外国語を学ぶということ (6)  (36 大塚文雄)

日本語に限らず、寸分たがわず外国語に訳せない言語は世界中にも結構ある。 欧米は多民族・多言語国家だから、 わざわざ5W2Hで話さない 日常茶飯事 では適訳がないのは普通。補足として最後に”OK?”か”Please”をつける。 仲間内であれば「そこをなんとか。ネ、いいでしょう」、目上であれば 「そこをなんとか。お願いします。」 になる。

ネット検索をすると、 「そこをなんとか」 は ”Somehow there” とあります。 thereが「そこ」で、 Somehow が「なんとか」だから 「そこをなんとか」と思います。Thinkを頭につけて、”Think somehow there”なら 「そこをなんとか考えて」 で  「そこをなんとか」にピッタリ合う。  ”Think someidea there” となると具体性がでるけれど、「そこをなんとか」自体は変わらない。
私の経験では、アイルランドの陶器屋さんの経営会議でテーマは決まったけれど、実行する方法を描き出せないで困っていると、社長がにやりとしながら、”Think somehow there, Fumio”と言って担当が決まったことを思い出します。「なあフミオ。なんとかしてよ」ということです。
Fumioにpleaseをつければ、「そこをなんとかしていただけますか、フミオさん」になる。
  “Think somehow there”は「そこをなんとか」の90%適訳とおもうけれど、いかがでしょう。ただし、忖度ではなく、「明案とか法の抜け道をみつける」 ニュアンスと理解しています。