ワンゲル新年会のあとの帰路でのことである。
土曜の昼下がりで始発駅に近い上野駅、電車は当然すいているだろうと思っていたが、入ってきた電車は思いのほか混んでいた。中ほどへ進みようやく空いているつり革につかまってヤレヤレと思っていたところ、目の前の席の男性がスッと立ち上がって席を譲ってくれた。
予期せぬ行為に一瞬とまどったが、このような時は素直に譲ってもらう方がいいかなと思いお礼を言って座らせてもらったが、よく見たら中国か東南アジア系のツアー客の様子。少しくたびれた感のあるリュックを携えて浅草かアメ横か、近くの観光を終えてどこかホテルへ帰えるのであろう。
これまで日本人にもあまり席を譲られたことのない自分。見ず知らずの外国人に席を譲られたことにある種の感動を感じるとともに年齢を見破られた寂寥感を感じた。旧き友に会い、語り、お酒も入って心地よいひと時を過ごしたあと、さらに異国の人から受けた思わぬ好意にほんわかとした心あたたまる1日になった。
(保屋野)私も昨年「湖東三山」の駐車場で、道路を横断しようとしたら、駐車場係の老人?から「おじいさん、横断歩道はアッチ」と咎められて愕然としました。お互い、80才という年齢を考えれば、席を譲られたり、(他人から)おじいさん、と呼ばれるのは、ごく当たり前の話なのでしょうが・・・
まあ、人間、幾つになっても「自分は若い」と妄想する動物なのでしょう。「年を自覚しつつ、気持ちは若く」で過ごしましょう。
ちなみに、KWV新年会は32年卒の大先輩(89~90才)が5人ほど出席されて、皆さんお元気の様子で、大いに励みになりました。
(編集子)投稿者はお二人同期生、我々が感じている現実、を理解され始められた、という事ですかな。因みにKWV OB会新年会は今年は場所を変えて上野精養軒で開催された。保屋野君言及の ”大先輩” のトップは32年卒で、出席人数でも群を抜いて多かった。先輩、我々も見習わなくてはいけませんな。
(33 小川)
シモのブログ編集子コメントで一寸気になったこと・・・。最大部