✤「ファイアーブランド」
ヘンリー8世の(6番目)最後の妻の映画(英 ’23)
立川キノシネマは満員で、 翌日からは終わりが夜11時頃だった為、 吉祥寺のPARCO地下2Fの映画館《UPLINK》 に翌日初めて行きました。
小さな映画室が5室、 毎日25作品以上の作品を上映しているようです。
この映画は大きなTVのようなスクリーンと、 ゆったりした座席が3列、計29席の部屋で上映されました。
キャサリン·パーの母は王の最初の王妃であったキャサリン· オブ·アラゴンの女官でした。パーは2度夫と死別後、トマス·シーモアと恋愛関係にありましたが、王の望みで結婚。前王妃達の遺児、メアリー、エリザベス、 エドワードとも親しくし、 信仰についての本も女性としては珍しく出版しています。
経験から、悪化していた王の足の看病もできる人でしたが、 映画では、 王が火刑にした新興宗教の友達を援助した罪で投獄され、 王が臨終の際ふたりだけとなった時、殺めてしまいます。(本では、 メアリとエリザベスを連れXmasの祝賀で出かけている間に亡く なり、死目には会えなかった…とあったように思うのですが、サスペンス的ストーリーだからでしょうか?
キャサリン·パーはその後は、トマス·シーモアと結婚。
以前、河瀬さんが写真を載せられ、私も偶然訪れたことのある、 イギリス コッツウォルズのシュードリー城で暮らしました。
(映画の後、《スープストック》で『ゴッホの玉葱スープ』 を頼んでみました。
オニオングラタンスープをシンプルにしたような感じでした)。
✤Netflix「6888郵便大隊」
主人公は黒人の若い女性。 幼なじみの白人男性と結婚を約束しましたが、彼は戦死。自分も軍に志願、 黒人女性にも好意的なルーズベルト婦人のお陰もあり、 スコットランドへ有色人女性だけの郵便部隊として派遣されます。
しかし、着いた格納庫は散らかっており、ペンキ塗り、作業場、 美容院、教会、レストラン作りから。
溜まっている10ヶ月分の 郵便物は、かび、ネズミ、不明瞭な宛先と様々。
“6ヶ月で処理せよ…“の命令に、 厳しいが聡明な部隊の大尉は適材適所に皆を配置し、 やり遂げます。
家族、兵士は届いた郵便物に喜び、兵士の士気もあがり、 無理と思っていた白人兵士達は彼女らに敬礼と拍手をおくります。主人公も皆の協力で、 亡くなった彼の手紙とお墓を見つけることができました。
敵との戦いより、 有色人種女性部隊と白人幹部兵士達との戦いの実話映画です。
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