エーガ愛好会 (244) ある愛の詩  (HPOB 小田篤子)

『ある愛の詩』は,雪のセントラルパークの風景、大ヒットしたフランシス·レイの主題歌、有名なセリフ、「彼女が好きだったのは、モーツァルト、バッハ 、ビートルズそして僕」で始まり、「愛とは決して後悔しないこと」で終わる等々…色々な事が話題になり、若い時にも観た思い出深い映画です。
ヒロインは妊娠と同時に末期の白血病で亡くなりますが、主人の幼馴染みや、長女の先輩は大学の時の就活中に、又次女は高校生の時同じクラスの人の大学生のお姉さんが…とまわりでも若い方が多く亡くなっています。先日亡くなった《ライアン·オニール》とGiさんがお好きな「ボー·ジェスト」の《レイ·ミランド》が大金持ちの親子役で、息子の結婚に反対しています。レイ·ミランドは若い時より鋭い目付きになり、「刑事コロンボ」にもゲスト出演していました。
出演した45作品のランキングでは①位「ダイヤルを廻せ」⑥位「ボー·ジェスト」のようですね。

(飯田)レイ・ミランド考、興味を持って読みました。

彼の主演映画では勿論、「ダイヤルMを廻せ」ですが、「失われた週末」(1945年)も印象に残る作品でした。アル中のサラリーマンがアル中から脱却しようと努力するも、結局は元の木阿弥で人生を破滅で終えるような救いの無いストーリーですが・・・。

1970年3月にLove Storyという本がアメリカで出版されました。この本は、アメリカ国内だけで1200万部を売り切るという大ベストセラーとなりました。小説と映画が同時進行で制作され、小説が出版されて数週間後に映画が公開されました。この映画は、日本では『ある愛の詩(うた)』というタイトルで上映され、「愛とは決して後悔しないこと(Love means never having to say you’re sorry)」という名台詞が公開当時流行語になりました。