風光明媚なカナダ西部のサスカチワン州(マニドバとアルバータ州に東西で接し、南は米国のモンタナ北ダコタ両州に接している)にロケーションして製作したカナダの北西騎馬警官隊を扱った1954年制作のラオール・ウオルシュ監督、アラン・ラッド主演作品「サスカチワンの狼火 Saskachewan」。この騎馬警官隊で有名なのは、ハリウッドの生きた歴史と言われた巨匠セシル・B・デミル監督ゲーリー・クーパー主演「北西騎馬警官隊North West Mounted Police1940」。両者共プログラムが見付かり、これには、1952.1.13於横浜国際劇場と記載。この「サスカチワン狼火」のプログラムには日付の記載はないが、戦後の1954年制作だから、その年には公開されていたようで、両者共、高校生時代に観ていたことになる。
西部劇乍ら、カナダが背景で、カナダの警官隊が主役とは珍しいが、ゲーリー・クーパーは、テキサスレインジャーで犯人を追ってカナダへ。アラン・ラッドは騎馬警官隊員だが、敵役の先住民がカナダ在住の先住民クリー族ではなく、米国からやって来た直前にカスター将軍の部隊を全滅させたスー族と工夫は凝らしている。
北西騎馬警官隊警部オローク(アラン・ラッド)は、両親を殺された際.カナダ先住民クリー族酋長の息子ケジュウ(ジェイ・シルヴァー・ヒールズ)の義兄弟として育てられ、そのケジュウと辺境の
巡察を終え、砦へ戻る途中。越境してきたスー族に襲われたグレース・マーキィー(シェリー・ウインタース)と同行することになる。オローク不在中、新任の隊長ベントン(ロバート・ダグラス)が赴任し、事あるごとに、オロークと対立することになる。味方になるクリー族から銃を取り上げる等から、クリー族とスー族との合議の成立から一時守備隊は危機に陥ったが、その危機を乗り越え、守備隊とクリー族の合同によるスー族背後からの攻撃により、スー族は米国へ逃げ去ることになった。グレースは殺人の疑いが課せられていたが、それも解消し、オロークと共にモンタナに旅立つことになった。
冒頭からサスカチワンの岸壁から渓谷に至る風光明媚な差が、アクションの連続
の中に楽しめた。豪快なタッチで知られるラオール・ウオルシュによる先住民との戦いが、脚本・撮影・音楽との三位一体で楽しめたと言えるのではなかろうか。
(編集子)放映があるのは知っていたが、見過ごしてしまった。実というとこれも古典?だが ”モホークの太鼓” とごっちゃにしていた気がする。小泉先輩も言及しておられるが、カナダに場を移したセーブゲキ、というのはあまりお目にかかれない。クーパ^―の北西騎馬警官隊、のほか、カナダ平原、というのを見た記憶があるが。
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