”月一高尾メンバー、家に籠る” (1) (34 小泉幾多郎 - 36 中司恭)

エーガファンはこうして自粛を楽しんでいるのであります。各位、ご投稿、追加、反論、何でもご投稿いただき、山が開くまで、”天狗” の談論風発をこの紙上で展開しませんか。

34小泉―36中司 往復書簡(?)最近版

4・1 小泉発 

3月17, 23, 31日BS3で、ジョンフォードの3作品が放映されたことから、久しぶりに堪能しました。「三人の名付親」同原作で既に4作品が映画化されていて、これが5作目になる題材とのこと。古き西部の空に輝ける星、ハリー・ケリーの思い出に献ぐ という献辞で始まり、ハリー・ケリーとはフォードは26本も
の映画を演出したという。フォードが、その息子ハリー・ケリー・ジュニアを最初に登場させた映画でもあり、その後8本に出演している。

4・2 中司発

ハリー・ケリー・ジュニアは ”アパッチ砦“ がデビュー作だったように思うんですが、”捜索者” にしても ”三人の名付け親” も同じような役回りばかりでしたね。”三人”は今回は見逃しましたが、あの中ではワード・ボンドの人情たっぷりの演技が印象に残っています。
親子のことでもう一つ思い出したのは、”シェーン” の子役だったブランドン・デ・ワイルドが ”危険な道” にたしかジョン・ウエインの息子(離婚していたという設定だったように思うのですが、自信なし)の役ででていたことです。上原謙の息子が加山雄三、というような感じですかね。

4・4 小泉発

 ハリー・ケリー・ジュニアはアパッチ砦には出ていなかったと思います。フォード作品デビューは、三人の名付親の筈です。 ブランドン・デ・ワイルドの危険な道は戦争映画だったと思いますが、未見で分かりません。ジェームス・ディーン同様に、30歳ぐらいで自動車事故で早死にしてしまった記憶があります。

4・10 中司発

今日13時、BS3チャネルで 赤い河 をやっていました。ほかにすることも無し、オヤエが初めてだからつきあえ、というので、たぶん3回目になると思いますが、結局全巻、みてしまいました。きのうも同じような状況で ダーティハリー2 のこれまたたぶん3回目、でした。

仰る通り、この映画(注:三人の名付け親)がハリー・ケリー・ジュニアのデビュー作でした。(赤い河には)ハリー・ケリー本人もいい役で短時間でしたが出ていたのを確認しました。背景に流れる音楽が 年取ったジョン・ウエインの リオ・ブラボー でディーン・マーティンが歌っていた(そしていつの間にか小生の持ち歌?になった) MY RIFLE,MY PONY AND ME の原曲でしたね。このことは2018年9月3日のブログに少し書きましたので暇つぶしにご高覧下さい。
ま、こういうことでもないと自粛もつかれますね。バーボンが夕べでなくなったので、先ほど仕入れてきました。これじゃからだにいいわけないよーわかっちゃいるけどやめられね、ですね。

 

4・11 小泉発 

赤い河、懐かしの名画ですが、何回も観たし録画もしてあり、いつでも見られると思い、同時刻TV東京の 007シリーズの方を観てしまいました。どうやら007を全作品放映するらしく、先日まででチモシーダルトンまで終わり、ピアースプロスナンまできたところです。ピアース・ブロスナンは、優男ぶりが割合好きな方なので、その4作だけ見ようかなと思った次第です。赤い河は勿論かい西部劇の中でも大叙事詩的開拓劇の 模範ともいうべき作品ですから大好きな方です。初めて初老に扮したジョンウエインが、苦い過去の思い出からか、よじれた性格の持ち主として描かれ、捜索者と似たようなイメージを思いました。言われてみれば、主題歌が、リオブラボーのライフルと愛馬の原曲だったのですね。黄色いリボンに出ていた女優ジョーン・ドルーが、モンゴメリークリフトの恋人役で出ていたことを思い出したら、急にジョンウエインの恋人だったゲイルラッセルの清純だが、ひきつけてやまない眼付きとかをまた思い出してしまいました。ついでに、去る3月10日、ロックハドソンとカークダグラスのガンファイターに出ていたドロシーマローンが、またゲイルラッセルをより色っぽくした女優で、西部劇に良く出演していたことを思い出してしまいました。先日のモーリン・オハラのメールから、過去の女優のことが気になりました。インターネットにプロマイドがあったので添付しましたが、こういうことは著作権等に触れるのでしょうか?ブログに出さなければ問題ないと思いますが?

中司注:著作権?急に怖くなったので添付の写真2枚は今回は掲載しない。もし、栄えある義塾法学部卒の方がおられれば正解をお教えいただきたい。なんせドロシー・マローンって、いいんである。

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4・14  小泉発

先日若かりし頃、惚れてしまった女優のことに触れましたが、何となく書き足らない気がしてしまったので、もう少し書かせて下さい
ゲイル・ラッセル(1924~1961)清純ながら、ブルネットにブルーアイズで、明眸皓歯の美女。拳銃無宿(1947)で共演したジョン・ウエインが親
密の仲になって離婚騒動が起きたと言われるほど。その後も、怒涛の果て(1948)という海洋劇でで再び共演、フィナーレが、事故で海底に沈むウエインがラッセルを載せて天空へ旅立つイメージが被さなってエンディングとなる。ラッセルは演技面の悩みからか、アルコール中毒で、37歳の若さで亡くなる。その後、癌で余命いくばくもないウエインが、この怒涛の果てのビデオを何度も観て、この怒涛の果てこそがロマンティークな映画だったと語り、映画のように天国で、ラッセルと一緒になる積りだったのではないか?という噓のような本当のような話もあるのだった。

ドロシー・マローン(1924~2018)ラッセルが若くして亡くなったのに対し、マローンは93歳と天寿を全うした。美しいブロンドで上目遣いの瞳が切な
き存在感を演じていた。魅惑された映画は、ウイリアム・フォークナー原作標識灯を映画化した翼に賭ける命(1957)。ロック・ハドソン(新聞記者)ロバート・スタック(パイロット)ジャック・カーソン(整備士)ロバート・ミドルトン(横恋慕)の男性4人を相手に、報われない愛に疲労困憊したような女を、独特のけだるい視線で見事に演じていたのだった。その後、10本程度の西部劇等でお目にかかることが出来た。

両者とも主要作品は11作品と同じだが、マローンは、1964~1969 TVドラマ ペイトンプレイス物語に主要母親役で出演していた。
中司返信
確かに何かでみた記憶はありますし、名前も知っていますが ゲイル・ラッセル のことはあまり覚えていません。

ドロシー・マローンの方は何本もみていますし、ペイトンプレースもときどきですが見ていたので、あの独特の目配りが好きでしたね。
自粛中、放映されるのはどんなものですかね。ほかにエネルギーの使い場所がありません。明日は雨のようだし。