百名山全踏破を目指しています!   (51 斎藤邦彦)

昨年の定年退職で始まった「黄金の10年」も2年目に入り今年は(今後の予定を含め)17の山に登りました。KWVの日帰りワンデルング関連が6回、私のバケットリストの一つである日本百名山登頂は10座を踏破し累計91座まで進捗しました。

(1)2/24景信山:春ワン調査行 (2)3/10石老山:春ワン調査行 (3)3/23三毳山:カタクリ見物 (4)4/7シダンゴ山:秋ワン調査行 (5)5/13皇海山 (6)5/24石老山:春ワン本番 (7)6/2空木岳 (8)6/4恵那山 (9)6/25頭高山:秋ワン調査行 (10)7/20幌尻岳 (11)7/22後方羊蹄山 (12)8/9赤石岳 (13)8/20常念岳 (14)9/2羅臼岳 (15)9/4斜里岳 (16)9/5雌阿寒岳 (17)10/26シダンゴ山:秋ワン本番(予定)

特に今年は北海道を中心に日本百名山の登山を進め2回の遠征で5座に登りました。昨年も同様に計画していたのですが、大地震と大停電で延期を余儀なくされたものです。

<7月は幌尻岳と後方羊蹄山>

私にとっては百名山登山の最も難関であると覚悟していたのは幌尻岳です。今回は新冠林道が土砂崩れのため通行できず新冠の小屋が使えないため、とよぬか山荘からのルートを取りました。登山客が集中する中腹の幌尻山荘の予約が取りにくい上に事故が多発している額平川の遡行が難所です。昨年は8月の一か月間に沢を登れたのはわずか10日間だけだったそうです。今年は幸運にも例年に比べて水量が少なく沢靴を履いて15回ほどの渡渉を繰り返して幌尻山荘に到着することが出来、ここから翌日は頂上まで往復することが出来ました。小雨で幌尻岳からの眺望を楽しむことはできませんでしたが、北海道特有の花が咲くお花畑の美しさを堪能することができました。写真は同行してくれた同期の五十嵐隆君です。

後方羊蹄山は真狩登山口から登りました。頂上の御鉢巡りの岩場が想像以上に厳しく時間を要しました。羊蹄山の周辺の地域は以前から別荘分譲地として人気がありますが、最近は中国人が数10㎞四方にわたって土地を買い占めているという噂もあり

ます。今後、国際化がどのように進んでいくのかが心配です。

 

<9月は道東の三座:羅臼岳、斜里岳、雌阿寒岳>

一週間の旅行の前半は家族で網走と知床を観光、LS北見の本拠地で生まれて初めてカーリングに挑戦してみました。後半は一人だけ残って快晴の天候のもと山を歩きました。羅臼岳から見る北方四島の一つである国後島は約20kmの距離で間近に見え、どう見ても日本固有の島にしか思えません。早い問題解決が望まれます。

羅臼平からの羅臼岳

斜里岳へは水量豊富な美しい7つの滝が連続する一の沢を遡行し、旧道を下山しました。雌阿寒岳には雌阿寒温泉から噴煙の上がる豪快な火口の縁を経て登り、頂上から阿寒湖やオンネトー湖を見下ろし遠くの大雪山系の山々の展望を楽しみました。

北海道の山歩きはLCC(バニラエア)の飛行機とユースホステルを活用して安い費用で旅行ができるので助かります。中部山岳に行くより交通費、宿泊費とも割安で、私のような年金生活者の大いなる味方です。特にユースホステルは若者や外国人との交流もあり楽しい時間を過ごせます。これらの格安な手段を活用して来年は北海道の屋根と言われる大雪山系に挑みたいと考えています。