野草の名前も大変なもんだ 

きっかけとなった小泉文書

緊急事態宣言中、STAY HOME に反し、近所の散策ならご勘弁をと鶴見川堤を歩きました。いつもは新横浜方面に向かうところ、逆の綱島方面に歩きました。新羽橋で引き返したら、情けないことに5000歩弱。それでも川畔に咲く野草にお目にかかれました。残念ながら、花の名前には疎く、わからずじまい。太尾公園近くでは、花水木を上から眺められ、赤と白を撮りました。

往信1号

オスタ様

この花、わかる?

複信1号

可憐な野の花の写真、お送り頂き、ありがとうございます。高山植物も昔覚えた名前は、ちゃんと思い出せるのですが、残念ながら最近覚えた名前は、すぐに忘れます。ピンクと白のハナミズキの前の黄色い花は、菜の花が成長して、丈が大きくなったものではないでしょうか?最初の白い花は、よく見かけるような花ですが、名前を存じません。2つ目の花は、たぶん、アカバナだと思います。

往信2号

お願いの件あり。添付小泉先輩のメールですが、写真に写ってる花、名前わかりますか?オスタに聞いてみたけど高山植物ならわかりますけど、と言われてしまいました。いかが。

複信2号
植物名をカタカナで表記しますので、以下のネット図鑑などで確認
頂ければと思います。
春>ヘラオオバコ 最初の写真
春>アブラナ   3番目の黄色
2番目の赤紫の花は 花の特徴から クワガタソウ の仲間と仮定し
調査中です。春先に青い花を咲かせるオオイヌノフグリとも 花弁4枚、縦の色筋があり、めしべが突出していて兜の鍬形を連想させる等の共通点があります。しかし、種の付き方がこの赤紫の標本と高山植物の クワガタ達と微妙に違うのがひっかかるのです。
ヘラオオバコ と オオバコ科という分類では仲間となるのですが、植物分類学の専門家(高校の同級生 新潟大学名誉教授)も DNA分類でそうなるのだが、過去の形体からの手がかりからは...、どうしても納得できない…と漏らしていました。帰化植物や園芸品種の種が拡散して河川敷などで繁殖している例も多く、
何とかして オナマエ ? you はどこから 日本へ? と好奇心が
うずうずいたします。 最後の2件はご指摘の通りハナミズキ であろうと思います。(編集子注:紙面の都合で一部、いや大分、省略)
複信3号

最初の写真は、やはりヘラオオバコでしたか。野の花の名前は難しくて、イマイチ自信が持てないんですよね。2番目の写真、ズン六さんのような専門家に私が異を唱えるのは僭越ですが、クワガタソウの仲間とは葉の形状が違いませんか?

私も最初は、オオイヌノフグリの仲間とも思ったのですが、やはり葉の形状が違うように思います。種の付き方が、アカバナの仲間と思ったのですが、違いますかしら?

複信4号

貴重なご教示久々に拝受、本当にありがとうございます!!的確な特徴抽出、さすがは われらがオスタ師匠。確かに、種子の付き方はアカバナ的だなとは思っていたのですが、加齢化思い込みの轍に引き込まれ続けてしまいました。
顔を洗って初心に帰り、ご教示に沿って、アカバナ科雑草を鍵にブラウジングし
アカバナユウゲショウ (ヒルザキツキミソウ)アカバナ科マツヨイグサ属 にたどり着けました。
私自身、さる4月21日に仙川沿いで出会い、調べたいと思っていた矢先、図らずもジャイ先輩のブレイン集団の中核オスタさんのお導きで、目から鱗の感動を味わえました。(編集子注 ちと大げさすぎねえか?)(編集子注 その2 これも一部、いや大分、省略)
締めの小泉文書
小生の珍らしくもない散歩と珍しくもない草花のことで大変なご尽力をいただいてしまったようで有難うございます。それにしても、ただ単純に歩くだけで草花を見ても、その名前やらも関心を持たない者と何らかの関心を持ち、追及しないではいられない人との格差がよく分かりました。お手数をおかけいたしました
往信2号
いえいえ、誤解で、本人は できれば物事追及しないでいる タイプの代表です。ただ、ひまだっただけで。
本大会議参加者
小泉幾多郎(34】、石渡美知江(46)、吉田俊六(44)