古き良き時代のエーガ (3)     (普通部OB 船津於菟彦)

あれは大学一年の体育実習でスキーを選択したため、蔵王へスキーに行きました。「体育実習」のことは全然覚えて居ませんが、山形駅前の本屋でこの本「オードリー・ヘップバー 映画ストリー増刊号」を定価100円で買い大事に保管していることと、帰りの汽車の中で憧れの女性と仲よく見たことなどがありありと浮かんできます。「麗しの恋人」そして忘れ得ぬ「麗しのオードリー」のことども。
先ずは『ローマの休日』(原題:Roman Holiday)は、1953年製作のアメリカ映画。主演はグレゴリー・ペックとオードリー・ヘプバーン。ウィリアム・ワイラーが製作・監督した。
イタリアのローマを表敬訪問した某国の王女と、彼女が滞在先から飛び出し一人でローマ市内に出たとき知り合った新聞記者との1日の恋を描いている。トレヴィの泉や真実の口などローマの名だたる観光スポットが登場する。ローマ観光宣伝映画。
新聞記者をグレゴリー・ペック、王女をオードリー・ヘプバーンが演じている。当時新人だったヘプバーンは、本作により1953年のアカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した。このほか衣裳のイーディス・ヘッドが「最優秀衣裳デザイン賞」を、脚本のイアン・マクレラン・ハンターが「最優秀原案賞」をそれぞれ受賞している。そして日本製のライター型カメラ。これにはカメラ少年病みつき。そして当時の新聞記者が持って居たスピグラ。まぃつったなぁ。1954年4月公開(日比谷映画)
この頃の映画の女性の服装デザイン担当はイーディス・ヘッド!これが数々の素晴らしいデザインの洋服を登場させる。女子校との合同校内新聞「ジャミネーター」イディス・ヘッド」と映画の女性デザイナーのことを書いた記憶がある。懐かしいなぁ。
そして『麗しのサブリナ』(原題: Sabrina)は、1954年に公開されたアメリカ合衆国のロマンティック・コメディ。サミュエル・テイラーの戯曲『麗しのサブリナ』をビリー・ワイルダー監督が映画化した。『ローマの休日』に続くオードリー・ヘプバーンのヒット作。1954年9月日本公開(日比谷映画劇場)。
このおとぎ話のようなお話の中で巴里から帰って来たときのジバンシィーのデザインのオードリーの洋服の素晴らしさ。以来オードリーヘップバーンはジバンシィーの洋服を何時もまとうことになる。もう綺麗・麗しい。
ダメ押し『パリの恋人』( Funny Face)は、1957年のアメリカ合衆国のロマンティック・コメディのミュージカル映画。主演はオードリー・ヘプバーンとフレッド・アステア。ヘプバーンは本作が初めてのミュージカル映画。監督は『恋愛準決勝戦』でアステアと組んだスタンリー・ドーネン。ドーネンは、後に『シャレード』と『いつも2人で』でもヘプバーンと組んだ。1957年9月公開{スカラ座)。フレット・アステアと組んで、ミュージカルとファッションの映画でした。オードリーヘップバーンの最盛期でしたね。衣装は例によってイーディス・ヘッド、ユベール・ド・ジバンシィでした。もう素敵。
後年、オードリーヘップバーンのお墓がスイス・レマン湖のほとりトロシュナ村にあるのだが、ジュネーブへは通信関係の展示会で二度ほど訪れたが遂に行かれずで、モントールのホテルから山を見て手お合わせた。ご冥福を。
因みに映画のパンフレットはに保管していますが。当時早朝割引とか学割が在り何と150円でした。指定席350円。 映画って良いなぁ !