エーガ愛好会 (21) ホギー・カーマイケルのこと  (HPOB 金藤泰子)

Giさん

スターダストを作曲したホーギー・カーマイケルは俳優としてピアニスト役、脇役として色々な作品に出演していたのですね。半世紀以上前のTV番組「シャボン玉ホリデー」でザ・ピーナッツが毎週エンディングでスターダストを歌っていたのを思い出しました。 久しぶりでネットを検索しましたら、本当の話かどうかは分かりませんが下記のような文章が出てきました。
“ホーギー” カーマイケルが来日した時 滞在先ホテルの部屋のTVで、ザ・ピーナッツが自分の曲を歌っているのを聴き、嬉しくなって録画スタジオを訪れ、自らピアノ伴奏をした。日本でホーギー・カーマイケルの伴奏でスターダストを歌ったのはシャンソン歌手石井好子とザ・ピーナッツくらい”  だそうです。
また、「ララミー牧場 1959〜」のウイリーおじさんが、ホーギー・カーマイケルだったという記載もありました!
映画「脱出」は観ていませんので、こちらもネット検索しました。
脱出』(だっしゅつ、To Have and Have Not)は、アーネスト・ヘミングウェイの小説『持つと持たぬと』(1937年、原題:To Have and Have Not)を映画化した1944年ハワード・ホークス監督によるアメリカ映画
ヘミングウェイにホークスが、文学に対する映画の優位性を説いていて、「君の作品で最も駄作と思われる小説を原作にしても傑作映画にしてみせる」と挑発した。そうして出来上がったのが本作である、とWikipediaにありました。
Giさんが一番好ましいと仰るハンフリー・ボガートとローレン・バコール出演の「脱出」をYouTubeで見てみました。ローレン・バコールの低い声は、見た目と違い意外でした。以下 ネットからです。
  ”ホーギー・カーマイケルの俳優として(クリケットはスリムに恋をしている)も魅力的だし、作曲家として見たとき、1939年の歌「香港ブルース」はとても30年代のものに聞こえないぐらい、ぶっ飛んで既にロックである。この映画を魅力的なものにしているのは、カーマイケルとバコールの歌声だろう。発声がアルトであるバコールを当時16歳のアンディ・ウィリアムスの吹替と置き換えるか録音を聞いて議論されたが、結局バコールの低い地声を使うことになった。“ ホーギー・カーマイケルの歌とピアノ演奏もYouTubeにありました。

*********************************                                                                                                                                                (中司)

我がボギーの映画はいろいろ見ました。勿論、若き日は何といっても カサブランカ がいいと思い込んでいましたが、多少長じてからは

裸足の伯爵夫人 の控えめの演技がいいと思うようになりました。今では(つまり見る方も変わってくるんですな、人生観とともに)あまり評判にはならなかったようですが 脱出 のボギーとローレン・バコールが一番好もしいと思っています。ヘミングウエイの To Have and Have Not の映画化ですが、わき役としてかの ホギー・カーマイケル が実名で登場、聞かせるのも素敵です。ケイン号の反乱 のクイ―グ艦長もはまり役だったと思います。”脱出” はビデオテープ(!)でよければお貸しできます。
                                

(安田)

脱出を観たくともビデオテープを再生する機器がないのでお借り出来ず、アマゾン・プライムでテレビ画面で観ました。

仰る通り、ボギー+バコールは、僕は「三つ数えろより好ましいと思いました。バコール、とても20歳とは思えません。独特のハスキーな声と妖艶な容姿には驚きました。有名なジャズのスタンダード人気曲「スターダスト」、「我が心のジョージア(Georgia on My Mind)」の作曲家ホギー・カーマイケルが実名で出演していてビックリしました。彼のピアノ演奏も聴けて儲け物の感じでした。バコールも彼のピアノ演奏で歌いますが、実際彼女が歌っていたのでしょうか?歌っていたとすれば彼女の多才振りには魂消てしまいます。
映画制作は第二次世界大戦中の1944年。舞台はドイツの影響下にあったカリブ海のフランス領マルティニク島。親ドイツのフランス・ヴィシー政権下にある島では自由フランスの反政府運動(ドゴール擁立派)が盛ん。第二次世界大戦の影響の影が色濃く見える映画。そういえば、1942年制作の映画「カサブランカ」も舞台は親独のヴィシー政府の管理下にあるフランス領モロッコ・カサブランカ。両映画とも主役のボガートは、反独の立場から自由フランスのレジスタンスを手助けするという役柄。テーマの芯の部分では似通っていると思います。
(保谷野)

「黄金」、ボガードが主演というので観ました。ただ、あの「カサブランカ」や「サブリナ」の(カッコ良い)ボガード期待したのですが・・・もちろん、新境地として悪役も良いと思うけど、ダブスのような「救いようの無いチンピラ悪役」は勘弁してほしい。

せめて、「赤い河」のジョン・ウエイン程度の(魅力ある)悪役に設定してほしかった。ジャイさんが好きだという「裸足の伯爵夫人」を何時か観たい。

(シャボン玉ホリデーのこととは、やっこ、よく思い出してくれました。同じころの番組でラストが夜の公園になって、植木等がギターでエンディングだすの、あったよね? 光子の窓 だっけ? ああ、白黒テレビの,まったりした時間よ、帰れ!)