乱読報告ファイル(13)  深夜プラスワン

嬉しいことが続くものだ。

先回、ハヤカワ文庫で、懐かしい ”女王陛下のユリシーズ号“ が戻ってきたことを書いたが、今度はこっちを見透かしたように、ハードボイルド小説愛好家のあいだで高い評価をうけている ”深夜プラスワン (Midnight plus One)“ が復帰したのを、同じ本やの、同じ棚でみつけた。しかも新訳である。

ハードボイルド、とよばれる作品にはその出自から言ってもアメリカの作品が多いのだが、英国には国民性を反映した海洋冒険小説の伝統があり、米国ものが基本的にはクライムノベルなのに対して、英国作家のそれは海洋もののベースにある、純粋な冒険と挑戦、といった純粋さのある雰囲気を漂わせた、深みのある作品が多い。ハメットーチャンドラーーマクドナルドスクール、というのがアメリカンハードボイルドの基本方程式であって、いずれも犯罪と謎解きを主題にしているのに対し、ギャビン・ライアルやハモンド・イネスなどという人の作品の多くは主人公のストイックな行動を中心に書かれている。僕が彼の作品でもう一つ気に入っている ちがった空 (Wrong side of the sky) などもその一例だ。

”深夜プラスワン“ は、一時タレントとしても人気のあった内藤陳がほれ込んでいろんな場で吹聴し、新宿ゴールデン街には 深夜プラスワン、というバーまでできた(まだある)。グーグルで調べてみると、全国ほかにも同名のバーがあるようだし、小生はまだ読んでいないが当節人気の馳星周もこの店で内藤と接触ができ、作家になったのだそうで、この一冊の本がもたらした影響は結構なもののようである。

なぜこれほど、この作品にほれ込む人が出てきたのだろうか。クライムノベルのスリルとか、謎解きのみごとさとかいった域を超えて、主人公のありようが、ただひたすらに約束したことを実行する、その過程にはさまってくる友情との板挟み、といった過程が書かれる、その実直なまでの行動が、(俺には出来ねえなあ)と思いつつ共感を呼ぶ、そんな内容だからだろう。ストーリーはある事情でフランス国内を旅行出来ない人物をリヒテンシュタインまで車で運ぶ、というただそれだけのこと。その過程の描写がしっかり心に響くし、夕刻のパリの街角ではじまる導入部が何とも言えず素晴らしい。先回書いた 女王陛下のユリシーズ号 では、乗組員やヴァレリー艦長たちの、自然の猛威や襲い来る敵機との戦いを通じた、いわばアクションの描写が素晴らしいのだが、こちらはアクションというよりも内面の、スタティックな心情が書かれる。それでいてむしろこちらのほうがスピード感を感じさせるのが著者の力量なのかもしれない。特に終盤、親友の利き手を撃つ、それが実は真の友情になるのだ、という決着もいい。

この調子でサイズも値段も手ごろなハヤカワ文庫に、古くて新しい作品が復活し続けてほしいものだ。

韓国でのコロナ感染増加について   (50 菅井康二)

ロイターの記事(https://bityl.co/9ehD)を読み、それに対して”Our World in Data”というサイト(Johns Hopkins大学が収集しているCOVID-19関連のData)のツールを使って比較してみました。欧州の状況についての先般の田村先輩のご投稿と合わせてご参考までにお届けします。

◇ Our World in Data
https://bityl.co/9eoO

ワクチン接種率が我が国よりもやや高い韓国では検査陽性者が急増し死亡者も増加傾向のようだ。現在の我が国の新規検査陽性者数の激減を一部の感染症専門家たちは「国民の危機感の共有による行動変容」などと唱えているが、8月〜9月の外出時の街の様子から感じた皮膚感覚では個人的にこの説明には全く納得できない(行動変容など起きていなかった)。

この違いは一体どこから?生活習慣の違いか?我が国で継続されている(鬱陶しい)マスク着用習慣の効果か?

