その鎌倉が何故「世界遺産」に登録されないのか。ネットによると、「当時の武家社会の痕跡が残っていない。」からだそうです。
また、京都等の寺社の世界遺産の条件は①「国宝建造物」あるいh②特別名勝庭園」の存在が必須ですが、鎌倉には円覚寺の舎利殿しかありません。
なお、建造物ではありませんが、高徳院の「鎌倉の大仏」も国宝です。ちなみに、鶴岡八幡宮は1828年の再建で重文どまりです。
世界遺産登録は難しそうですが、山と海に囲まれ、歴史ある寺社仏閣も多く、鎌倉が日本有数の魅力あふれる古都であることは間違いありませんね。

鶴岡八幡宮は、神奈川県鎌倉市雪ノ下にある八幡宮。鎌倉八幡宮とも呼ばれる。11世紀後半に、源氏の守り神として創建された。以後、鎌倉武士の守護神となる。現代では全国の八幡宮の中で、鎌倉幕府の初代将軍源頼朝ゆかりの神社として関東方面で知名度が高い。境内は国の史跡に指定されている
(普通部OB 田村)ご指摘通りの状態が鎌倉で、「武家の古都・鎌倉」を表題にして世界遺産を目指しましたが、見事に落選しました。
落選理由は「武家の古都」が実際にない、残ってないというのが、大きな理由と言われています。
どこを歩いても「武家の古都」を目にすることはなく、あるのは「その跡・跡地」だけです。吾妻鏡書(鎌倉幕府1180-1266年の史書)がありますが、書かれてるだけで、それを示す物的証拠がなければということでしょう。私は、鎌倉には「壊す文化しか残っていない」と皮肉っています。武士の殺し合いが広まり、物的なもの/文化をも消滅させたと感じます。
とはいえ、古い鎌倉大仏、八幡宮・寺院があり、山と谷戸の緑と海の自然に囲まれ、古都の名を使い、明治時代以降の別荘地文化をとりあげ現在の鎌倉に至っていると、独りよがりの意見です。そして、海と山の自然の美しさは得難いものと感じています。
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