先日、”月いち高尾” 100回記念パーティに持参するためにワイン通販を利用した。 ついでに今後のこともあろうかと ”会員” になったら、なんと3日にあけず広告メールが来る。世の中に好きな人間はいっぱいいるんだ、と感心する。
それがきっかけでKWVOB会の数多い飲兵衛のうち、特にトリビアに詳しいと定評のある二人とのやりとりー私信だが暑さしのぎの話題として公開させてもらう。両兄、ご容認ありたし。
(中司発)KWVOB会随一の物知りお二人に伺います。
(水町発)毎日暑い日が続きますが,お元気ですか?
お問い合わせのunoskedですがカリフォルニアワインに見られる独特のワインの製造方法で、特にKENDALL JACKSON AVANT UNOAKEDの様に、いろいろな畑のシャルドネをブレンド、熟成する前のブドウ本来の
樽熟成しないのでunoakedと呼ばれています。
大切なのは、小生の発信では何を飲んだか書いてない、それにも関わらずピンスケはボトルまで言い当てているのだ。まいったね。
(佐藤)暑さに負けずしっかりと飲んでますね。昨日遅く旅行から帰り、メールを拝見しました。
ワインは水町さんのジャンルです。私はフルボディなら何でも好き
小生は決して世にいう食道楽や飲兵衛ではない。もともと繊細なつくりではないので、難しい味覚特にアルコールやコーヒーのことなんかはほとんどわからない。ただ、世の中、ベテランというかワインの場合はあらたまってconnoisseur などというらしいが、よくわかる人がいるもんだと感心。そういえば同期の浅海のチョコレート論もすごい。彼に言わせると小生が好きな日本のブランドMなんどはチョコレートじゃねえ、というし、愛用しているコーヒースタンドのDなんかに行く、というとせせら笑うのだ。俺って、だめなんかなあ。
水町解説で十分納得するのだが、図に乗ってもう一つ、教えてもらおう。unoaked という意味だが、辞書をひいてもも oak には動詞形はないので、”樽に詰める“という使い方はないし、その過去分詞ということもあるまい。つまり あくまでoak、オークの樽を使っていない、という含意なのだろう。水町解説にあるようにブドウ本来の味を確かめるためのつくり方、ということなら、オークにこだわらず、樽で熟成しないものならすべて unoak というのか。それともオーク以外の樽、まずないとは思うがたとえばもし松の樽を使っているところなら unpined というのか?
どうも年齢とともに言うことがしつこくなってきてる気はしてるんだが、ご両所(本稿をお読みの方ならもちろん歓迎する)のさらなる蘊蓄を期待する次第。晩飯時に飲んだ アンオーク2杯がほんのり聞いてきた。早寝としようか。