◇ 韓国、コロナ新規感染者が過去最多の3292人
我が国での「第5波」はほぼ収束しつつあり「第6波」に向けてのワクチンのブースター接種や特効治療薬開発/承認の報道はあるのだが、医療逼迫を回避するために人口辺り世界一潤沢と言われている病床の運用のリストラクチャリングや人・モノを含めた治療資源の集約化(COVID-19治療専用の所謂野戦病院の建設とか)などはこのところさっぱり話題にはのぼってこない。都知事も退院後は雲隠れ状態で「第6波」対策は大丈夫なのだろうか?

センチメンタルジャーニー:安曇野あたり  (大学クラスメート 飯田武昭)

15日(月)から2泊3日で墓参を兼ねて信州の安曇野へ行ってきました。終戦の年の昭和20年当時住んでいた渋谷の家が大空襲頃から焼失の危険が迫り、父親の故郷の安曇野に縁故疎開したまま小学校6年間を安曇野で暮らしました。

当時は毎日のように蝶々や蜂を追っかけて遊んだ近くの清流梓川も、その後の日本の高度成長期からはセメント工場の砂利採掘場所に変わり、今でも大型重機が川底を掘っているのを車窓から眺めるのは辛いです。

最寄りの想い出の「梓橋」駅は数年ごとに変化して、今回は遂にほぼ無人駅に建て替えられてしまったのも、戦後すぐにはチッキで大きな荷物を東京との間で持ち込んだり受け取ったりした記憶があるので情けない気がしました。松本駅では時々は7番線に乗りますが、今回は多く乗る6番線から乗車しました。1泊目の松本のホテルから市内をうろうろして入った炉端焼き屋さんが食材豊富で安くて美味しく当たりでした。因みに長野県は私が出かける少し前から新規感染者0人が昨日迄6日間続いていて、電車もつり革からドア横の手すりまで、松本駅で車掌さんが消毒して回ってから乗客を乗せたりと他にも良い人が多かったです。

天候に恵まれ常念岳、燕岳は逆光でしたがいつものようになだらかな雄姿を見せていました。松本市内では松本城天守閣に久しぶりに登り、中町通りでお店を冷やかしに入ったりその夜は浅間温泉に泊まりました。

今年のインフルエンザ予防接種について   (普通部OB 篠原幸人)

読者の一人、O君からインフルエンザのワクチン接種は今年はどうしたら良いかとの質問がありました。確かに気になる問題ですね。

昨年冬のコロナ騒ぎの最中は、インフルエンザ(以下インフと略します)は本当に影を潜めていました。私は呼吸器病の専門家ではありませんが、それでも毎年流行期には他の病気で通院中の患者さんでも、週に1-2人はインフに罹って来院されていました。こちらもそのトバッチリで、2月ごろにはインフの予防接種をしていても、軽いインフには罹っていました。毎年です。

これはインフの予防接種が効かなかったからとは言いきれません。インフのウイルスにはコロナ以上に沢山のバリエーションがあり、その年によって流行のタイプが大きく異なります。専門家がこんなタイプが来年は流行るのではないかと予想して、次年度のワクチンを作るのですが、当たる時も当たらない時もあります。占いみたいなものです。平均して、インフのワクチンは小児では60%、高齢者では30-55%に有効との報告あります。あまり有効性は高くはないですね。しかし、接種は高齢者のインフによる死亡率は明らかに下げることが知られています。決して無駄ではないわけです。従って、皆さんは今年もインフのワクチン接種もされたほうが良いと私は思います。毎年、副反応が出ていた人は別ですが。

毎年、インフのワクチン接種をされていて、今まで高熱などの副反応が出たこともなく、コロナワクチン接種後も微熱が出る程度だった方は、是非お勧めです。問題は3回目のコロナワクチンとの兼ね合いです。厚生労働省は二つのワクチン接種は2週間以上は空けてほしいという見解です。私は一緒に打っても大丈夫ではないかとすら思っていますが。

私のいる国家公務員共済組合連合会立川病院では、医師のインフ ワクチン接種が始まっていますが、一般用のインフ ワクチンは今年は品薄の様です。3回目のコロナワクチンはまだ先でしょぅから、インフ ワクチン接種の予約は早めにされていたほうが良いと思います。但しインフ ワクチンの効果はあったとしても、数か月しか続きません。従って、インフ ワクチンの接種は12月ごろ、3回目のコロナワクチンを若し打つようなら来年初めあたりが適当でないでしょうか。

