エーガ愛好会 (34) パリより愛をこめて (HPOB 小田篤子)

(前略)・・・なぜだれにこのメールが届いたのか編集子には不明・・・ただしこの一節が後報のプレスリー論議を引き起こした歴史的爆発的効果的再生産的投稿であった。

 

(小田)

私はElvisのファン(亡くなってから)でメンフィスのグレースランドや、ラスベガスでのシルク ド ソレイユによる “VIVA  ELVIS” も観に行ったりしましたが、リース=マイヤーズは偶然”ELVIS”という作品でELVISを演じ、ゴールデン グローブ賞を受けていることも分かりました!

そして、この “パリより愛をこめて”は、これ又偶然に娘が映画館でみかけ、パンフレットを買ってきてくれた作品ですが、未だスパイ物なので観ておりません。やっと本日観ようと思います!

(そこで 編集子発)ミッキー、観たらどんなものだったか、教えてください。

(小田)
トラボルタがスキンヘッドに髭、ピアスのやり手のCIA。リースマイヤーズが駐仏アメリカ大使館員で内密のCIA見習い。ふたりが組み、パリサミットでアメリカ政府要人を狙うテロリストの計画を阻止する為戦います。トラボルタは容赦なく何十人も撃ち殺しますが、一緒にいたリース マイヤーズは、中国レストランの天井を撃った時、雨のように降ってきたコカインを入れた大きな花瓶を持ち、必死に着いていきますが、一人も殺しません。(最後の一人を除き)。
トラボルタは太りましたが、笑うとサタデーナイト フィーバーの愛らしい顔が甦ります。ベルサーチや香水のCMをしていたリースマイヤーズは対照的ですが、今はアルコール中毒のようで残念です。
題に反し、いろいろな銃による銃撃戦とカーチェイスの連続でゲームのようでした。

(安田)

 残酷な殺戮シーンのオンパレードでマカロニウエスタンの現代版を観るかのような、ちょっと疲れる映画でした。好きになった女性が実は要人暗殺をを企てるエロリストだったという筋立ては面白いのですが、
日本語吹き替え版にCM中断が加わって興をそがれました。トラボルタの愛すべき太っちょおじさん振りにちょっとビックリ。それにしても鉄砲撃ち過ぎじゃあないですか! サタデー・ナイト・フィーバーから何年でしょうか(えっ!33年だそうです)、ちょっとイメージが損なわれました。フェースオフくらいまでは良かったのに。リースマイヤーズはあまり印象に残らなかったです。