実は内心、第7波で落ち着くのではないかと期待していたのですが、第8波が来そうです。世界の感染者数を見るとパンデミックに急増しているとは思えませんが、WHOも警告しており、厳重注意が必要でしょう。第7波は第5波の7.3倍、第6波の1.8倍の感染者を出しました。幸いにもデルタ株の第5波の致死率が0.414%だったのに比して、オミクロン株の第6波(致死率0.143%)第7波(同0.019%)の致死率は低かったのですが、第8波はどうなるか分かりません。新しい変異株がオミクロン株からの、デルタ株からの、元々の株からのものがそれぞれ発見されているようで、どれがどの程度悪性度を持っているかはこれからの課題です。
致死率といいましても、重症新型コロナ肺炎そのものによるよりは、心臓病、肺疾患、癌、膠原病、そして高齢者など、いわゆるリスクの高い人たちの、持病による死亡が多いのです。皆さん歳を取ると持病のデパートになっていますから、十二分に気を付けましょう。
現在コロナかなと思っても、受け付けてくれるところが狭き門になっておりますし、自己検査で判断し、自分で届け出しないといけない場合も多くなっています。老人にそれを求めるのは間違いだと思いますが、逆に若い人は面倒臭い、会社で居ずらくなるなどで、知らぬふりで通常生活を続ける人もいるでしょう。更にもし重症化しても安全に収容してくれる保証はありません。情けないことですが、医療行政の貧しさです。日本の医療レベルが一流国から三流国、四流国に落ちてゆきます。泣けてきます。
罹らないよう、ワクチンを打ってください。前からいっていますが、ワクチンは接種リスクの2桁高いメリットがあります。そのほかでは馬鹿馬鹿しい規制も数多くありますが、雑踏を避けること、外出時のマスク、帰宅時のウガイ手洗いを心掛けることぐらいだと思います。