エーガ愛好会 (180)ルイス·ウェイン 生涯愛した妻と猫  HPOB 小田篤子

夏目漱石にも影響を与えた英国人画家ルイス·ウェイン(1860-1939)の生涯、主演は《シャーロック》《ミス ·マープル》《イミテーション· ゲーム》他出演の《ベネディクト・カンバーバッチ》…ということで、犬派の方ですが観てきました。

ルイスは上流階級に生まれ、父の死後は挿絵画家として5人の妹と母の家計を養っていました。身分違いの妹達の家庭教師と家族の反対を押しきり結婚しますが、半年後、妻(エミリー)は末期癌を告げられます。
その日、庭に来た迷い猫を飼い、妻を慰めるため、擬人化された可愛い猫の絵を描くようになり、大人気となります。
しかし、その後は経済的、精神的に恵まれない生活を送りますが、優しい友人らに助けられて過ごします。
カンバーバッチは《シャーロック》のイメージが強く、考え方が普通の人と違うような天才の役が合いますね。妻とふたりで最期の時を過ごす森のシーンがとても綺麗でした。久しぶりにパンフレット(写真添付)を買いましたが、昔と違い洒落たデザインです。コレクション展も銀座の画廊で開かれるようです。