京都トレイル詳報  (39 堀川義夫)

西芳寺の庭

前回のメールで京都トレイルの紹介をしましたが、今回は実施編です。

2020年11月25日(水)

阪急嵐山に近い上桂駅で後輩の奥本耕三君と待ち合わせて、昨年中途半端に残した嵐山から松尾山〜西芳寺(苔寺)〜上桂までを逆に上桂から嵐山に行きました。と言うのは苔寺で写経と庭の見学で3000円もする拝観料を取ります。しかも、事前に往復ハガキで申し込むと言う面倒な手続きをして拝観できるのです。そして、入場できるのは1:45から2:15の間に入場して閉門は15:30です。でも、意地でも行ってやろうと思って行ったわけです。写経は初めての経験でした。本当に庭は素晴らしい苔寺を後に1時間半ほどで松尾山経由で嵐山到着。嵐山周辺は連休明とは思えない凄い人出で、コロナは大丈夫なのかと複雑な気持ちになりました。宿泊は昨年同様、宇多野のユースホステルです。

2020年11月26日(木)

今日から東山トレイルを歩きます。実は、今回の京都トレイル行はもちろん3,4年で完全に踏破するための2回目ですが、今回は縁があって取材協力を依頼されました。右の男性はDeanNewcombe さんと言って数年前に私が奥駆(大峰山脈縦走)の際に、途中で会い私にインタビューをした人です。この内容は既にYoutube で紹介されていて多くの方々に見て頂いています。彼はイギリス人で在日10年近くになり、奥さんは日本人で2児の父親です。今回、長男(7歳)のKenji君も同行しました。彼は主にNHK WORLD等で日本を紹介するビデオ制作の会社を運営しています。と言う訳で今回は私と奥村君はモデルになって京都トレイルの案内ビデオを制作するわけです。プロのカメラマンが同行し、途中、ドローンなども飛ばしながらの撮影ワンデリングとなりました。

 

伏見稲荷から京都トレイルの東山トレイルを歩き始めたましたがこれが大変で時間通りに進むことが出来ません。でも、何と頑張って途中、後輩の奥本君の野点

奥本君は知る人ぞ知る茶道の達人など楽しみながら大文字山に到達。京都の市街地の全景を見ることができました。大文字山から下り哲学の道に入り銀閣寺入口まで行き今日のファイナルとしました。 約7時間かかりました。疲れたよ〜。

 

 

2020年11月27日(金)

今日は銀閣寺を出発して比叡山のケーブカーの駅まで(京都トレイルの東山コースの最終地点)まで行きます。昨日とは違って時間に余裕があり、楽しいワンデリングができました。

詳しくは勉強もしていないのでわかりませんが、比叡山に関連して山城が幾つかあったそうで、石垣の跡や石造り鳥居などが点在しています。歩き易いのどかな京都を楽しむことが出来ます。概ね4時間程度で銀閣寺から到着できました。

子供の力は本当に素晴らしい!Keiji君はバイリンガルで我々の通訳をしてくれながら3日間大人同様に歩き通しました。

 

2020年11月28日(土)

今日は京都の最終日。朝早くに伏見桃山に行き京都トレイルの伏見-深草ルートを桃山から歩き始め明治天皇陵に参拝し、桃山城を横目に伏見稲荷まで約4時間歩き通して東山トレイルのスタート地点の伏見稲荷に繋げることができました。天候にも恵まれ4日間の総歩数は10万歩、距離は約60kmとなりました。良くやった!!

途中の見晴らし台より大阪方面遠望。左端の高いビルは阿倍野ハルカス