対コロナ自粛生活  (HPOB 五十嵐恵美)

ニューヨークタイムズに下記URLの記事が載りました.既に実行されておられるかもしれませんが、ご参考までにお送りします.ご存知のように(3月24日時点で)カリフォルニア、ニューヨーク 、ワシントン州を筆頭に米国16州,27群(カウンティ)、10市(少なくとも全米、約330百万の人口の半数約175百万人)に“Shelter-in-place” order (自宅避難勧告)が出され、大人も子供も家にいるわけですから夫々ストレスが溜まってきているようです.この記事は筆者のScott Kelly(NASAを引退した宇宙飛行士)が一年間宇宙で外界との接触が極限であった時の体験をもとに、今回、自宅避難している我々にいくつかの生活のヒントを紹介したものです.ポイントは下記のようですー

1. 一日のスケジュールをたてる
2. 自分のペースを築く
3. スケジュールの中に外に出る時間を入れる
4. 趣味のことをする
5. 日誌を付ける
6. チャンスがあるごとに外界とコミュニケートする
7. 専門家の意見を聞く
8. 手を頻繁に洗う

記事の詳細は下記URLをご覧ください。

またまたエーガの話

(中司発信)今日、午後7時50分からBS7(テレ東)で オリエント急行の殺人 があります。アガサクリスティーのものはいくつも映画化されていますが、これはベストだと思うし、何しろ、12人の主役すべてが当時のトップスターで、みんな主演映画を何本も持つ、豪華キャストでした。ははあ、こんな人がスタアだったのかあ、という意味でもご覧になればとお勧めする次第です。

(小泉幾多郎)久しぶりのことで、楽しめましたが、やはり吹替ですと、折角の12人の個性ある俳優たちのニュアンスが、声優たちの声では、発揮されていなかったように感じました。特にスウェーデン人宣教師役のバーグマンの片言の英語聞きたかったです。もう46年も前の1974年製作とか。最近の2017年製作シェイクスピア役者のケネス・プラナーが監督主演した同名作が公開され、これも有名俳優出演で話題となりましたが、見逃しました。

(金藤泰子)多分 この映画は映画館で観たと思いますが、オールスターキャスト と言っても 私は俳優さんには疎いので今夜録画して、改めてじっくり観てみたいと思います。

(中司―金藤)ローレン・バコールが魅力的だったでしょう。僕はハリウッド女優の中で一番きれいだったと思っているのですが。ご一緒した例の ”さらば愛しき女よ”のシャーロット・ランブリングもよかったけどね。ついでにいうと、ジョン・ウエインの西部劇 ”リオ・グランデの砦“ で映画自身はあまり評判よくなかったけど、別れた夫を尋ねてくるモーリン・オハラをテントの中でアップで写したシーンがあって、このショットではそれまで気が付かなかっただけで、オハラって息をのむような美人だなあ、とうなったものです。俺も若かったよなあ。その後はこのような衝動を経験してません。俺も年取ったよなあ。

5月に封切りされるとの話ですが僕の置く能わざる愛読書 司馬遼太郎の ”燃えよ剣” が映画になるそうです。だいぶ以前、テレビで 新選組血風録 が放映され、毎週、熱狂的に見たものですが、このときの栗塚旭の土方があまりに印象が強いので、岡田准一がどんなになるのか、今から楽しみにしてます。
(金藤)Giさんが青春時代に魅了されたと仰る女優さんと栗塚旭の土方への想いが熱すぎてしばらく冷ましてからのご返事です!
”オリエント急行殺人事件”

吹替で、俳優の声が聞けなかったのは残念でした。アンソニー・パーキンス ショーン・コネリー みんな若かったですね!1974年の映画ですから、46年も昔になるのですか! ローレン・バコール、シャーロット・ランブリング、モーリン・オハラ と 毅然とした美しさを放っている美人女優さんがお好きなのですね!残念ながら 「”リオ・グランデの砦“テントの中でアップで写したシーンの画像は見つかりませんでした。

”燃えよ剣” ”新選組血風録”

栗塚旭の「新撰組血風録」?は存じませんのでWeb検索しました。司馬遼太郎が栗塚旭に会った時、「君はまさに土方やな」と感嘆したというし映像の世界で土方のイメージを決定づけたのは、俳優・栗塚旭だろう とありましたので、まさに適役だったのですね! なかなかの二枚目ですね。
私が観たのは山本耕史の「新撰組」です。 だいぶイメージが違うようですね。
(中司―金藤)悪乗りついでに ”リオグランデ”のDVDお貸しします。ゆっくり見てください。

ウイルス問題 カリフォルニアの現状  (HPOB  五十嵐恵美)

COVID-19の状況が日に日に悪化しているカリフォルニアです. 現時点でシリコンバレー周辺の6つのCounty住民全てに今後3週間自宅待機という勧告がでました. レストランはテイクアウトのみ、スパーマーケット、銀行はあくとのことです. 大変なことになっています.

www.smcgov.org/sites/smcgov.org/files/HO%20Order%20Shelter%20in%20Place%2020200316.pdf.

