コロナ対策の課題   (34 船曳孝彦)

新しい年、コロナ2年が始まりました。

感染爆発が進んでいます。クリスマス、年末、正月の人出、隠れ会食、緊急事態宣言も出ていないよという気分の緩みが大きく影響していることは万人が認めることでしょう。緊急事態宣言発出(好ましくはないが)の遅れ、諸対応策の遅れといった行政側の責任が問題視されています。現在およびこれからの問題点を考えてみたいと思います。

TVなどのメディアには、新患者数が過去最高を記録した、重症患者数が増加した、死亡者が何名出た、などが報じられますが、PCR陽性者、感染率10数%、20数%とも報じられています。しかし%の分からない日があるとTVで出ていました。前から指摘している分母が分からない検査データでは、どこまで信頼してよいものか。未だにPCR検査データの全国データベースが出来ていないことは、世界的に恥ずかしい3流国と言わざるを得ません。 コロナ医療は自転車操業(マラソンを短距離競争のごとく走っているという表現がありました)で、非コロナ医療は押しつぶされた、医療崩壊は始まっていますが、既に論じていますので、今回は敢えてスキップします。

深刻化しているのは保健所崩壊です。感染者数がまだ少なかった第1波のころから、2桁にも増えた患者数があり、無症状感染者、感染経験者が、一般市民の10%弱いるだろうといわれている現在、あの当時の人数、体制で、同じような業務が遂行できるわけがない。クラスター中心の予防策が初期ではある程度有効で日本方式と呼ばれたことを否定するものではないが、対応法改正、特措法の改正を急ぐべきで、休業補償や科料等ばかり焦点が当たっていますが、保健所を中心とした患者の流れの適正化がもっと重要と思います。

イギリス、南ア、ブラジルなどで変異が起こっていますし、日本にも入り始めているようです。感染力は強そうですが、ワクチンの有効範囲内のようで、予想通りの展開と言えましょう。 さてそのワクチンですが、日本で導入が始まろうとしています。いくつもの問題点があります。

  • 副作用の件 最も恐れた抗体依存性感染増強ADEはどうやらなさそうで、アナフィラキシーが10万人に一人程度出ることは、ワクチン接種では避けがたいことです。どうやら医師が実験台になる方針が決まっているようです。
  • 接種現場の件 医師、看護師の確保が必要です。厚木市で既に企画が始まったと伝えられたが、今までの例からは地区医師会に丸投げされそうに思います。
  • ファイザー、モデルナ2社のワクチンは保管温度、接種法が異なっています。冷凍庫も異なり、二つの流れを作らねばなりません。
  • 接種場所の件 接種後に副作用の有無を観察する休憩室も含めて考慮せねばなりません。
  • 接種対象者のリスト作成、通知 必然的に保健所の仕事になるでしょうが、その準備は?
  • 接種を受けた人のリスト管理と、その後の新型コロナ感染調査        一番の問題で、国の主導で行わねばならない。ワクチンの有効性を評価のための絶対条件ですが、ビッグデータへの登録、管理をシッカリやって欲しいと願っています。政府はデジタル革命などと言っていますが、PCR検査、ワクチン接種データから始めて欲しものです。