本日ブログ拝見致しました。カミユは私の好きな作家の一人です。
で私が読んだといえば「嘔吐」の一冊のみです。その中に吐き気と
小説の手法もメルヴィルやヘミングウェイなどに学んだといわれて
カミユの作品に登場する人間には善良さと温かさを感じるからです
カミユを理解するのに都合の良い、佐藤 朔先生の書かれた文章をご紹介いたします。
カミユの作品が今も尚愛されているのはなぜか?カミユの作品
罪に苦しむ者や罪を犯した者はいるが、いずれも悪人ではない。だ
カミユの作品の魅力が失せない訳はそこにあるのです
(編集子)白状すると、小生も 嘔吐 にでてくる、木の根を見ていて真実を悟る、という一節は何が何だか分からず、その意味では一応最後まで読んだ、という事実が残るだけで、到底この哲学の巨頭を理解したなどといえる段階ではない。しかしヨシコの示唆で、サルトル本体はともかく、カミュという人の作品が持つ意味はなんとなく分かったし、提示してくれた佐藤 朔の一節が、考えてみると今回もっともらしく読んだふりをした石光氏のいう ”正義” なのかも、と思ったりしている。