Social Distancing、Distance Learning、等、通常時には聞かれない新しい熟語が日常使われだしました.   昨日はカリフォルニア州知事から65歳以上のSeniorは自宅でSocial Distancingをするようにとの勧告がでたばかりで本日のエスカレートされた勧告です.休校で子供たちはDistance Learning、本日、内科の主治医からは下記のメ―ルが届きました.   医師団は60歳以上をハイリスク組とみなしているのでしょう.  日本ではすでに当たり前のことだとは思いますがご参考までに転送します.  Stanford大学病院では昨日からDrive Throughの(COVID-19の症状があり医者から指示を受けた患者を対象に)COVID-19のテストが始まりました.  ニューヨークでは全てのレストラン、バーが明日から(無期限で)閉鎖されるそうです.

https://www.nytimes.com/2020/03/15/nyregion/coronavirus-nyc-shutdown.html

(内科医より)

The current Coronavirus pandemic is an evolving situation. Based on higher risk for serious illness in people over 60, if you are not sick you are safer at home than coming into clinic. I recommend you do the following right away:

– CANCEL any routine physicals/annual wellness visits. We can do these later

– CANCEL any non-urgent follow ups for stable chronic problems

– CALL for any new fever, cough, or shortness of breath – you will be triaged appropriately

– CALL for any worsening of chronic illness or new NON-RESPIRATORY acute issues that need to be seen

As always, wash your hands, maintain social distancing for safety, and relax at home!  Wishing you the best during this difficult time.

オリンピック延期に関して色々なうわさがこちらでも出ています. 米国では延期説が有力の様子です.

 

鶴見川堤の朝と夕暮れ (34 小泉幾多郎)

天気の良い日に誘われ近くの新横浜付近の鶴見川堤を朝と夕方と散策しました。(撮影時刻 9:39と17:39)。

夕方は太陽が落ちるまで若干時間があったので、堤の草むらに腰掛け のんびりしていたら、老若男女が通る通る。自転車を走らせる人、ジョギングの人、颯爽と歩く人、杖を突きながらよぼよぼ歩く人等通る人は千差万別。コロナ騒動なんかどこ吹く風、あるいはコロナウイルスに負けない抗体作り?…の人たちが通り過ぎるのに見とれてしまったことでした。

改めてじっくり拝見、いい写真ですね。僕の好みとしては夕暮れの川面の夕映えが特に印象的です。

運動不足なので今日は調布駅まで、京王線にして4駅分、歩いてきました。50分、4.5キロ,8000歩少々。

 

20年3月 月いち高尾報告 (39 堀川義夫)

 

コロナウィルスの蔓延が懸念される中、3月の梅を見ようという企画を懸念しながら、募集をかけたところ意外にも当初は27名の参加申し込みがあり、びっくり仰天! 又、暖冬が続いたので梅は散ってしまったのでは? 等々不安材料が一杯の企画でした。ところが・・・

やはりコロナウィルスの為か、参加を止める人、当日、日にちを間違えた人、他のイベントが中止になり急遽参加したいという人・・・結局のところ参加者は18名になりましたが、楽しいワンデリングが出来ました。

当日は10時高尾駅北口に集合。そこから徒歩で小仏沢に沿った梅園を順番に訪れました。遊歩道梅園、関所跡にある関所梅園、めったに行かないであろう荒い梅園、天神梅園は真っ盛り、湯ノ花梅林は綺麗に咲いているものの中には入れず、道を歩きながらの観賞をして、今日のお楽しみの一つ、摺指(するさし)の峰尾豆腐屋で小休止。木綿豆腐、寄せ豆腐、生揚、におからドーナッツ。あっという間に18人で食べつくしてしまいました。岡沢さんの用意してくれた薬味、ポン酢が食欲を増しました。

 

天気は、ぽかぽか陽気で今年初めての20°C越えでTシャツで歩くのに丁度よく気持ちの良い日となりました。心配していた梅も木下沢梅園はまさに満開の見ごろで言うことは無し、残念なのはこれまたコロナウィルスの為に梅園内には入れず、簡易トイレなどもなく、広場は工事の資材置き場になっていて、道端でお弁当を開くというやや、艶消しの面もありました。

又、特筆すべきは、若い猪俣さん、品川さんと特別に川名さんのガールフレンド、小野さんが初めて参加されました。恒例のテングの打ち上げはやはりコロナウィルスを警戒してか、わずか9名の参加でした。

