世界の旅 ペルー (2) 「ナスカの地上絵」   (41 斉藤孝)

いつ、誰によって描かれた?

謎である。説明によれば、今から1000年-2000年以上前のナスカ文明の時代に、この地に住む民族によって描かれたと考えられる。
ペルーの海岸近く、アンデス高地でもないのにインカ人が居たとは信じがたい。こんな巨大な落書きはヘリコプターを使わない限り難しい。特に数キロの線を真っすぐ描く。縄張りしたのか?

ナスカには巨石など石造遺跡はまったく見当たらない。砂漠のような広大な平原「パンパ」が続く。「パンパ」に大量の石が転がってくる。そして、散在した石が強い日差しと乾燥した空気に晒されることで酸化し、黒ずんでいく。
地上絵は動植物、図形、線などが描かれている。最大の絵柄は285mの鳥類の絵柄、線は何kmも続く。 巨大で精巧な図を描くためには高度な測量技術と数学的な知識が必要とされる。今も謎に包まれている。
謎のナスカ文明とは何だろう ? 謎は観光資源になる。

久々に小型機(20人乗り)に乗り、童心に帰りパイロットと仲良くなった。