昨年、哲学の道を散策した春に、時間が足らずに中途半端な参拝となった京都の南禅寺に行ってきました。昨今の京都はインバウンド圧が強すぎて、どこも混雑しているのを覚悟に、今回は南禅寺だけをゆっくり散策するプランでした。
「三門」の急な階段をよじ登り、回廊から京都の景色を眺め、臨済宗にしか無い方丈という名の「方丈と方丈庭園」では、狩野探幽の襖絵≪水呑みの虎≫や静かな庭園を鑑賞し、明治時代に完成した琵琶湖疎水の「水路閣」の周りを散策し、「天授庵」の庭園でゆっくり時間を過ごしました。
最後は勿論、事前予約しておいた湯豆腐の「順正」で、約30年振りに京都の味の湯豆腐コースを堪能しました。早めの暑気払いでした。