(船曳)
新型コロナVirus肺炎に対する国の対応は、これまでにも繰り返し申し上げてきましたが、不十分なPCR検査体制、官尊民卑かつ役所間の高い壁などのお役所的対応、厳重防止策と言いながらGo-Toトラベルなどの真逆な対応、ワクチン接種の全体像が決まっていないなど、2政権とも中途半端な場当たり的対応としか評価できません。これでこの程度の蔓延、死者数で収まったことは世界的に不思議な経過と見られています。決して一流国とは見做されておりません。日本は製薬会社に完全に舐められており、本当にワクチンは供給されるのか、分からなくなってきたようです。本当に情けなく、敢えて失政といいます。しかし、私の心配していた通り、問題を残したままスタートとなり、すでにワクチン接種が始まっています。アナフィラキシー症状らしき症状がぼつぼつ出現していますが、過去にこの発作を経験した人でなければ、特に男性ではそれほど心配することはありません。一体何時になったら受けられるのか分かりませんが、この多くの読者の方は高齢者ですので、もし順番が来たら進んで受けてください。また、1年前に私の主張してきたPCR検査の普及が変異株出現に押され、やっと始まろうとしています。私的機関では高い金額の施設もあってこれはどうかと思いますが、本来行政のやることでしょう。機会があり納得できればお受け下さい。痛くも苦しくもありません。ワクチン接種なんて怖くない。順番が来たら受けてください。
(篠原)
1-2週前からテレビでは国立系の病院を中心に、医療従事者へのワクチン接種の画像が頻回に流れていますね。しかし、ワクチンがまず配られたのは国立大学系病院や一部の総合病院だけでした。しかもそれらの病院の一部には、新型コロナ患者さんをあまり見てくれていない病院も含まれていることに私は少し不満でした。私が働いている準国立の国家公務員共済組合連合会立川病院や、入院ベッドを全て新型コロナ患者に特化した東海大学東京病院にもなかなか新型コロナ用ワクチンは回ってこなかったのです。これでは高齢者や一般の方々へのワクチン接種は4月からは難しいなと思っていました。
イスラエルは国民の90%以上が一回目の接種を終了したというニュース、見ましたよね。世界の大手製薬メーカーの上層部はほとんどユダヤ系に牛耳られているからかもしれませんが、それに対して、日本はなにしているのかと。不気味な薄ら笑いを浮かべながら答弁をするワクチン接種専門大臣にも不信感を募らせていたのですが。
昨日、外来のため立川病院に到着すると、なんと急にワクチンが届いたので、今日からでも接種が可能とのメモが机の上にありました。外来終了後、早速会場にむかいました。体調と体温、以前のワクチン接種後の副反応、既往歴や現在服用中の薬などを記載したアンケートを提出し、簡単な問診をうけてから、迷うことなく接種を受けました。左上腕骨の骨頭から指幅2本ぐらい下の上腕三頭筋肉内に注射を受けました。痛かったかって? 皮膚に針を刺すんだから痛いのは当たり前でしょ。しかし筋肉内にワクチンを注入中はもう痛みはナシ。1-2秒で接種はおしまい。あと別室で30分座って様子を見てくださいと頼まれ、今日の外来の書類を整理しているとあっという間に30分が経過。注射部の痛みも何もない。自分の部屋に戻り少しだけ仕事をして、そのまま車を60分ほど運転して帰宅。過去に予防接種で具合が悪くなった人や喘息などのアレルギーを持つ人以外は今回のコロナワクチン接種は全く心配ないと思いますよ。一時的に気分が悪くなっても、接種会場にそれに対応する用意があれば恐れるに足らずというのが私の感想です。但し、かかりつけのお医者さんがいる方は事前に念のため必ず相談してください。
当日の入浴は可ですが、接種日の深酒や注射部位をこすったりもんだりはしないほうがよさそうですが。
接種後1-2日間は注射部位に痛みや腫れ、それにだるさ・頭痛・発熱・吐き気・関節痛・リンパ節の腫れなどの報告はありますが、大体1-2日で収まります。私は今日で2日目ですが注射部位に触ればちょっと痛いかなという程度。早速今日は趣味のスポーツをいつもどおり楽しみました。
かかりつけの先生のOKが出たら皆さん、怖がらずに接種を受けてください。私の経験では高齢者でも、怖がる必要は全くありませんよ。