(安田) ブログ上のお問い合わせ『ところでポアロ役だが、小生が特に気
初めて観たユスチニノフ出演映画は「クオ・ヴァディス」(195
1950年代は「俺たちは天使じゃない」。出演映画の若さから(30歳代だったろう)、風格あ
(飯田)菅原さんの ≪乱読ファイル:アガサ・クリスティ 再訪≫ の編集子コメントにジャイ大兄の ≪ところでポアロ役だが、小生が特に気に入っているのは ”ナイル殺人事件” でのピーター・ユスチノフなんだが、賛同者いない?とあり大いに賛同と思いつつ「ナイル殺人事件」(1978年)を再々見しました。
やはり、この映画でのポワロ役のピーター・
ところで、アガサ・クリスティの小説のドラマは「名探偵ポワロ」
(編集子)”オリエント急行” はクリスティの作品群のなかでも抜群の面白みがある小説だと思う。この作品では12人が一人を殺す、という筋だが、同じように人気のある ”そして誰もいなくなった” は逆に一人の人間が孤島に集まった客をひとりひとり殺していく、という逆の発想だ。.2冊ともミステリになじみのない方にも是非お勧めしたい,菅原の言う エンタテインメント性 に優れた読み物だ。
映画では日本での翻訳ドラマを含めて3本みているが、1974年の作品が断然光っている。なんといっても出演陣の豪華さはいったいギャラはいくらかかったのか、と心配するくらいだった。ポアロはアルバート・フィニーだったが、ほかにだれがいたか? リチャード・ウイドマーク、ロ―レン・バコ―ル、イングリッド・バーグマン、ショーン・コネリー、ジャクリン・ビセット、アンソニー・パーキンズ、ヴァネッサ・レッドグレーヴ、ジョン・ギールガットなどなど、知ってる顔がみんな出てる、という感じのエーガだった。あれだけの顔をそろえることはもうないだろうが、これでユスチノフがいたらどうなっていただろうか。2017年版のポアロはケネス・プラナーで、ほかのメンバーもぐっと若返っている(当たり前だが)のを感じる。
テレビで三谷 幸喜による翻訳ものが野村萬斎のポアロで作られたのを見たが、殺される極悪人ラチェットの佐藤浩市が上記2作品でその役を演じたウイドマ―クやウイレム・デフォーなんかよりはるかに凄みがあると感心した。このクリスティ翻訳ものの第三弾が近々出るらしいので心待ちにしている次第。