これらの2種のワクチンがお互いに悪さをするかどうかはまだ不明ですし、3回目のコロナワクチン接種にはまだ日本政府は正式には踏み切っていません。毎年、インフ ワクチン接種をされていた方は、今年も早めにかかりつけ医または近所の診療所に今から申し込みをされたほうが良いと思います。

富士山と北杜の秋   (グリンビラ総合開発HPより転載)

現在の外気温3度、今日も快晴です。風が無かったので大霜になり、畑等地面が真っ白でした。夜間はマイナスになる冷え込みなので、凍結防止ヒーターの電源ブレーカーがOFFになっていないか確認しましょう。

さて先週山中湖方面に用事が有り出かけてきました。いつも北杜市から眺めている富士山でしたが、間近に勇壮な大きな!富士山を眺める事ができました!!

八ヶ岳も富士山に負けず劣らず綺麗です!

錦繡あちこち

(船津)土日曜日亀戸天神菊祭り・七五三満開 何となく撮りました。菊の香りをゆく秋と共に感じて戴ければ——

米国は日本の占領政策に「菊と刀」を深読みしすぎ、徹底的な、米国型民主主義を押しつけ、やや不自然な全文の「憲法」が作られた。柔軟性のある日本人魂を知らなかったんですよね。菊の香りを愛で、子供の成長を願い神様にお参りに行くこの「心」
そして日曜日の日比谷公園、平和なバラ園。なんでも受け入れて愛でる日本人。
いいなあ。
(安田)徒然なるままに撮った写真をお送りします。
(小泉)昨久しぶりの月いち高尾お世話様でした。日頃の不摂生がたたり、急登個所では大分パーティに後れを取り、登り終った時はホッとしたものでした。

11月 月いち高尾報告    (39 堀川義夫)

コロナの自粛解除となったとは言え、まだまだ予断を許しませんが、2021年6月23日以来の月いち高尾を開催しました。

参加者は22名で気持ちの良い秋晴れのなか紅葉の最盛期には少し早かったですが、皆さん、久しぶりのトレッキングを各自の体力に合わせて楽しむことが出来ました。水曜日にも係わらず結構な人出で、特に頂上付近は小学生、中学生の遠足でごった返していました。我々は、3コースに分かれて細田小屋に集結、久しぶりに値上げをして400円になったなめこ汁を味わいました。下山は体調に合わせて再編成し、稲荷山コース、ゆうびん道から日影沢林道、ケーブル利用コースに分かれて下山し、参加者の内、15名がてんぐ飯店で打ち上げを楽しみました。

参加者(敬称略)

  • 大垂水峠⇒城山⇒細田小屋コース 岡沢(L) 矢部、多田、西澤昌、武鑓、保屋野、下村、安田、斎藤邦、羽田野   10名
  • 大垂水峠⇒城山⇒細田小屋コース 伊川(L) 小泉、菅谷、蔦谷、相川   5名
  • ケーブル利用⇒細田小屋コース   堀川(L) 吉牟田、高橋良、中司、平松、町井、猪俣恭    7名    合計22名

(51 羽田野) 昨日の「月いち高尾」に初めて参加させていただきました。

好天に恵まれる中、紅葉と素晴らしい富士山を眺め、気持ちのいい風に吹かれ、久しぶりに山行のすばらしさを堪能いたしました。本当にありがとうございました。諸先輩方の健脚に本当に驚きました。皆様、塾生時代、そしてその後も鍛錬してこられたのだな、と思いました。私も皆様を目標に頑張ります。 私は京王線沿線に住んでおりますので、高尾山は地の利もよく、馴染みがあり(ただし麓までですが)、高尾山の素晴らしい会に参加させていただきとても嬉しかったです。今後ともどぞよろしくお願い申し上げます。

(34 小泉) 昨久しぶりの月いち高尾お世話様でした。日頃の不摂生がたたり、急登個所では大分パーティに後れを取り、登り終った時はホッとしたものでした。 帰りのケーブルカーの切符有難うございました。皆リフト(切符はケーブルと共用)に乗ると言うので、景色を眺めながら降りることが出来ました
帰りの一杯楽しかったことでしょう。体調を考え失礼しました。写真添付しておきます。

