わが谷は緑なりき     (41 齋藤孝)

わが谷は緑なりき ー How green was my valley.

6月18日からスコットランドとウェールズに行き,北ウェールズはコンウェイで、あの ”我が谷” の場所に行ってきた。

名女優「モーリン・オハラ」は大家族の娘役だった。勝ち気な女性役は彼女に適役なのだ。その映画は、ウェールズの炭鉱町を舞台にしていた。

“Should auld acquaintance be forgot,
and never brought to mind ?
Should auld acquaintance be forgot,
and days of auld lang syne ?”

“旧友を忘れ 思い起こすことがなくても良いのか?昔懐かしい日々を忘れても良いのか?”亡き友のためにもう一杯、モルトの杯を酌み交わした。

(編集子)モーリン・オハラ。俺達の青春時代の一つのあこがれでもあった。ジョン・ウエインが癌で命旦夕に迫ったとき、そのオハラが、”あの人を救う手立てはないのでしょうか!” と議会に訴えた、という話は胸に響いたものだ。いろんな作品で彼女にお目にかかっているが、彼女が最も美しい、と感じたのは別居を余儀なくされた妻の役で彼女が騎兵隊の砦をおとずれる、”リオグランデの砦” 、あの作品のあるシーンで、オハラの横顔がアップされたカットだった。