今回の小泉リポートに先立って、ウイキペディアから基礎知識を得ておこう。
トゥームストーン(英: Tombstone)は、アメリカ合衆国アリゾナ州南東部に位置するコチセ郡の都市。かつては銀山の町として栄え、その人口はサンフランシスコをしのいだ。しかし銀鉱が掘り尽くされると町は急速に衰え、2006年の推計では人口1,569人にまで減少した。現在では町全体が国の史跡に指定され、西部開拓時代の辺境の町の町並みを残す「生きた博物館」として観光客を集めている。日本では、ツームストーンとも表記される。
ブート・ヒル墓地(Boot Hill Graveyard)は、トゥームストーンが繁栄していた時期に暴力、または病気で亡くなった人たちが眠る墓地である。この墓地はトゥームストーンでリンチにあった、もしくは死刑を受けた者(人違いで死刑になった者もいるとの解説が墓地内にある)の行き先でもあり、死者が履いていたブーツが墓碑(簡素な木製のもの)に掛けられたことから、この名が付いた。
1881年にトゥームストーンで起きた暴力事件の代表とも言え、何度も西部劇映画の舞台になった「OK牧場の決闘」(牧場ではなく「O.K. Corral」といい、牛の囲い)が起きた場所も史跡として残っている。同史跡は見学料を課しているが、市のメインストリートであるフレモント通り(州道80号線)からその大部分を見ることができる。
(小泉)相変わらずNHKBS1では再放映が多い中、3月6日TV東京で
先ず第一は、監督ジョン・フオード、主役のワイアット・アープ(
そ
決闘シーン等西部劇の醍醐味を満喫させて呉れたのは、監督ジョン
「ドク・ホリディ1971」監督フランク・ペリー、W:ハリス・
(編集子)外国観光にはあまり興味がない小生だが、もし健康が許せば訪れてみたい処が2か所ある。一つは第二次大戦の帰趨を決めたノルマンディ上陸作戦の激戦地オマハビーチとこの小泉リポートに触れられているトウムストーンである。フォード映画ででてくるモニュメントヴァレーはコロラドからラスヴェガスまで猛暑の中をドライブしたときにゆっくりと堪能してきたし、アイダホ州ボイジーではオレゴンとレイルに残されたわだちもも眺めてきたのだが、このセーブゲキファンの聖地にはまだ縁がない。
小生のベストフィルムである 荒野の決闘 で最も印象に残っているのは、”映画史上最も美しいラストシーンー左” もそうだが、ヴィクター・マチュアのドク・ホリディだ。そのほかでは大根扱いされているマチュアだがこの映画だけは違う。この作品では銃撃戦のさなか、持病がせき込み、取り出した白いハンカチが標的になって被弾し、柵の間から最後の一発を撃って倒れる(このカットに続いて、その柵に腰掛けたままで、逃走しようとするクラントンを射殺するワード・ボンドのファンニングが見事だった)。OK牧場の決闘ではドクをカーク・ダグラスという全く違ったキャラクタが務めるのだが、史実どおりコロラドの療養所で死ぬ。その直前におとずれるバード・ランカスタとのエンディングになるのだが、僕の好みではやはりフォード流の最期のほうがいい。もうひとつ、トウムストーンではヴァル・キルマーが演じたホリディが、クールで人生を投げてしまった男の印象を深く刻み込んだ。こういう点では 墓石と決闘 は詩情に欠ける気がするし、ワイアット・アープ では英雄視されないアープを演じたケヴィン・コスナーがもひとつさえない印象だったのが残念。ただ、史実には一番近い描写のだそうだが。
主題歌では My darling Clementine (荒野の決闘)もいいが、OK牧場の決闘のテーマ曲 Gunfight at the OK Corral を歌ったのがフランキー・レイン。この歌詞に上記したブーツヒルという地名も出てくるのがうれしい。彼のもう一つのヒットは ローハイド のテーマ。”真昼の決闘” の主題曲 ”ハイ・ヌーン” (歌手はテックス・リッター)と並ぶ名曲だ。
(小泉)「荒野の決闘」が、「国境守備隊」「