「ダ·ヴィンチは誰に微笑む」(The Savior for Sale) を観てきました。立川にも高島屋の中に”キノシネマ”が出来、 都心まで出かけなくても済むようになりました。
ニューオリンズの名もない競売のカタログの”救世主(男版モナ· リザ)”の絵を見てひらめいた美術商が13万円で落札。 30年来の友人の保存修復士に洗浄、修復を頼みます。本物 か分からないとする専門家もいる中、 著名なオックスフォード大学美術史家や、ロンドン ·ナショナル ·ギャラリーの関係者は本物と判断し、展示会を開く。 デカプリオも来場。その後別の画商が購入し、 ロシアの富豪に157億円で売却、そして、 サウジアラビアの皇太子と思われる人物がオークションで510億 円で落札します。
ロシアの富豪も最後の落札者も全て代理人任せ。その後外交、 政治問題にまで繋がり、 内容はフランスの国家機密事項のようです。ルーブル博物館での、 没後500年記念展覧会では展示されず、現在の所在は不明。関係者の証言で構成されたドキュメンタリー映画でした。
絵も有名になりすぎると飾られずに投資の対象となるのですね。