この企画、先回に引きつづき投稿の多かった、旅先の話題を提供する。さすが、ワンダーフォーゲル、という感じがする。国際派?の保屋野君のメールから始めよう。
三大なにがし、考えているうちに投稿し遅れてしまいました。遅ればせながら、私の思い出に残る風景をご紹介します。観光地では、次の3か所でしょうか。
① オランダ(アムステルダム) キューケンホフ公園のチューリップ
② ノルウエー ガイランゲルフィヨルド
③ アメリカ アーチーズ国立公園のデリケートアーチ
① ツエルマット スネガからのマッターホルン
② グリンデルワルド バッハゼーからのシュレックホルン
③ シャモニー ラックブランからのモンブラン針峰群
一方、国内では細分してみると
(滝)
② 尾瀬 三条の滝
③ 立山 称名の滝
(山)
① 北ア・針の木岳からの剣・立山連峰(初めての北アルプス)
② 南ア・聖岳からの赤石岳(初めての南アルプス)
③ 東吾妻山(景場平)からの磐梯山(高2の時、一人で登った安達太良~吾妻縦走)
(渚)
① 五島列島(福江島)高浜
② 沖縄 オクマビーチ
③ 陸前高田 高田の松原(今はあの「奇跡の一本松」のみ)
一般的にいわれている ”三景“ はご存じの通り松島、天橋立、厳島だがこれを選定したのは江戸時代初期にいた儒学者林春斎だとウイキペディアは解説している。彼は例えば松島についてはさらに細かく、
「壮観」大高森: 東側。標高105.8m。松島湾。..
「偉観」多聞山: 南側。標高55.6m。七ヶ浜町の北…
「麗観」富山: 北側。標高116.8m。
「幽観」扇谷: 西側。標高55.8m。
等と著書 日本国事跡考 に書き残したそうだ。ウイキをめくってみて、日本三景観光連絡協議会、という団体まであることを知った。保屋野説に従ってみると、“滝” でいままで日本三名瀑、といわれてきたのは日光華厳の滝、和歌山は那智の滝、茨城は袋田の滝という事になっていて、お定まりの百名瀑、となると北端は北海道オシンコシンの滝(50m)から沖縄マリドウの滝(20m)までずらりと並ぶ。小生2年生のリーダー養成でタケノコ沢直登をわりあてられ、美濃島とふたりで “こりゃだめだわい” と引き返して怒られたタケノコ大滝はこの中には入っていない。”山“となればこれは各人千差万別、展望と記録と感傷と疲労とありとあらゆるものが要素になるだろうから敢えて保屋野説に甲論乙駁、いろいろあるだろう。たとえば:
(小川)小生メンバーの名古屋ゴルフ倶楽部からは御岳の遠望が一番から、12番からはマンションの隙間から聖岳のピラミッド山容が厳冬快晴の日に遠望されます。小生が発見し話題になりました。
(保屋野)
名古屋から聖岳が見えるとは・・・あの辺では「恵那山」が印象的でした。市街地からの眺望では、何といっても松本からの「常念岳」が一番ですが、酒田からの「鳥海山」も素晴らしい。車窓風景では、大糸線からの「後立山連峰」や小海線からの「八ヶ岳」が有名ですが、先日蔵王に行った際、東北新幹線からの日光連山、那須連峰、安達太良山、吾妻山と連続する雪山風景を楽しみました。
というような具合になる訳だ。この辺の話題なら何とかついていけるが、渚、となるとこれは勝負にならない。小生が行ってみたい渚なら ”地上より永遠に“ で バート・ランカスターとデボラ・カーがいちゃついた浜辺か、ノルマンディ上陸の激戦地 オマハビーチ くらいな発想しか出てこないからこれ以上言及はしない。
安田耕太郎君は彼の世界漫歩の結果を本に書いているくらいだから、彼の蘊蓄は著書を読んでもらうとして、小田篤子さんのいわく、
それぞれに思い出のつまった、皆様の三大風景、もっと若い時に知りたかったですね。私は海外へは始めの頃は子連れで出かけていましたので、安田さんの本を読み、羨ましく思った風景は……
(私は①にあげたMt.アシニボインのコテージのベッドの窓のカーテンをパッと開けた時見えた、満天の星。ひとつひとつが大きく、流れ星も見え、感激しました。)最近は昨年3月の千畳敷の星空です。
②ボリビアの誰もいない5,400mの山に犬と登ったこと。
③独りで登られた、マチュピチユの山
絶対独りでは行けません、ふたりでも無理ですね。
3年前、OB合宿で西穂コースを選び、快晴のもと、笠ヶ岳の遠望をもってわが3000米にピリオドを打った小生としては、ミッキーのひとことは何とも言い難い感傷を引き起こした。時は流れる、かな。
“場所” のテーマが続いたので、”飲食“ についてはどうかと思っているのだが、現時点ではまだ2点頂いただけである。いろんな分野のエキスパートがおられると思うので、投稿を待ちたい。