”月いち高尾” 第三世代へ!  (47 関谷誠・伊川望・51 斎藤邦彦)

私(関谷)の本籍は生誕地である東京都文京区目白台、これまで住んだ地は国内外様々ですが、東京出身である事を自負しております。その東京の数あるシンボルの中で、未知の世界は「東京タワー」(勿論、「スカイツリー」も!)と「高尾山」でした。東京タワーは未だ制覇しておりませんが、「高尾山」は、2017年末、女川の牡蠣とワインでの忘年登山との「月いち高尾」の誘いに釣られたのが運の尽きでした。爾来、高尾の四季折々の自然、諸先輩方との気の置けないお付き合い、「天狗」での反省会等々に魅了され、本州西端の片隅に住みながらも、可能な限り、参加してまいりました。

ジャイさんを中心にKWV36年卒の「ナンカナイ会」の皆さんで2011年1月から始められた「月いち高尾」ですが、その趣旨について、『ナンカナイ会 その"ふみあと“』(2017発行)から抜粋してみます:

“いくら張り切ってみても加齢現象は我々の現実である。しかしアルプスはダメとしても、せめて低山でいいから、可能な限り、”山“に接したい。低山の代表選手である高尾山くらい、せめて月いちどでいいから、歩いてみないか。あまり期待せずに数人で呼びかけたプランは予想外に長続きしており、さらに最近、直近下級学年からの参加も増えてきて、これがナンカナイ会のみならず、シニアワンダラーの既定プログラムとして継続されそうな気配もしてきた。 この”月いち高尾“が予想外に長く続いたのは、場所と実施日を基本的に固定したこと、事前通知不要として完全に個人の当日の具合で参不参加を決めるようにしたこと(現在では事前エントリーが原則)、および途中から偶然に発見した居酒屋での打ち上げについては、それだけの参加も可としてハイク以外での会合機会としたこと、などが理由であろう。当初は同じところだけではつまらないのではという危惧もあったが、むしろ、季節を変え、ルートを変える事によって、いままで想像もしていなかった高尾山領域の魅力を発見することにつながったし、高齢者の登山に不安となる事故対応がすぐとれるという安全感も大きかった。  発足後6年を経て、他学年各位の参加が増えてきたことから、このWの企画運営を若い層に依頼し、シニアKWVers向けの広いプランにしたらどうか、という気運が生まれ、2017年1月から、その任を39年卒の堀川義夫に委託することとした。我々は今後も積極的に参加するが、より多くのOBにとって、有意義なプランとなってゆくことを期待している。”

2017年1月より、ジャイさんを引き継いで、39年卒の堀川さん、岡沢さんと40年卒の藍原さんで「KWVシニアワンダラーズの世代を超えての心のつながりを維持・持続してゆこう」とのこの集まりの基本理念に基づき、新型コロナという未曽有の禍に直面しながらも、5年にわたり運営いただき、継続されています。この「月いち高尾」の更なる継続・持続の為、堀川さんが傘寿を迎えられる事等々もあり、山行後の飲み会の席で、唐突に、後を頼むとの打診がありました。この集まりの基本理念は、長年、OB会活動に多少なりとも関わってきた私の思いでもありましたので、住まいが遠方であることや、近年、衰えが顕著な足腰の事などすっかり忘れ、飲んだ勢いもあり、引き受けさせていただきました。

千葉県柏に拙宅はあるものの、特養に入所している義母の側面からの面倒見は、当面、続きそうで、山口から首都圏に戻る目途は、今のところ、付きませんが、息抜きも兼ね、定期的に戻りますので、又、強力なサポートの47年同期の伊川さんもおり、2022年1月より、世話人代表として「月いち高尾」を運営させていただき、更なる世代を超えたワンダー仲間の参加を図ってゆく所存です。

なお、伊川さんと51年卒の斎藤邦彦さんに 協力していただき、「安全・安心」を第一とした楽しい集まりにしたと思います。皆様、よろしくお願い申し上げます。 以下、これからの ”月いち高尾” の進め方について確認させていただきます。ぜひ、多くの KWVers の新規ご参加をお待ちしますので、下記連絡先までご遠慮なくお申し込みください。”高尾なんておかしくて行けるか!” などと思っていませんか。 四季折々に訪れることで、(これこそが日本の山なんだ)ということを味わい、”古き友との新しき会合” を楽しみませんか?

2022年 「月いち高尾」の方針 確認事項・お願い等々

  • 月いち高尾のオーナーはナンカナイ会の皆さんです。
  • 事務局を以下の3名で運営します。

世話人代表  関谷 誠  (47年) sekiya@kba.biglobe.ne.jp         080-1289-2250

共同世話人  伊川 望  (47年) qkygj774@yahoo.co.jp           090-5541-5636

共同世話人  斎藤 邦彦 (51年) k.saito@amethyst.broba.cc

参加人数も毎回多くなりました。平均年齢も上がって来ました。体力に合ったコース分けも必要になります。ワンデリング内容の検討およびオーナーとの連絡他必要な活動を3人の合議で決めて行きたいと思います。

  • ワンデリングは自己責任の上で参加してください。
  • 参加希望の方は事前にエントリーしていただくことにします。事務局として全体の参加人数等把握しておき、安全面の配慮をいたします。 参加者は、原則、KWV三田会会員とその親族とします。
  • 天候等の事由で中止する場合は、原則、実施日の2日前の午後10時までにメール連絡します。
  • 参加申し込み時に、携帯電話番号等の事務局への登録をお願いします。(皆が高齢者です。決して強制ではありませんが、万一に備え本人の携帯電話番号と緊急連絡先などを登録していただきたいと思います)。
  • 山岳保険加入のお勧め。KWV三田会の行事には必ず保険を掛けています。年に数回、月いち高尾に限らずワンデリングをされている方にはお勧めです。年間4000円から5000円程度で加入できます。是非ご検討ください(山岳保険で検索すればいろいろな紹介があります。ネットで簡単に加入できます)。一般の傷害保険でもハイキング中の事故が適応されるものがあります(要ご確認)。
  • 打ち上げ・反省会を原則、”天狗” にて開催(酒量に関わらずワリカン)。