 

(51 斎藤)今日の「月いち高尾」では大変お世話になりました。私が撮影した写真をお送りします。今後ともよろしくお願いします。

ヨーロッパ圏でのコロナ感染状況   (普通部OB  田村耕一郎)

(友人から届いた欧州での感染状況についての情報です。長文なので概要にとどめます)
欧州で再び  新型コロナウイルスの感染者数が急増している。
世界保健機関(WHO)は、ロシアや中央アジアなど 旧ソ連諸国を含む欧州管内53カ国で10月最終週の新規感染者数、死者数がともに世界の約5割を占め、再び感染の震源地」になったと警戒を強める。 ワクチン接種が進んでも悪化に転じた国もあり、 ドイツは希望者全員に3回目の「ブースター接種」をする方針を決めた。 WHO欧州地域事務局によると、10月最終週は管内の新規感染者数が約180万人、死者数が約2万4千人だった。クルーゲ事務局長は「我々は再び(感染の)震源地にいる」と述べ、来年2月までにさらに50万人が死亡する可能性があると警告した。WHOが懸念するのが接種率の伸び悩み。管内で接種が完了した人は47%で、バルト諸国や中東欧で接種率が低いという。10月に感染が急速に拡大したロシア
も1回でも接種した人は5日現在で人口の39・4%にとどまっている。
100万人あたりの1日の新規感染者数は エストニアやスロベニアでは1千人を上回る。日本の人口に換算すれば12万人を超える事態だ。約700人のオーストリアでは、ウィーン市が来週末から ワクチン未接種の人に飲食店への入店などを禁止すると決めた。
ただ、接種完了が約67%の  ドイツも感染拡大のペースが加速している。5日発表の1日の新規感染者数は3万7120人と2日連続で過去最多となった。首相府のザイベルト報道官は同日の定例会見で、 ワクチン未接種の人のリスクは非常に高く、接種者のリスクも上がっている」と危機感を示した。

寒くなり、換気の悪い室内での時間が増えたことも一因とみられるが、政府は接種率がまだ不十分だとして、未接種者に早急に接種するよう呼びかけている。
2回接種後に「ブレークスルー感染」しても重症化を抑えられる可能性は高い。集中治療の患者は1月のピークの約4割まで増えたが、その90%以上がワクチン未接種だという。3回目の追加接種についても、8月末に始めた60歳以上の高齢者らに加え、2回目から6カ月過ぎれば誰でもできるようにする。

また、WHOは 感染防止策を緩めた国も少なくないとして、マスク着用や屋内空間での換気といった対策の徹底も呼びかけている
感染症対策に詳しい関西福祉大学の勝田吉彰教授(渡航医学)は感染再拡大はいずれ日本にも必ず来る。マスクの着用や手洗い、ソーシャルディスタンスなど地道な 感染防止対策を続けるしかない」と指摘する。 日本でも寒くなれば、欧州と同じ傾向になる可能性があるという。「気温が下がれば湿度も下がり、気管の粘膜が荒れてウイルスなどが入りやすくなる」。勝田さんによると、WHOの発表では、日本を含むアジア東部でも先週から感染が増え始めたという。

エーガ愛好会(97) クリフハンガー  (44 安田耕太郎)

ロッキー山脈に不時着した武装強盗団と山岳救助隊の戦いを描いたアクション・サスペンス映画。撮影はイタリア・ドロミテ山塊で行われ、雄大な山岳景観と演出を凝らしたスリルのオンパレードだった。

ただし、いくら何でもあり得ない設定や話の展開は現実離れしていて、飽くまで娯楽映画だと割り切って観れば山好きには気楽にドロミテ風景を(映画ではロッキー山脈の設定だが)を楽しめる。

