山荘運営について思うこと (54 石倉周一郎)

私自身は、三田会活動(親睦委員会)に参加した10年くらい前から、山荘で行う行事にはほぼ全部参加しており(但し、「新道隊」とか「冬ごもり」とかには参加しておりません)、一昨年から山荘委員も兼務しております。「なにゆえ山荘に行っているのか」という私の思いの説明になってしまうと思います。

私にとって「山荘」は、極端に言ってしまうと「ワンダーOBとして現役との交流を持てる唯一無二の場」ということです。もちろんそれだけではありませんが、そういうことが好きで、そういう環境の醸成を目指して山荘に通っておりました。「現役~80歳のOBまでが思いを一つにできる場所」として三国山荘ほどふさわしいところはありません。

けれどももし現役がその維持管理の任に耐えられなくなったら「山荘」での交流が保てなくなったら、いよいよ山荘を始末するという選択をせざるを得ないこと、それを先の世代に先送りしないでKWV三田会に力(お金)があるうちに実行すること、ではないかと思っています。浅貝の地に「新たな山荘建設」ということは現実的なことではないと思います。

現在の山荘維持にあたって、例えば「ごみ処理」ひとつとっても結構大変ということをご存知でしょうか。宿泊される方には「自分のゴミは自分で持ち帰ってください」というお願いをしています。

「生ゴミ」、「燃えるゴミ」、「缶・瓶ゴミ」など、きちんと分別してそれぞれ指定日に指定場所(本陣前あたり)に出さねばならないのですが、「平日」の指定日にはだれも浅貝にいないので、山荘祭の時などは、現役が直接(休日も持ち込むことができる)塩沢の処分場まで車で持っていったり、場合によっては都会まで持ち帰ったり、しています。

庭に焚き火場がありますが、ゴミを燃やすことは絶対できません。(下手すると別荘住民から通報されます・・・おそらく、通報されたこともあります。煙の色が違ってきますもんで)。いい加減にやっていた我々現役時代と違って、現在、現役は「湯沢町民」としての義務を生真面目に一生懸命やってくれています。

そんなことも含め、都会にいるOBが、心ない宿泊者への対策なども含め「宿泊施設」として運営するのは無理ではないでしょうか。(管理会社に委託するとか、奇特なボランティア精神にあふれる誰かが小屋番などやってくれるとかすれば別ですけれど、私はまっぴらですが)。

 

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