エーガ愛好会(94) 今週観た映画です   (HPOG 小田篤子)

①アリー、スター誕生顔にコンプレックスが有り、小さなバーで唄っていたアリー(マドンナ)が、後に夫となるロックスターに見出だされ、グラミー賞を取るまでになります。しかし夫はアルコール、麻薬中毒になっていく…。

マドンナの歌、演技に迫力があり、堕ちていく彼をかばう姿が意地らしい。会場で待っている彼女をよそに、自宅のガレージで自殺してしまうとは最後が悲しすぎます。「ザ·フォー·シーズンズ」のジャー·ジー·ボーイズ、「ボヘミアン·ラプソディー」のクィーン等も有名になり、忙しくなると相手が離れていくシーンがありますね。
②愛と哀しみの果て
資産家の娘(メリル·ストリープ)はケニアに渡り、農園をする約束で結婚。しかし夫は部隊に参加し不在がち。夫に病気を移されたり、洪水でコーヒー園もダメになってしまう。親しくなったサファリツアー ガイド(ロバート·レッドフォード)も一緒に暮らすことを約束してセスナ機で出かけますが、墜落死してしまいます。サバンナの夕焼けの景色が素晴らしい。サファリ ツアーの夜はロマンチックですが、怖そうです。
③Good Will Hunting /旅立ち
主人公(マット ·デーモン)は昼は工科大学の掃除係、夜は悪仲間4人と遊んでいる。しかし教授らに凄い数学の読解力があることが分かり誘われるが、幼い時受けたの虐待等で性格が歪んでいることも知れる。教授は友人の精神学教授(ロビン ウイリアムズ)に頼み、主人公は立ち直り、良い会社にも受かりますが、愛を選び、好きな彼女の元に旅立ちます。
好きなマット·デーモンが24年前で可愛い。どんな数学の難問も解けてしまうのは不自然な感じがしますけれど
人に心を許すことのなかった主人公が教授(ウイリアムズ)に抱き付き思い切り泣くシーンはグッときました。ロビン ウイリアムズは、やはり先生役の、「今を生きる」を思い出させました。
④めぐり逢えたら
ママが亡くなった8歳の男の子ジョナが、Xmasの日の電話相談で、”寂しそうにしているパパ(トム·ハンクス)に、新しい奥さんが欲しい”と言います。それを車の中で聴いたアニー(メグ·ライアン)は感動し、だんだん興味を持ち、婚約を解消して会いに行きます。
バレンタインデーのハートマークが赤く輝くエンパイアステート ビルの屋上でエレベーターが終わった直後、ジョナ、パパ、アニーは逢うことができました!
この映画はXmasから大晦日の頃が中心なのでアニーの家の飾りや、男の子とパパの家(ハーバーにある)からの花火、最後のエンパイア ステート ビルの照明と夜景などとてもキレイです。そしてこの映画は、ケーリー・グラントとデボラ・カーの「めぐり逢い」のオマージュ作品でしょうか、何回もふたりのシーンが出てき、女性は皆泣きますが、男性は「女の映画だ」と馬鹿にします。
原題は「Sleepless In Seattle」ですが、日本語のタイトルは「めぐり逢えたら」としたのはお見事ですね。又途中に色々な懐かしい曲が入っていたのも良かったです。
⑤(小泉様の見事な解説の後ですが)リバティ·バランスを射った男
西部が変わる時期で今迄とは違い、レストランや新聞社(SHINBONE は新聞を連想させる?)が登場したり、ジェームス・スチュアートがエプロン姿で決闘したのも珍しく、楽しく観ました。

(保屋野)

私は、昨年「めぐり逢えたら」を観ただけなので、コメント出来る資格はありませんが文中、ロビン・ウイリアムスの「今を生きる」を見付けて嬉しくなりました。この映画は、30年前に、会社の研修で観ましたが、素晴らしい内容で、大いに感動した記憶があります。

昨年の「ベスト10」で1票も入らなかったのが不思議なくらいの名作だと思います。

(編集子)ミッキー、今週は大活躍のご様子、結構ですね! 編集子はここのところBS劇場に縁がありません。やっこ情報にもありますが、11月もあまり関心がもてないようです。