2018春の日帰り (51 斎藤邦彦)

◆雁ヶ腹摺山(1,874m)◆5月19日(土)◆歩行時間2時間25分◆

大月駅9:20⇒(タクシー45分)⇒10:05大峠10:20⇒(40分)⇒11:00中段広場11:15⇒(35分)⇒11:50雁ヶ腹摺山頂上12:30⇒(70分)⇒13:40大峠⇒(タクシー50分)⇒14:30猿橋⇒(15分)⇒14:45BC地

(本稿写真は34矢郷、51斎藤撮影のものより抜粋)

昨年春、秋と2回続けて悪天候のため「日帰りワンデルング」は中止となり、我々は「雨男の51年」と言われてきたが、今回、前回、前々回の未実施の計画をそのまま提案したところ全体で130名、私の担当する2班には24名の方に応募いただいた。とりわけ傘寿越えの大先輩に申し込んでいただき嬉しさ半分、心配が半分といったところだった。今回はジャンボタクシーを含む5台を予約。大月駅にはタクシーが少なくタクシー会社からこの日は大口の予約が早くから入っていて、と断られた班もあったようで、思いもかけない迷惑をかけた。

心配された天候も明け方から快方に向かい清々しい朝を迎える。参加者を待っていると「連絡メールが来なかったよ」と34年の椎名先輩が来られ、事務局の手配ミスのようでドキッとしたがだが伊川さんがさらっと追加手続き、何事もなかった。優しく許して下さる先輩がありがたい。9時15分着の「はまかいじ」で時間通り全員が揃ってタクシー5台に分乗し大月駅を颯爽と出発…..のつもりだったが、なんとリーダーの小生がザックを駅前に置き忘れたことに気づき駅前信号から引き返すという大失態。タクシー同乗の先輩方から「そういうことが増えるのよ」「安心したわ」と慰めていただいた。

大峠でタクシーを下車し、準備体操を終え登山開始。天候は晴れだが富士山はまだ顔を出さない。サブリーダーを先頭に大先輩から順に隊列を組んで歩く。「時間はたっぷりとっているので、ゆっくり!」と声をかけたが、人数が多いため最後尾の私には先頭がどのような状態かは全く分からなくなってしまう。中段広場で一本をとる。先輩お姉さま方がすこぶるお元気で余裕の楽しいおしゃべり、たくさんのおやつを頂く。前回調査行に来たときは「トラロープ」だったところ2か所がちゃんとした鎖に付け替えられていてこの山域でも登山道の整備が進んでいることが伺える。中段あたりからヤシオツツジが鮮やかに満開、西を振り向くと「塩見岳」「荒川岳」「聖岳」などが春霞の先に残雪のピークを見せている。

1750m地点あたりで濃い「ふみあと」の脇道に入ってしまい引き返すのに約10分のロスタイム、登りのしんどいところだったが無事最後の急登を終え、人工の石垣に見える奇岩「神奈備石(かなびいし)」を過ぎでカヤトの草原に出ると雁ヶ腹摺山の頂上、このタイミングを待っていたかのように富士山にかかっていた雲が切れはじめ雪をかぶった山頂が姿を現し始める。

山頂での記念撮影ののち三つ峠の先に見える富士山を眺めながらの昼食、皆思い思いに陽光の下での眺望を楽しんだ。食事休憩が終わるころに富士山に掛かっていた雲が全て取れはじめ名残惜しく、山頂からの下りの出発が多少遅れたがその分富士山をくっきり見た元気でテンポよく下りは歩き、ほぼ予定通りの時間で登山口の大峠に下山する。

大峠から猿橋にタクシーで向かい、猿橋の袂で記念撮影をした後BC地入り。すでに半数の班は到着しており、懇親会が盛り上がっていた。全体打ち上げ会ではリーダーの私から山行報告をさせてもらったが「参加者全員で1,874mの頂上まで到達したこと。」「富士山、南アルプスの眺望とヤシオツツジが鑑賞できたこと。」を報告できたのは非常にうれしく、2回の流会を補って余りある山行であった。参加者、親睦委員会や幹事団の皆様、ご協力ありがとうございました!

(34 小泉)1年越しにやっと登れた雁が摺山はリーダーはじめとする準備万端と楽しいメンバーに恵まれ、ゆっくりとしたペースにも助けられ期待以上のワンデルングを楽しむことが出来ました。

(36 吉牟田)昼食時に下りで足がつるのを予防し ツムラの68番を飲んだので何とか持ちました。帰宅したら 何時も山の帰りは飲んで来るので何もないわよ!だって….貰って帰ったおつまみでみすぼらしい焼酎でした。夜中に急に 左のももが つり あわてて また 68番のお世話になりました。

(39 小祝)今までのうっぷんを晴らすような好天で快適なワンデルングを楽しめました。リーダーを始めとする幹事の皆さんのご努力に感謝申し上げます。
24名という大部隊にもかかわらず、事故もなく皆で楽しめたのもリーダーの
用意周到な準備とメンバーに恵まれた結果と思います。有難うございました。(44 山中)病み上がりで1年ぶりの山行、なんとか歩きとうせました。

(48 佐藤)お疲れ様でした。素晴らしい山行でした。おかげさまで初夏の山を存分に楽しむことができました。今までのご苦労に敬意を表します。

(48 綱島)おかげ様で とても楽しい山行でした。新緑の気持ちの良い山道から 突如 鎖場が現れたり また急に広々とした草原に出たり。
その都度 声を上げて喜んでいました。変化の楽しいコースでしたね。度々の調査行のおかげですね。ありがとうございました。
沢山の先輩方、楽しくお話しをさせていただきました。またいつか ご一緒出来たら嬉しいです。

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今回の日帰りワンデルングは51年卒の担当であったが、参加人数に対応できるスタッフに限りがあったため、48年から50年卒までが支援、参加人数130人、分散11班という大規模プランを成功させた。CLは51年総務水村哲也君が大阪から駆け付けて指揮に当たった。遠地からのことで苦労も多かったのではないかと推察される。ご苦労様でした。

参加者の年代分布は30年代39人、40年代55人、50年代30人、60年および平成卒が6人であった。部員数したがって卒業者数が少ないなか、60年以降の参加が始まったのはうれしいことだし、43年岩田、44年浅野、51年武藤(石田)君らが家族を帯同して集中地での会合を楽しんでおられたのもほほえましい。集中地は大月市内の猿橋公園という素晴らしいサイトで、設営や帰途のバス便増発まで見事な運営であった。夏合宿、秋日帰りと、これからもKWVスピリットにあふれる社中の集まりが楽しみ、また願わくば60年以降の若手の参加が広がってほしいものである。