タイタニックの高層ビル版でオーナーの娘婿が、予算削減の為に、 設計士の指定より性能の低い受電盤を使ったことで出火します。 消防隊長のマックウィーンと設計士役のポール· ニューマンの活躍にハラハラドキドキ。
この出火原因を作り、我先に逃げようとした娘婿役はリチャード チェンバレン。昔TVドラマなどでとても人気があり、 ハンサムで爽やかな素敵な人で私もファンでしたが、 今回は一番嫌な役でした。前回の「悲しみは空の彼方に」 のトロイ·ドナヒューのように。
先月、新聞に読者からの❬映画を巡る物語❭ が4回連載されていました。 そこに載っていた71歳の男性の投稿の一部分です。
” 70歳まで建設関係の仕事に従事した私の一番の映画は、 就職間もない頃に封切られた「タワーリング·インフェルノ」 です……… 建設技術者として安全な建物を考えるきっかけを作ってくれました ……来賓の客が次々に命を奪われる場面が衝撃的で、 脳裏に強く焼き付き… 人生の座右の銘として「安全な建物」の出発点となった作品です。 “
(安田)「慕情」コンビのジェニファー・ジョーンズとウイリアム・ホール デンの皺の増えた熟年振りには人間は歳をとるんだと染み染み知ら されました。有名俳優の揃い踏みは懐かしく、彼等・彼女達の映画 を思い出します。テレビドラマ「ベン・ケーシー」と人気を二分し た「ドクター・キルデア」のチェンバレンを映画で見たのはこの一 本だけ。アメフトの英雄、裁判中のシンプソンも出演していた。スパイ物テレビドラマ「0011ナポレオン・ソロ」のヴォーンも 懐かしい。
「・・インフェルノ」に加えて、海の「ポセイドン・アドベンチャ ー」、橋梁のシーンが忘れ難いソフィア・ローレン、アリダ・ ヴァリ、エヴァ・ガードナー、往年の三美女が一堂に揃ってパニッ クに陥る「カサンドラ・クロス」、これら三本の高層ビル・ 豪華客船・列車を舞台にした怖い映画はそれぞれ1974年、 72年、76年の制作。更に豪快キャストの「 オリエンタル急行殺人事件」は74年制作。スリルを全面に押し出し、それに人間模様を描いた映画が多く制作 された時代だったのですね、70年代は。 制作費も半端ない大作揃い。ヴェトナム戦争も終焉(1975年) が近づき、アメリカンニューシネマの波も一段落した頃にこれらの 映画が世に出たのは興味深い。「ゴッドファーザー72年 & 74年」、「フレンチコネクション71年」もこの類の仲間だった のでしょうか?
「・・インフェルノ」に加えて、海の「ポセイドン・アドベンチャ
(武鑓)タワリング インフェルノ」は小生も懐かしく好きな映画の一つです。
1973年1月サンフランシスコに駐在赴任しましたが、丁度、 その頃本作品を撮影中のようでした。ある晩、シスコのダウンタウンのCalihornia St.にあるBank of Americaのビルの側を通りかかったら、ビルがライトアップされ消防車も来ており大勢の人が集まっていま した。映画撮影中とのことでしたが、その時は映画の題名もこんな豪華俳優が出ている映画とも知りませ んでした。その後、映画が公開されて現地でも観たはずで帰国後も字幕入りで映画館やTVでも観ました が、毎回退屈しません。
シスコを舞台にした映画は数多くあり、皆さんよくご存じのS. マックイーンの「ブリット」やC.イーストウッドの「ダーティーハリー」などはTVで上映される度に観て、 家内からよく飽きないものと呆れられています。
1973年1月サンフランシスコに駐在赴任しましたが、丁度、
シスコを舞台にした映画は数多くあり、皆さんよくご存じのS.
(編集子)いやあ懐かしい名前ですな。 ブリットで出てくる通りは覚えがあるところがあったし、 ダーティハリーの何作目だったか、コイタワーと思しきあたりも出てきたな。いやいや。