ロッキー山脈で救助隊員をしているクライマーのゲイル(シルベスター・スタローン)はある日、険しい高い岩峰で遭難した同僚で親友と彼の恋人の救出に向かうが、彼の目の前で恋人の救出に失敗して滑落させ死なせてしまう。親友は恋人の死はゲイルの責任だと思い込み、彼も自責に駆られ恋人とも別れ、山を下りる。やがて一年が経ち、国際犯罪組織の一味が財務省の航空輸送機を乗っ取り、紙幣の強奪を狙ったが、手違いで紙幣の入ったスーツケースを雪のロッキー山脈に落とす。犯罪組織のボスは悪だくみを案じ、山岳救助隊に救援信号を発信する。財務省の捜査官たちは犯罪組織の犯行だと突き止める。救助に向かったゲイルと恋人を失った同僚の親友は墜落した輸送機を山中で発見するが、犯罪一味は救助隊員を脅し、現金入りスーツケースを探させようとする。一年振りに山に戻ったゲイルは、孤立無援の中で犯人一味と対決し行動を起こす。ここらあたりは、「ロッキー」「ランボー」シリーズで十八番のスターローンの八面六臂の活躍となる。監督は「ダイハード2」などアクション映画を得意とするレニー・ハーリンならではの独壇場の演出。

ただし、スリル満点で盛り上げる場面満載であるが、現実離れした演出がどうしても嘘っぽい。飛行機が不時着して前半分が崖から飛び出しているのに、後のシーンでは飛行機から乗員が平地になっている場所で、前のドアから出てくる。ヘリコプターの燃料が麓に降りれるか少なく心配してるが、主人公を戦うために何度も旋回して燃料を使っていて燃料枯渇など全く眼中にない。頑丈な現金で入りスーツケースが石で叩いて直ぐに壊れるか?雪山でも誰も白い息を吐いてない、寒そうではない。水中から銃を撃って相手を倒す。分かっていながら勧善懲悪のお決まりのエンディングは、めでたし・めでたしで犯人を逮捕、ゲイルは一旦は別れた恋人とよりを戻し、現金も無事回収となる。一度観れば充分である。ただ、4000mの高峰での撮影もあったらしい。スタントマンは一級のクライマーだったに違いない。

ついでに、山岳映画と言えば、邦画では「氷壁」(槍ヶ岳北鎌尾根)、「点の記」(剣岳)、「八甲田山」「黒い画集」(鹿島鑓ヶ岳)、「岳」などがあるが、洋画のドキュメンタリー映画、「メルー/Meru」2015年と「フリー・ソロ/Free Solo」2018年が面白かった。“虚”を描く映画と違い“実”の迫力には参った。共にPrime Videoで見れるはず。「フリー・ソロ」はヨセミテ「エル・キャピタン」と呼ばれる900mの大岩壁をほぼ垂直に素手で登るクライマーを描く実話。

(参考)

(保屋野)NHKBSで毎週日曜日に放映されている「山女日記」(湊かなえ原作、6回シリーズ)を観ていますが、白馬、雨飾、安達太良、八ケ岳と実際登っているので、余計楽しめます。来週は鹿島槍ですか・・・NHKは,グレートトラバースはもちろんですが、先週も、ドロミテ(トレ・チーメ)トレッキングや中国横断山脈(大雪山脈)のミニヤコンカを放映してました。ミニヤコンカは日本人の大量遭難で有名な山ですが、本当に美しい山容です。

さて、「クリフハンガー」は昔、劇場で観ましたが、貴兄と全く同じ感想です。昨年放映された「フリー・ソロ」は見応えありました。山の映画は、やはりドキュメントの方が迫力ありますね。山の歴史や事件を題材とした、小説(氷壁、八甲田山、点の記等)を映画化した作品は、いずれも面白かったですが事前に本を読んでいると、小説の面白さには適わない気もします。

(菅原)何故、こんなにオソロシイ山に登るのか。奇麗よりも何よりも、見ただけでゾットする。小生、近くの御殿山で充分満足してます。

(船津)「同感!!!!」
でもそこに山があるからでしょう。高いところ好きな人—––!(@^▽^@)
でも綺麗ですね!挑戦して登り切ったときの気持ちはやった人以外分からないでしょうね。門外漢の戯言  ではまた。

