”国宝” に感激しました    (41 斉藤孝)

圧巻。その一言に尽きます。

久々に映画館の大画面で鑑賞しました。 

国宝とは人間国宝のことです。背中に大きな入れ墨がある任侠の息子が上方歌舞伎役者になる。そして人間国宝まで昇りつめたという歌舞伎役者の半生を描いていました。

主役の「吉沢亮」の演技に魅せられました。 

「二人藤娘」「道成寺」「曽根崎心中」「鷺娘」「連獅子」など眼前に迫って来ました。振り袖姿で鮮やかに舞う女形は実に綺麗です。口元と目元は妖艶です。

歌舞伎の世界をリアルに描写し、その禁断の世界を美しく演出していました。歌舞伎座まで行かなくとも本物の歌舞伎踊りを十分に楽しめました。