慶応普通部卒業70年の集い

              檄!

歳月人を待たず、階前の梧葉既に秋声。
古の賢哲いわく 人生は川の流れ 人の最期にのこるべきは 想い出なり、と。

天現寺の茅屋に会し、土埃濛々日吉の庭に燃やしたるわれらが青春、慶応義塾普通部の日々、これをもって至上の想い出とすわれら至上の幸福者ならざらん。

あまたの朋友、すでに境を越え、会すること能わずとは言えども 彼らが童顔哄笑 いまなお脳裏にあり。

我ら齢傘寿を迎え、最終コーナーに挑むとき、その心意気たる普通部伝統のスピリットを共にせんと、同志つどいて卒業70周年同期会を画したり。

乞う、京橋に会せよ。

2024年4月6日、京橋 ”モルチェ” に昭和29年卒業同期生合計51人集い歓を尽くす。桜満開が告げられたこの日、首都東京はうすら寒かったが俺達の心はあたたかだった。

(伊藤俊明)こころあたたまるまた元気をもらえた会でした。普通部に学べた幸せをかみしめています。

(吉原治彦)昔懐かしい旧友に再会し楽しい一時を過ごせました。お礼申し上げます。我々もよるとしなみには逆らえず体力の衰えを感じますが気力で補いまだまだ頑張りましょう。又会う日まで。