キリコ展へ行ってきました  (普通部OB 船津於菟彦)

上野都美術館で「デ・キリコ展」開催していますので暇人は酷暑の中拝見に参りました。館内撮影禁止故図版から借用致しました。

ジョルジョ・デ・キリコ(Giorgio de Chirico, イタリア語: [ˈdʒordʒo deˈkiːriko])1888年7月10日 – 1978年11月20日)は、イタリアの画家、彫刻家。形而上絵派を興し、後のシュルレアリスムに大きな影響を与えた。姓は「デ・キーリコ」と表記される場合もある。
初期の頃は自画像とか静物画を描いていた。第一次世界大戦に出兵し麻薬の影響を受けた事もあり「形而上絵画」に謎めいた感覚で描く様になった。

「形而上絵画」とは何か。
形而上学(けいじじょうがく、英: metaphysics)は、感覚ないし経験を超え出でた世界を真実在とし、その世界の普遍的な原理について理性的な思惟で認識しようとする学問ないし哲学の一分野世界の根本的な成り立ちの理由(世界の根因)や、物や人間の存在の理由や意味など、感覚を超越したものについて考える。対する用語は唯物論。他に、実証主義や不可知論の立場から見て、客観的実在やその認識可能性を認める立場や、ヘーゲル・マルクス主義の立場から見て弁証法を用いない形式的な思考方法。
中国では文化大革命において、毛沢東語録の一部として「形而上学」という語彙が「唯心論」という意味合いで新聞などで多用された。その影響により、「形而上学」は今日に至るも中国では一般的には貶す言葉として使用されている。
形而上絵画とは ”実際には見ることができないもの(現象・景色)を描く絵画”と描写されている。