3~4年前、NHKニュースの各地の便り(1分間)で知った兵庫県{丹波の森公苑}の(国蝶)オオムラサキの会に所属して、これまでも時々、短いレポート紛いの送信をしていますが、この度、この会の会長からのメールで、新たな興味ある地味な研究を知りました(下記に引用)。
私はオオムラサキ放蝶時期と秋のウイーンからの演奏家を招聘するシューベルティアーデ音楽会に出来る限り参加しています。直、「丹波の森公苑」は30数年前からウイーンの森、ドイツの黒い森とも提携関係があり、丹波の丘陵地帯にオオムラサキ飼育に適した・クヌギ・コナラ・エノキを植林し、オオムラサキ蝶の生態系をこの地域一帯に取り戻す計画を実行中で地道な自然保護の作業中です。
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飯田 武昭様
不順な天候に越冬幼虫調査が捗りません。神戸大に依頼していたオオムラサキのミトコンドリアDNA検定の結果広島(府中)奈良(橿原)兵庫(丹波)各個体のDNAが一致しました。今年、滋賀県(大津市)山梨県(北杜市)宮城県(仙台市)の個体検定をする予定です。
北杜市はフォッサマグナ線上にあり東西分離するのではと楽しみにしています。3月中にウィーンシェーンブルン動物園に航空便で幼虫を送る準備をしています。
(編集子)馴染みの北杜市が対象になっているようだが、以前にKWVOB会の夏合宿で付近を散策したとき、渓谷沿いを歩いていた44年卒実方君が、”歩いている目の前に舞い降りてきた” と興奮していたことを思い出す。引用されている手紙の文面から、ああそうか、北杜はフォッサマグナの上に位置しているのか、と改めて知った。