たった今、帰宅して開いた新聞で原尞の急逝を知った。これはショックだった。
寡作で知られた人だが、そろそろ、次の作品が出るころだと、ここのところ馴染みの本屋へ行くたびに探していたのだが。
結局、14年ぶりに上梓されたその 第五作 それまでの明日 がこの寡黙なハードボイルドライターの遺作になってしまったわけだ。そして夜は甦る で知って以来、レイモンド・チャンドラーの我が国での継承者、と思っていたのだが。ただ合掌あるのみ。
旧き友集い語ろうは 過ぎし日の旅山の想い (投稿は著者あてメールでお願いします)