投稿日: 2025年8月27日 投稿者: Kyo Nakatsukasaギボウシは見返り美人か (41 斉藤孝) 軽井沢の小さな山野草の庭で擬宝珠(ギボシ)の『見返り美人』から歓待された。ギボウシは『見返り美人』であると妄想した。背筋をすっと伸ばし首筋が綺麗だ。まっすぐ伸びた茎は、乙女の細いうなじのようで気品がある。その優美な茎先に筒状の花をいくつもつける。浮世絵師「菱川師宣」は、女性を美しく見せる演出法として、歩みの途中で後方に視線を送る姿を描いた。「モナリザの微笑」にも匹敵できるような演出である。共有:クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)関連