 

日 時 2020年3月11日(水)

参加者 中司、中司八恵子、後藤、翠川、高橋良子、小泉、椎名、菅谷、多田、町井、武鑓、相川、猪俣、品川、川名、小野、岡沢、堀川   以上18名

コロナウィルスの影響次第でどうなるかわかりませんが、これからの予定は下記のとおりです。
4月13日(月)、5月13日(水)、 6月3日(水)

”ホワイトハウスの主” 読みました (日本HP OB 五十嵐恵美)

今日は週に一度取っているWESTERN CIVILIZATIONのクラスがあったのですが自粛して特別にアップされたビデオを見ることにして欠席しました.  アンサンブル、ヨガも自粛.   時間はあるのですが、いろいろ何も手付かずで困ります.

ブログ拝読しました. そうですね「次のホワイトハウスの主がだれになるのかわからないが、世界の人たちがあこがれを持ち続けられる国に立ち戻ってほしいものだ」と結んでおられ、私もできればそう望みますが、現実的に、すでにアメリカ(また日本を含む世界のどこでも)古き良き時代に戻るのは難しいと思います. そして戻ってはいけないのではないかしら(?)とも思います.世界中に情報の流れるスピードと共に、価値観の変わるスピードが1991年にベルリンの壁が崩壊した時期を境に増々早くなり、Internetを通じて基本的には(宗教の違いはあっても)今の若い人たちの価値観の地域による差はあまりないのではないかと思います. ただし貧富の差による価値観の差は世界中共通してより大きくなっているのではないでしょうか. 依って政治がますますPOLARIZEする.情報がなければ一方的に与えられた情報を信じて戦争突入ということもあり得る(得た)わけですから、、、情報というものは良きにも働くし、また裏目にも出るということかもしれません.

「自粛行動」に関して私が思いつく米国と日本の違いは、日本人は世の中のために自粛でき(やはり日本人は基本的にはお行儀が良いのでしょう)、アメリカ人は自分のために自粛する傾向があると思います. 今回、スタンフォード大学医学部の教授がCOVID-19に感染したニュースが出た次の日に大学が授業をすべてオンラインに変え(これは大学側が感染源になる可能性の責任を案じての自粛)、又あちらこちらのプライベートの集まりも自粛され、カリフォルニアの「自粛行動」は(現在でも続いていますが)非常に早かったと思います.そういう意味では北海道知事の休校に関する決定の速さは見事でしたね.それから台湾の水際対策の速さにも脱帽しました.やはり台湾は常日頃中国の脅威と戦っているのでしょう.

ホワイトハウスの主とファーストレディ

アメリカ大統領選挙の結果はまだわからないが、次のホワイトハウスの主は誰か? ということから、思い出したことがある。

いつだったか記憶はないが、カリフォルニアに出張中、たまたまホテルでテレビをつけたら、当時の大統領夫人、つまりファーストレディであった バーバラ・ブッシュ が名前は憶えていないが東部の女子大学の卒業式でスピーチをしているのを中継していた。すべてを覚えているわけはないが、その終わりに近い部分で、彼女はアメリカの国の行方はどうやって決まるのか,それは NOT IN THE WHITE HOUSE, BUT IN YOUR HOUSE, と結んだ。アメリカの女子学生も当然、家庭に入ることを前提にしているし、日本と同じ、家庭と外部世界との断絶などに不安を抱く人が数多くいたはずだ。そういう不安に対して、バーバラのこの一句はまさに感動的であった。テレビは出席者全員の熱狂ぶりを細かに伝えたが、なかには涙を流す卒業生も数多くあった。そうか、アメリカの女性も涙を流すのか、と妙な感想も持ったものだった。

もうひとつ、これが同じ時だったかどうか確かではないが、外国人がアメリカに移住し、しかるべき要求を満たして市民権を得る、その何年かの歴史を振り返る儀式が有名なニューヨーク港スタッテン島の古い建物のところで行われ、その中継番組があった。そのなかで、たしか南米の国からの移住者だったと思うが、(これでアメリカ人になった!)と感激している人のインタビューがあった。片言に近い英語で、その感動を涙ながらに語るのを見て、こちらも胸が熱くなった。圧制か、貧困か、はたまた宗教思想か、祖国を捨てる決心をするという人の心の中は、日本のような単一文化の下で長い平和の日々をあたりまえのことと思っている人間にはとてもわかり得ない感情なのだろうと思ったことだった。そしてそういう人が夢を託せる機会と社会の寛容さ、それがアメリカなのだ。

