コロナを見くびらないこと   (普通部OB 篠原幸人)

7月・8月とコロナはまた増え続けています。つい最近は実妹がコロナ後の肺炎+誤嚥性肺炎で入院しました。最近はコロナの後遺症は軽症例も多いのですが、患者数は確実に増えているようです。

確かに昨今はコロナはもう「風邪のようなもの」と片付けられることが多くなりましたが、肺炎ばかりでなく、「元気が出ない」・「集中力がなくなった、ボーとして考えがまとまらない(以前にBrain Foggingという話をしましたね、覚えているかな~)」・「一寸働くと、体が鉛のように重く動かなくなる(クラッシュ)」などの後遺症患者さんが増えています。東京都も「コロナ後遺症専門ポータル」を作っているほどです。特に一回目感染より、二回目・三回目の方が後遺症は重いようです。「俺は3回もコロナに罹ったぞ」と威張ってはいられないのです。おそらく一部のコロナウィールスは自覚症状が無くなっても体のどこかに生き続けているのかもしれません。

コロナ後遺症は長く続く「咳・痰」・「微熱」・「呼吸困難」・「味覚障害」などの他に、「脳卒中」・「自律神経異常」・「心疾患」・「腎臓障害」その他、本文の冒頭に書いた症状も含めて200以上の後遺症が知られています。

予防は一つ。コロナに罹らないこと。それには、公衆に接する時はマスクを使用・手洗い・うがいが有用で、万一罹患したら1-2か月は無理しないことです。「俺は大丈夫だろう」という過信が一番危険です。 しかし何でもコロナのせいにすることも問題ですね。私も最近、右腕の筋肉痛でゴルフのバックスイングやテニスのサーブの際に痛みを感じますが、これもコロナの後遺症とするには一寸無理がありますかね~