エーガ愛好会 (236) クイック・アンド・デッド  (34 小泉幾多郎)

 表題The Quick & the Dead 早い奴と死人、早撃ちだけが生き残るとなれば、寂れた西部の田舎町リデンプションの目抜き通りで、年に1回開かれる早撃ち勝負が繰り広げられるという映画。その主要メンバーが豪華キャスト。個性派、性格俳優の異色スターを集め、癖のあるキャラクターが続々登場する。

その一番手が「氷の微笑」でセクシー女優No.1の地位を確保したシャロン・ストーンで、制作にも携わったことから、どうやら彼女の意向もあり、当時オーストラリアの名優ラッセル・クロウを相手役に、更に当時若手のホープだったレオナルド・ディカプリオを交渉して出演させたらしい。また当時悪役ならこの人と言われたジーン・ハックマンも登場。監督も彼女の意向もあったらしいが、ハイテンションな演出ホラー映画等で名を挙げたサム・ライミ監督が、マカロニウエスタン調も取り入れたりしながらも西部劇で再びその枠の収まらないような新境地を名優たちを使い楽しませて呉れた。

ストーリーは、幼少期に、この田舎町の権力者として支配しているジョン・へロッド(ジーン・ハックマン)に父を殺され、復讐を目論む女ガンマンのエレン(シャロン・ストーン)が、年に一度の早撃ち大会で、ガンマンとしても高い実力を持つへロッドに勝利するまでを描く。町の酒場兼宿屋のマスターであるホレイス(パット・ヒンクル)が早撃ちの進行役を仰せつかるが、大会の参加者は16人ぐらいだったのか。それぞれの決闘場面が続く。2回戦ぐらいから描写するとエレンは幼女に悪さをしたトレドという男、泣いて命乞いをされ見逃すも酒場に戻って再襲撃され射殺。ヘロッドは賞金稼ぎの17人を殺したと豪語した殺し屋クレイを射殺。息子キッドは先住民ホースと対決、体中に弾痕があるような男だが、必死の抵抗も及ばず射殺。コートは脱獄囚の男を射殺。という具合にしてエレン、ヘロッド、コート、キッドのスター4人が残り、いよいよヘロッド対キッド、エレン対コートの準決勝。ヘロッド対キッドの父子対決、常識では考えられない。父親に一人前と認められたいの気持ちと言うが、それだけでない何かがあるのだろう。結果は父親が息子の腹を撃ち勝利。
「息子が自分の子供だという証拠はない」とのセリフには驚く。エレンとコートの戦い、倒れたのはエレンだった。しかしこれは赤インクを使っての偽装だった。最後の決戦は翌日。翌早朝決戦はコートでなくエレン対ヘロッド。ヘレンはヘロッドに正体を明かし、決闘へ。遂に父親の仇をやつけることに成功。ヘロッドが万一やられたときは、ヘレンを殺すよう隠れていた二人の部下もコートの手によって射殺。父親の保安官バッチをコートに預け、この町の治安を頼んだヘレンは町を去って行った。

以上ストーリーは他愛ないマンガと言えばそれ迄乍ら、シャロン・ストーンのセクシーな服装、行動は魅力的、共演者3人の男優陣も夫々魅力的で楽しめた。

(編集子)俺、こっちのほうがいい。