ワクチン接種直後の体験

高齢者対応の接種を済ませた仲間がその体験を知らせてくれてきている。これから接種する方々へのご参考までに転載させていただく。

(HPOB 菅井康二)

5/25の第1回目のワクチン接種(自衛隊でのモデルナ)で私の場合の副反応:

◯ 接種直後、(接種した)左手の指先に軽い痺れを感じましたが15分の経過観察中にその感覚はなくなりました。
◯ 帰途の最寄り駅から自宅に向かう途中で風邪をひいたときのような肩倦怠感をを覚えました。
◯ 帰宅後、発熱があるのだろうと体温を測ったところ、実際にはその逆で体温は低下しており一時期は33.4℃まで下がりました(その際、悪寒や震えなどは全くありませんでした)。
◯ ネットでワクチン接種後の体温低下を検索してもヒットせずちょっと焦りましたが、その後1時間で徐々に体温は上がり36℃台に回復しました。
◯ 接種した日(18:30に接種)は感じませんでしたが、翌日接種箇所と左肩に鈍く重苦しいような痛みが発生しました。
◯ 翌々日の朝から痛みは徐々に軽くなっていき、丸2日経過後にはほとんど感じなくなりました。

痛み止めなどは一切服用しませんでした。尚、痛み止めを服用する際はロキソニン(ロキソプロフェンナトリウム水和物)は消炎効果が強すぎるので良く無いとのことで、カロナール(アセトアミノフェン)が良いそうです。カロナールは処方薬ですが、市販薬ではタイレノールが同じ成分です。

(普通部OB 船津於菟彦)

5月31日に二回目のコロナワクチン接種完了。
4月に墨田区はワクチン接種の申込書が発送されてきて、5月1日9時半から申し込み受付と成って居ました。近くの病院と区役所など11カ所接種場所が記載され、歩いて行ける近くの病院もありました。5月10日に一回目のワクチン接種を申し込みました。かみさんと同時だと万が一副反応が出たらヤバいと一週間後にかみさんは予約いたしました。

墨田区役所は中々立派な建物でその一階ロビーが吹き抜けの広いスペースが在り、受付から5項目を順次、スムースに実施されました。最後に15分ほど副作用が無いかどうか観るために、椅子に座って過ごして帰宅でした。当日は夜はやや熱ぼぃ感じはありましたが、たいしたことなく翌日は接種したところがやや痛い程度で殆ど問題なしでした。

31日の月曜日に二回目のコロナワクチン接種完了へ参りました。一回目より更に手順良く、殆ど椅子に座る間もないぐらいスムースに進み、15時半の予約でしたが総て終わって区役所を出たのが何と15時45分。超スピード。矢張り待機室で一人の方が体調を崩されて、看護婦さんが飛んでこられました。たいしたことないと良いのですが。

一回目より二回目の方が副反応が出ると言われていますかので予診医に熱か出た場合は売薬は何を飲めば安全かと聞きましたら「セデス」と書いてくれました。調べたら二種類在り、アセトアミノフェンの方が問題が無いとのこと。アスピリン、ロキソプロフェンやイブプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬NSAIDs)ではなく、抗炎症作用の少ないアセトアミノフェン(カロナールやタイレノール)を服用した方が良いという事のようです。小生一回目もややし当時の夜は熱っぽかったですが、翌日治りました。二回目は翌日やや熱っぽいでした。たいした問題は無いと思います

(編集子)先に一度本稿に転載させてもらった友人の篠原ドクターからのアドバイスの一部を再掲載しておく。

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「サイトカインストーム」という医学用語をご存じですか? 新型コロナウイルスが体内に入ると、感染した細胞からサイトカインとよばれるたんぱく質が放出されます。これは人体の防御反応のひとつでそれ自体は良いことなのですが、この放出が過剰に起こると免疫機構が働きすぎとかえって健康な細胞まで攻撃してしまうのです。これがサイトカインストームで、新型コロナでは肺の組織に穴があいたり、血栓が血管内にできやすくなるのです。
WHOなどからアセチルサリチル酸やイブプロフェンなどを含む解熱薬・風邪薬・頭痛薬はこのサイトカインストームを起こしやすくするという警告が出ています。無論まだ結論が出たものではありませんし、単なる風邪や頭痛だったならば何を服用しても問題はありません。
しかし実は一部の風邪薬や頭痛薬はこのサイトカインストームを起こしやすくするのです。このエッセイの読者は、できればこの点を注意して、簡単に常備薬を飲んだりしないでください。また、かかりつけの先生から「コロナかもしれないけれどこの薬を飲んで少し様子を見てください(この「様子を見てください」という言葉には私は不信感があります。 よく分からない時に医者はよくこの言葉を使います。但し無意識に私も使っていますが)と言われたら、この薬はどんな内容かを訊いてください? 実地医家の先生の中には新しい学説には無頓着(勉強不足というべきか?) な方も“偶に”いらっしゃいます。もっとも先述したようにまだこの学説は完全に定着したものではありませんが、薬屋さんで改めて頭痛薬や風邪薬を買うときの参考にもしてください。薬の箱には「多分購買者はこんなところまで読まないよね」という感じで読めないほどの小さな字で薬の成分などが書いてありますね。老眼鏡や虫眼鏡で良くチェックしてください。

 服用を回避すべき風邪薬・頭痛薬;
アセチルサリチル酸、イブプロフェンを含む薬:例えばバッファリン、ロキソニン、バイアスピリン、イブクイック、ノーシン,ナロンエース、PLなど。
服用しても恐らく大丈夫な風邪薬;
アセトアミノフェンを含む薬:新コンタック、パブロンなど
一部の実地医家の先生や薬局の方には一笑に付されるかもしれませんし、これはまだ定説とは言えません。しかしどちらかといえば、サイトカインストームになりやすい状況は避けてください。