(編集子)この映画は、はなから “縦になったランボー” だと思っていて、山岳映画、という気持ちはわかなかった。チビ太兄解説の エルカピタン は在米中何度かその下を通って自然の偉大さを感じはしたものの、”山登り”というイメージにつながった記憶はない(あまりにもぶっきらぼーな、ただ、そこにある、というだけの存在だった)。先日本欄で紹介(自然エネルギーについての投稿)した山岳部OBの山川を案内してHP本社に行ったことがあり(当時, 彼のところはわが弱小コンピュータ部門最大の顧客だった)、そのついでにカピタンを眺められる対面のハイキングコースを歩いたくらいが関わり合いである。ついでに白状すると、小生、どういうものか海外まで行って山へ登ったりスキーしたりするということに興味をもったことがない(ただ一度こころみたエベレストトレッキングもその信念?のとおりのぶざまな敗退だったし)。

細かいことだが、チビ太解説で 氷壁(槍ヶ岳北鎌尾根)とあるのは映画の撮影場所か何かを指すのか? 氷壁自体の場は穂高滝谷、なのだが。もっともこの映画にでてきた登山の部分はまことにおそまつで、雪山へはいるというのに主人公がハイキングみたいなザックででてきて幻滅を感じたものだった。保屋野兄が言うとおり、やはり、本は本。この本をきっかけに2年くらいのあいだ井上靖しか読まなかった時期もあったのを懐かしく思い出した。

紅葉の100名山を目指すも???  (39  堀川義夫)

今回は友達とどうでもいいと思っていた100名山の私にとっては、91,92座目である雨飾山と高妻山を紅葉を楽しみながら登ろうと妙高高原駅にやってきました。が、甘かった!!

正午に妙高高原駅に降り立ちレンタカーを借りて出発したが20分と走らない内に雪混じりの霙が激しく降って来てあれよ、あれよと言う間に周辺の木々はどんどん白くなり、道路はシャーベット状態でノーマルタイヤでの走行では怖くて乗っていられない、と言うことで雨飾山登山の為に行こうとした小谷温泉へ行くのは変更せざるを得ないことに・・・今年一番の寒波襲来で大気が不安定。11月下旬の寒さとか・・・

結局、明日宿泊予定の戸隠キャンプ場に向かい、持参の料理で夕食。寒い!ビールも旨くない! 今晩も雪だとか・・・

夕食は煮魚、手羽先の燻製、ホタテの昆布〆、カツオのたたき、わかめの酢の物と豪華です。最近私の定番メニューとなっている昆布〆。日持ちが良い!

10月21日(木)

朝起きると戸隠は雲の合間から真っ白に雪化粧していた。気をとりなおして、飯縄山へ向かう。標高1500mを過ぎる頃から雪景色に変わり、明日登る予定の高妻山は真っ白 今回は秋山装備しか念頭になかったので雨飾山も高妻山も登攀は無理であきらめざるを得ません。しかし、飯縄山や黒姫山は雪も少なく登れそうなので、今日はまず飯縄山に行くことにしました。雲は多いですが、晴れ間もあり新雪を楽しみながら登れそうです。標高1500m付近から雪が現れ、登るにつれ雪も多くなってきました。晴れ間に北アルプスも遠望でき目的の山に行けずモヤモヤしていましたがちょっと慰めになりました。

飯縄山を下山して温泉に浸かり、戸隠そばを食べ、鏡池という戸隠連山の景勝地を見学してキャンプ場に戻り夕食までのんびり過ごしました。夕食はすき焼きだ〜。焼酎が旨い !

 

 

10月22日(金)

今日は、朝食も取らず暗いうちから黒姫山に向かうことにしました。満月が綺麗です。そして、ここも1500m付近から雪化粧となり、早朝の為、カリカリに凍っています。そして1800m付近からの登山道はほぼ全面雪、飯縄山より雪は多かったです。帰路は途中からコースを変えて古池経由で下山。途中の森は紅葉も綺麗なところがあり、それなりに楽しむことが出来ました。

キャンプ場に戻りテントを撤収して妙高高原に戻り車を返して、私のお気に入りの宿、赤倉ユアーズインにチェックインしました。2度目の利用ですが、食事の内容、温泉あり等々考えると9300円でコスパは最高です。ぜひ、この方面へ行かれる際はご利用下さい。おすすめです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10月23日(土)

朝食後、駅に送ってもらい、帰宅の途につきました。2時には自宅に帰着できました。