閑人会 恒例の七福神巡り   (44 安田耕太郎)

KWV S44年(1969年)卒の「閑人会」はここ10年、毎年正月明けに七福神巡りを行っている。これまでに東京の下町、都心の谷中、深川、浅草、隅田川、柴又、元祖山手、新宿山ノ手などを巡った。今年は豊島区と文京区にまたがる「雑司ヶ谷七福神」を巡った。参加者は11名。
都会の近代的ビル群の間を縫って歴史ある神社と近代都市景観のコントラストを楽しみながら歩くと、都会の中のオアシスのような雑司ヶ谷霊園に達した。
明治時代の廃仏毀釈に伴い、自葬禁止・神葬地設定・旧朱印の内(主に寺社領)に埋葬禁止などの措置により、共葬墓地の必要が生じ、東京府は共同墓地(霊園)を造営。谷中・青山などと共に雑司ヶ谷墓地(霊園)が1874年(明治7年)に開設された。この場所は、3代将軍徳川家光の時代に薬草を栽培する御楽園となり8代将軍吉宗の時代以来将軍の鷹狩用の鷹を飼育する場となっていた。夏目漱石・ジョン万次郎・竹久夢二・サトウハチロウ・小泉八雲・永井荷風・金田一京介・泉鏡花・東條英機などの墓がある。

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