音楽がヴィクター・ヤングだけに、優雅な旋律に纏われ、情緒豊かに描かれながら、騎兵隊専属のサンズ・オブ・パイオニアーズが歌いまくる。挿入曲は9曲とのこと。I’ll Take You Home Again, Kathleen 等を聴くと傾聴してしまい、ミュージカル映画かと見間違う場面も。このシーンを聴くウエインが「私の選んだのではない」オハラが「そうだったら嬉しかったのに」と答える。何とも言えないシーンとなった。その後二人は夫婦役で多くの名作「静かなる男1962」「マクリントック1963」「100万ドルの決斗1971」を残すことになった。
各国・地域にはそれぞれ固有の歴史があり、それは様々な形でその民族に受け継がれ、繰り返しすり込まれています。英国(特にイングランド)は大英帝国の栄光が忘れられない、例えば、彼らにとって the Great war というのは米国が勝った第2次世界大戦のことではなくて、自分たちが主導した第1次世界大戦のことです。
「スーパーマン」は兎も角、「ザ・ローリング・ストーンズ~Lets Spent the Night together~」(1982年制作)は深夜放送で数日前に放映されていましたが、こんな映画があったのも知らずに観ましたが、ちょっとがっかりしました。私はエルヴィスとビートルズで精いっぱいの青春時代で、ローリング・ストーンズがビートルズの人気の脇の方で人気が上がってきたのはチラ見程度で知ってましたが、1枚LPを買って聞いたらやはりビートルズとは比べ物にならないと思ってその後も略聞いてませんが、その後も延々と人気グループであるので気にはなっていてミック・ジャガーなるボーカルが何故人気なのかも含めて、この映画(ニュージャジー州のスポーツ・アリーナでの2時間公演のLIVE)を観ました。一番に思ったのはどの曲も似たような歌詞が着いていて、それが通俗的(というより低俗的)な物で、エルヴィスやビートルズ益してや当時ヒットしたジョーン・バエズやジョルジュ・ムスタキのような何かを訴えたり、人生を讃えたりする内容が感じられない点でした。エルヴィスやビートルズのファンで良かった!!このローリング・ストーンズの映画の制作された1982年当時、私はニューヨークに4年間駐在していてこの間は映画は2~3本しか観ていません。スポーツ観戦とブロードウエイ・ミュージカルとリンカーン・センターでのメトロポリタン歌劇場やエイヴリー・フィッシャー・ホール(現在は改称してデイヴィット・ゲフィン・ホール)での演奏会やバレエ公演に現を抜かしていました。