月いちメンバー 家に籠る (12)   (37 宍倉勝)

ご無沙汰しています。
ワンダー有志で始め秩父三十四ヵ所巡りも終わり、今は家内と坂東三十三ヶ所巡りを始めていますが、道半ばでコロナ騒ぎが起こり中止しています。そんな中で
投稿した一文、小生が生き方の指針の一つとしています。

大阪のおっちゃんの生き方哲学

*ほけたらあかん-達者で長生きしなはれ 

歳をとったら出しゃばらず、憎まれ口に泣きごとに、人のかげ口愚痴いわず、

他人(ひと)の事は褒めなはれ、聞かれりゃ教えてあげてでも、

知ってることでも知らんふり、いつでもアホでいるこっちゃ。 

勝ったらあかん負けなはれ、いずれお世話になる身なら、

若いもんには花持たせ、一歩下がってゆずるのが、円満にいくコツですわ、

いつも感謝を忘れずに、どんな時でもへえおおきに。 

お金の欲を捨てなはれ、なんぼゼニカネあってでも、死んだら持っていけまへん、

あの人はええ人やった、そないに人から言われるよう、

生きてるうちにバラまいて、山ほど徳を積みなはれ。 

というのはそれは表向き、ほんまはゼニを離さずに、死ぬまでしっかり持ってなはれ、人にケチやといわれても、お金があるから大事にし、みんなベンチャラいうてくれる、内緒やけれどほんまだっせ。 

昔のことはみな忘れ、自慢ばなしはしなはんな、わしらの時代はもう過ぎた、

なんぼ頑張り力んでも、体がいうことききまへん、

あんたはえらいわしゃあかん、そんな気持ちでおりなはれ。 

わが子に孫に世間さま、どなたからでも慕われる、ええ年寄りになりなはれ、

ボケたらあかんそのために、頭の洗濯生きがいに、

何か一つの趣味もって、せいぜい長生きしなはれや。

 

第二の故郷、大阪大好きな宍倉より。