振り返ってみて、この二つの出来事はまさにこれがアメリカの民主主義の根本なのだ、と改めて納得させてくれた、印象的なできごとだった。今つくづく思うに、僕がこの国に滞在した1967年あたりは、僕らの知っているよきアメリカ、の最後の瞬間だったのではないか。次のホワイトハウスの主がだれになるのかわからないが、世界の人たちがあこがれを持ち続けられる国に立ち戻ってほしいものだ。

 

 

 

梅林散歩、春を満喫しました (34 小泉幾多郎)

 

小下沢沢梅林もクローズのため、登山道からの遠望。これも又よきかな。
自粛要請のため子供たちの世話に駆り出された人も多く、予定より小人数のパーティになった

高尾梅郷の梅はほぼ真っ盛り、堪能しました。豆腐、揚げ出し、ドーナツのご馳走、美味しかったです。また、堀川さんからはご案内通りの華やかなお弁当の一品を頂戴し、岡沢さんからは熱いコーヒーをいただき、持参のおにぎりは、そーっと1個だけ食べました。楽しいワンデルングを有難うございました。

”花筏” とは何か、という論議もあったがいかにも日本的感覚の眺めを満喫

”83歳 初めての山登り” 鑑賞 (34 小泉幾多郎)

今年は新春早々から映画館で珍しくも3本も鑑賞したが、わが同期のアサ会にも映画好き、特に女性軍の映画通が多く、最近でも、コロちゃん(西川加耶子さん)やチンタ(真木弓子)さんから、映画の推薦があった。

コロちゃんからは、「男と女人生最良の日」。1966年の「男と女」の続編。「あのシャララ、ダバダバダという音楽、古い画面を度々写しながら老いた男女86歳と89歳。なんということないけれどゆったり楽しかった。誰かがクロードルルーシュの自己満足と批評していたけれど私は満足でした」との推奨。だが、残念ながら見逃してしまった。

チンタさんからは「イーディ、83歳はじめての山登り」。「リアル83歳で、長年夫に仕えたイーデイが一人になって昔からの夢の山に登るという話で、私とは真逆、の人生ですが考えさせられた・・・。」との推奨。言われるように83歳で初めての山登りと学生時代から山に登り続けている我々とは真逆の人生と言えるが、この歳になってみると山登りに初めても最後もなく、登る意欲があるか否かになってきたことが痛感させられたのだった。この映画のこと、言われるまで知らなかったが、横浜・東京で、上映館は銀座のチネチッタのみ。原名「Edie Never too late」。画面では、83歳で夫の介護から解放されたある日、馴染みの食堂で、「追加注文には遅い?」と聞いた時の店員のの応えが 「Never too late」。その言葉を聞いたイーディの何とも言えぬ表情!父が生前スコットランドのスイルベン山に登ろうと言われた夢を実現しようとの決意をした瞬間となったのだ。同年輩となり、昨年は同じ歳の会社の同僚の死、12月には山仲間の同僚、足立、丸橋両君を失い、今年に入っても、同年のいとこが亡くなり、ヤクルトファンから親近感を持っていたひまわりに対して月見草にたとえたぼやき節の野村克也氏も亡くなったが同じ歳。こういう時期を迎えても、Never too lateは本当かしら?と疑問符が付くのだが、まあ本当のことだと信じて、巷はコロナウイルス騒ぎの中に、この映画を観たことが、生きる糧になることを!

映画は、山に登るまでの経緯が少々長く感じ、早く初めて見るスコットランドの
山々を観たい衝動に駆られた。スコットランドの山はさっぱりわからないが、このスイルベンは標高723mと大したことないが、湿原の荒野にほぼ垂直に切り立っているらしい。ロンドンから夜行列車でスコットランドのインバネス駅まで行きバスか車で。偶々知り合ったのが登山用品店勤務の若者の車に乗ることに。父が使っていた古いラジウス等の山道具に対し、新しい道具との対比も語られる。その若者がガイドも出来る幸運にも恵まれたり、雨中遭難寸前に駆け込んだ山小屋の番人が一言も発しなかったことに違和感を覚えたが、初めての山登りに誘った父親が遭難寸前の娘を救ったということを言いたいらしい。ボートで湖を渡ったりしながら、無事山頂に辿り着き、素晴らしい景観を眺めるところで終わるが、人を寄せ付けない意固地な老人が山に登ることで過酷な自然と向き合い、今まで自らが築き上げ、暮らしてきた自己の破壊を経て自分の未来を切り開いたということを描いたようだ。明るく希望に満ちたこれからの人生を頑張れ!と言いたいが、これからの残された人生、介護施設を拒否し、娘と喧嘩別れをしたままでは、どういうことになるのか。山での経験を活かし、楽しい後世を生きて行って欲しいと望むばかり。同年齢の我々も同じ。